相談員

 先週の木曜日、ハービスPLAZA(大阪)で相談員をしていました。

 毎月1日から7日まで、大阪府建築士会「住宅を設計する仲間達」の「設計相談会」が催されているのです。

 結構あちらこちらで告知してきました。

 そして迎えた当日。

 私の担当時間は3:00pmから6:00pmの3時間です。

 意気揚々とハービスのエントランスをくぐります。

 見学者こそちらほらありますが、結局相談はゼロ。

 良く考えてみれば、平日の昼間に動ける人は限られています。

 少なくて当たり前なのかもしれません。

 帰りはすっかり日が暮れ、ライトアップも若干むなしく……

 少ないとは聞いていたのですが、やってみないと分からないだろうと思っていました。

 しかし、結果は従来通り。ただ収穫が2つありました。

 1つは私の前の時間を担当していた建築家と話しを出来たこと。

 同業は大学時代の友人しか知らないので、色々と情報交換をでき、楽しかったのです。もう1つは、模型の前に置いてある事務所紹介のリーフレットを、かなりの人が持って帰ってくれたこと。

 これは、昨年の11月に『建築ジャーナル』に掲載されたものを、再度刷りなおしたものです。2005年から2009年までの作品を8ページのカラーでまとめてあります。

 生き物にとって一番辛いのは無視される事だそうです。何であれ関わってくれることが一番幸せなのです。

 気が付けば立春も過ぎ、庭先では梅が咲き始めました。

 人が寒い寒いと言っている間も、花は当たり前に準備を進めていました。

 毎年、咲き始めの、梅と桜を見るたびにそんなことを思うのです。

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