生涯の友

 週末は蓼科へ行っていました。

 ピラタス蓼科スノーリゾートまで大阪から5時間ほど。

 ロープウェイで標高2200mまで登ります。あいにく土曜日は雨が降ったり止んだり。

 それでも長男はやるき満々でした。

 今回は妻の友人家族と、現地で待ち合わせ。中学からの同級生なのです。

 ご主人は、スキーの為に新潟の関温泉に住み込んでいました。

 奥さんと妻もずっとそこでスキーをしていたので、3人は旧知の仲なのです。

 7歳のお姉ちゃんはかなり上手で、長男もついてまわっていました。皆夕方まで頑張ったのです。

 宿はキッチン付を取っていたので、部屋で夕食に。

 子供達のテンションは上がる一方。恥ずかしながら、近隣の部屋からクレームが来て気付きました。

 父は孫と一緒に滑ると、ショートスキーを新調しました。

 ある友人が「お婆ちゃんになってもスキーをしたい」と言っていました。そのときはピンと来ませんでしたが、今は分かります。

 学生の頃、なんとしても欲しい賞状がありました。結局、そのスキーの試合で入賞出来ませんでしたが、こう書いてあったのです。

 「希望と力に満ちた青春の日に、君が情熱を燃やし、創意をこらした結果をここに讃える。
 願わくは、スキーを生涯の友とされん事を」