サーカス

 今日も夏空が広がりますが、セミの鳴き声も随分衰えてきました。

 気温に変わりはありませんが、季節は確実に秋へ向かっています。

 日曜日は、朝から難波に行っていました。

 なんばパークスの緑が目に入るだけで、気持ちが全く違うものです。

 木々も随分成長し、完全に街の景色となっていました。

 目的は、ボリショイサーカス

 「ボリショイ」は日本語で「大きな」や「偉大な」を指します。本国での名称は、ロシア連邦サーカス公団。

 日本用の名前だそうですが、確かに「ボリショイサーカス」のほうが見に行きたくなります。

 前にサーカスを見に行ったのは、小学校6年生だったか、おなじボリショイサーカスでした。30年振りのサーカス。この非日常感はなかなか良いものです。

 熊、馬、犬から、空中ブランコ、シーソーアクロバット、ピエロまで。十分に堪能させて貰いましたが、そこまでしなくても!とヒヤヒヤしてしまうのが、時間の流れでしょうか。

 2歳の娘は、暗くなったり、熊が出てきたりで怖がりましたが、いつの間にか手拍子を始め、自然に拍手もするようになりました。

 鍛錬を重ねた芸が凄いのですが、生身の人間の迫力と、ライブの一体感というものは、子供にも伝わるのだなと感じたのです。

 昼過ぎに終わったので、その後は長男が見たいという「劇場版メタルファイトベイブレード」を観に、TOHOシネマズなんばへ。

 子供用アニメですが、ベイブレードというのは昔のベーゴマを、回し易くしたいおもちゃです。

 ベーゴマは回し難いことに意味があるのですが、それでも体を使って遊ぶ点で、救われる気がします。

 ベーゴマで地球を救うという感動ストーリーは、大人が入り込むのには……あくまで子供用です。

 1日に2つはちょっと贅沢でしたが、サーカスにしろ、映画にしろ、その場所へ、決まった時間に出向く事に意味があります。

 そうすることによって、心地よく身を委ねることが出来るのです。