近現代建築

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 ある住宅雑誌に、近現代建築を紹介するコーナーがあります。

 各号ごとに、地元建築家が紹介するものですが、そのオファーを貰いました。「地元」ということなので、勿論大阪です。

 第一段階として、まずは5作品程ピックアップしなければなりません。「有名建築はもちろん、知られざる名建築、個人的に好きな建築、影響を受けた建築などが入っていると」と聞いているのです。

 今日は雨でしたが、現場帰りに梅田を歩いてきました。

 JR大阪駅の改修工事も随分進みました。

 駅全体に屋根が掛けられます。

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 歩道橋に上がって南を見ると、右からヒルトン大阪、大阪マルビルがあり、一番前が阪神百貨店。

 後方左に見えるのが、大阪駅前第4ビル、一番高いのが梅田DTタワーです。

 西を見れば、村野藤吾の梅田換気塔。

 梅田は中学、高校、予備校と7年間通ったので、やはり思い入れがあります。

 市内を中心にしたとしても、中之島、難波、天王寺、新世界等など、思いつく建築はかなりあります。

 折角の機会なので、自分は何が好きなのか、興味を持っているのかを、整理してみたいと思っています。

 問題なく進めば、1月下旬の発売。経過はまた追々。

高槻

 昨日は、妻の祖母の一回忌。

 生前暮らした家で、法事がとり行われました。

 読経が小一時間続きましたが、乾いた空気に響く住職の声は、耳に心地よいものです。

 長男も半分くらい、一緒に読んでいました。

 高槻の小高い丘の上にある家は、特に西側への眺望が素晴らしいのです。

 私は高槻中学、高校へ6年間通っていました。

 高槻市は、大阪と京都の中央あたりに位置する、北摂のベッドタウンです。

 古くから西国街道と淀川が通る交通の要所で、戦国時代には度々戦場になりました。その後、芥川城に三好長慶が入り、畿内の政治的中心になったこともあるのです。

 西国街道の中でも、山崎宿(大山崎町・島本町)、芥川宿(高槻市)、郡山宿(茨木市)、瀬川宿(箕面市)、昆陽宿(伊丹市)、西宮宿(西宮市)の6宿がある区間を、山崎通(やまさきみち)と呼んだそうです。

 大坂を経由せずに西国へ抜ける脇街道として大名の参勤交代に利用され繁栄した、とありました。現在の171号線を思い浮かべると、その価値が良く分かります。

 不思議な事ですが、私の祖父母も多くはこの季節に亡くなっています。

 特に高齢者にとって疲れの出る季節と言います。見方を変えれば、残されたものに苦労をかけまいと、暑い夏を超え、生を全とうしたのかもしれません。

 そう思えるほど、故人を思うには良い季節です。 

海へ来なさい

 今日は朝から雷雨。

 強い雨音と、稲光で目が覚めました。

 ラジオから、明日は気温が26度まで下がり秋らしくなる、と聴こえてきました。

 先月中頃だったか、シンガーソングライターの久保田利伸の番組を見ました。

 自らのヒット曲を歌う中、一曲だけ井上陽水の曲を唄ったのですが、故郷、静岡の海岸で唄う姿がとても美しかったのです。

 彼は「この曲がこの世の中にあることは、素晴らしいことだと思う」と言いました。

『海へ来なさい』

作詞 井上陽水
作曲 星勝
唄 井上陽水

太陽に敗けない肌を持ちなさい
潮風にとけあう髪を持ちなさい
どこまでも 泳げる力と
いつまでも 唄える心と
魚に触れるような
しなやかな指を持ちなさい
海へ来なさい 海へ来なさい
そして心から 幸福になりなさい
風上へ向える足を持ちなさい
貝がらと話せる耳を持ちなさい
暗闇をさえぎるまぶたと
星屑を数える瞳と
涙をぬぐえる様な
しなやかな指を持ちなさい
海へ来なさい 海へ来なさい
そして心から 幸福になりなさい

 ミュージシャン、芸人、俳優。どんな職業に係わらず、他者をリスペクトする姿は清々さを感じます。素直な心は進歩の親、という言葉が浮かべるのです。

 秋分の日を迎えれば、長かった夏ともようやくお別れ。

 今日は雨を眺めながら、行く夏を想うのです。

秋白浜

 敬老の日は白浜に来ています。

 子供の年格好が似ている友人家族と来ているのですが、5、6歳になると、子供どうしが、一番楽しいようです。

 目一杯遊んで、別れた後「また会える?」と泣いていました。

 かわいそうなだなと思ったり、子供って純粋だなと思ったり。

 大人になり手にいれたものと、失ったものって何なんだろうと考えるのです。

おもしろく

 今週の初め、LECの人から連絡があり、昨日訪問がありました。

 東京リーガルマインド。資格取得の為の総合学校です。

 京都市立芸大を中心とする、芸術系6大学の週就職支援をしているそうで、用件としては、就職案内をして良いかと、オープンデスク(インターンシップ)を受け入れてくれるか、というものでした。
京都からは少し遠いですが、共に問題なしと答えました。

 事務所には現在も、鳥取から大学院生がやってきて、オープンデスク研修中です。大阪に就職した、同級生に下宿させて貰いながらの参加。

 それだけあって、やる気は溢れる程あって……であれば良いのですが、なかなかそうはいきません。

 迷い、彷徨いが人生ですから、仕方ありません。それでも少しずつ自分の居場所をみつけ、現在は期間をまっとうしようと頑張っています。

 LECの担当者が言うには、1989年当時の18歳人口は186万人。うち4年制大学に進んだのが24.7%。現在は121万人で、49.1%が大学へ。短大を含めると50%を超えているそうです。

 女子大が共学に変わったり、定員も増加傾向で、全入時代に入っていくそうです。大学の意味合いがどんどん変化していくのです。

 明石家さんまは、内弟子時代に師の笑福亭松之助から「どや、さんま。掃除はオモロイか」と問われ「面白くないです」と答えました。

 すると「そやろ。それをどうやったらオモロク出来るか、考えるのがお前の仕事や」と言われたそうです。

 明石家さんまはこのことを、18歳の時に教えて貰えて良かったと言っていました。

 下は高杉晋作の辞世の句、と言われるもの。

おもしろき こともなき世を おもしろく
いきなすものは 心なりけり

 心、考え方なのです。

イカは炙って、魚は揚げて

 日曜日は日本海へ。

 天気予報はずっと雨でしたが、良いほうに外れました。

 数年前まで、9月中旬になるとほぼ貸切でした。

 今年はポツポツと人出が。これも気温のせいかもしれません。

 7時半頃に着き、一通りの準備を終えました。

 友人家族がまだだったので、子供を連れて一旦沖へ。

 と思ったのですが、やはり娘は揺れが怖いようで、船はまた次回へ持ち越しです。

 結局、長男と父の3人で出港しました。

 この日はうねりが高く、長男には厳しかったかもしれません。

 ちょっと酔っていました。

 そうこうしているうちに、友人家族も到着。

 皆で釣りをして、豆アジ、木っ端グレ、キス等など、そこそこの釣果に。

 一回り大きいのがアコウ。とても美味しい魚です。

 釣りあげたのは友人の子供さん。お父さんは満面の笑顔でした。

 前回会えなかった、半分この地に住む、父の友人からは、イカの干物の差し入れ。

 採れたての自家製です。

 イカはちょっと炙って。

 魚は全て揚げました。

 外で食べる時は、一番受けがいいのです。

 アコウは流石に別格の味でした。

 夕方まで、食べて、話して、昼寝して。

 また、泳いで、釣りして。

 父達は昔話に花をさかせていました。

 今年はもう最後でしょうか。

 晴れた秋の夕方。

 ちょっと涼しい風が吹き始める頃、やっぱり海っていいよな、と思うのです。

グリーン

 火曜、水曜と神奈川へ出張でした。

 先月上旬に完成した、「Epic Games Japan New Office」の残工事があったので、立ち会ってきたのです。

 こちらはまた現場日記で。

 その後は、桜木町からみなとみらいへ移動して、予定の会合に出席。横浜ベイブリッジも鮮やかです。

 この辺りは何回か訪れたので土地勘が出来てきました。

 翌日の水曜日は打って変わって雨。

 諸々の調査の為、初めて川崎市を訪れました。 
 
 桜木町から地下鉄、東急の田園都市線と乗り継ぎ1時間ほど。

 田園都市はエベネザー・ハワードの提唱した言葉ですが、その響きに相応しい景色が続きます。

 神奈川県の内陸部は、本当に起伏が多い。キャスターを引くのも大変。

 しかし、知らない街を訪れるのは、最もワクワク出来ることです。

 

 所用を済ませ、新横浜駅に着いたのが、夜の7時。

 さあ大阪へ帰ろうかと、改札を抜けると、何故か人、人、人。

 辺りを見ると「台風の影響で新横浜-熱海が、一時不通」とありました。

 ホテル泊だったので、大雨の事を全く分かっていなかったのです。

 すでにチケットは携帯から買っていたのですが、はるか前の便が出発しておらず、これは帰れるのかと……

 駅員に相談すると、一旦取り消すので「みどりの窓口」に並んで相談して下さいと。

 こういうケースは、EX-ICという人の介在しないサービスは難しいものがあります。

 ダイヤが乱れている為、席も一杯。

 自由席で立って帰ろうかと思っていると、グリーンなら空いていますと。

 EX-ICには、ポイントを貯めるとグリーンに乗れる特典があります。その告知が先日来ていたことを思い出しました。

 それで、生まれて初めてのグリーン車へ。 

 まさか初めて乗ったと悟られてはいけないので、何食わぬ顔で自分の席へ。

 席も広いは広いけど、びっくりする程ではないな、とか。
 
 フットレスト、コンセントは有り難いなとか。

 エアコンの効きすぎで、毛布を借りられるのは助かりました。

 チケット変更の上、出発まであと3分だったので、急いで買ったのが崎陽軒のシュウマイ弁当、750円。

 シュウマイもですが、ご飯が美味しいのです。

 ようやく大阪に向かう安堵感の中、夕食をとりました。もちろんお茶で。新幹線でビールは飲みません。

 テレビのニュースで、係員に詰め寄る映像を良く見ますが、あくまで人事と思っていました。

 詰め寄った訳ではありませんが、今日中に帰れるんだろうかという不安を感じた時、その心境は十分理解できました。

 何と言うか、修行が足りないなと思ったのです。

役員

 と言っても会社役員ではありません。妻が保育園の役員をしているのです。

 後援会の役員は、運動会、お遊戯会などのイベントで、先生の手伝いをするものです。妻が引き受けたと聞いた時「そんな余裕あるのか」と思わず聞き返してしまいました。

 長男は年長組。長女は年少組であと3年保育園に通います。ともに1歳から通っているので、都合9年お世話になります。

 頼まれたのが、2回目ということもあり、引き受けることになったようです。日曜日はその初仕事。私が子供を連れて保育園へ。

 今回は、お楽しみ会というイベントで、お祭りの出店の手伝い。

 狭い保育園の園庭はごった返し、汗が噴きだします。

 全て先生と役員の手作りで、商品などは年長組の役員が買いに行くのです。

 保育園にはノウハウがあるのでしょうが、買出しに行く人は、責任重大です。

 園児全員が500円で一通りのチケットを買います。何百人もの来場があると考えると、結構なイベントです。本来なら的屋が仕切る類のものですから。

 スーパーボールすくい。

 これは松屋町に行けば、かなりの数を安く買えます。

 金魚なんかは、どうするのか。

 見る角度で、興味も変わります。

 商品は、やむ得ず、安く、かさばるものになります。

 言ってしまえば子供だまし。それでも喜んでいるのですから、結果オーライ。

 妻に灼熱の1日を終えた役員の感想を聞くと……ぐったりしていました。
 
 究極の幸せとは「愛されること」「褒められること」「人の役にたつこと」「人の必要とされること」。

 これは日本理化学工業の大山社長の言葉。チョークを作る会社で、知的障者と仕事の関係を考え続ける経営者です。

 普段の暮らしの中では「人の役にたつこと」が一番大切でしょうか。役に立てば、必要とされ、褒められ、感謝されます。

 どの役員もぐったりはしているでしょうが、いい気分で日曜の夕食を迎えたのでは。全て損得勘定だけではないはずですから。

調子

 先月の中ごろ、ジョギングコースに貼り紙を見ました。

 ある店舗のお盆休みについてです。

 休まないのが良いかは別にして、何か意気込みと歯切れの良さを感じました。

 何故か、20年前の冬の日を思い出しました。

 大学時代は、競技スキーに没頭していました。その時は、本気で、関西一、西日本一を、チームの皆で目指していたのです。

 ミーティングの時、弱音を吐く後輩に対してチームメイトが言いました。

 「俺たちのレベルで調子が良いも、悪いもない。単純に実力が足りないだけ。調子が左右するようなレベルにはない」

 こんな季節に聞くと、汗が出てきそうな話しですが、全くその通りだと思います。

 残念ながら、今も全く同じです。調子が左右すること等ありません。