芽吹く

一昨日、年末に竣工した「イタウバハウス」に行っていました。

生れて1週間の赤ちゃんって、こんなに小さかったのだと驚きます。

街中でも芽吹きの季節です。

ほのかな香りをたどれば、庭先にジャスミン。

松田聖子と杏里を思いだすのは70年代生まれの人でしょうか。

ガーデニングと言う言葉が市民権をえ、庭木の選択肢が増えました。

庭木が好きな人が増えれば、街には緑が増えます。

「イタウバハウス」のジューンベリーも、一昔前なら購入は簡単ではなかったかもしれません。

傾向として、樹形が美しいだけでなく、何がプラスアルファがあるものが人気です。

実がなる、香りが良い等。ベリー類、レモン、ハーブ系がその代表格でしょうか。

人は人であり
草は草であり
松は松であり
椎は椎であり
各々の栄えある姿を見せる
進歩というような言葉にだまされない
懸命に
無意識になるほど懸命に
各々自ら生きている
木と草と人と栄えを異にする
木と草は動かぬ
人は動く
しかし
動かぬところへ行くために動くのだ
木と草には天国のおもかげがある
もう動かなくてもいいという
その事だけでも
天国のおもかげを
あらわしているといえる

- 八木重吉- 「万象」より

適当にハイハイをする赤ん坊はいません。今日は調子が悪いから、花を咲かすのはここまでにしよう、という木はありません。全力が当たり前なのです。

人はいつから、全力を恥ずかしいと思ったり、手を抜くことを模索するようになるのか。

自分に、若者に問う毎日です。