今年も12月に入りました。
毎年当たり前のようにやってきますが、無事11ヶ月を過ごせてた結果でもあります。
火曜日は、京都の宝ヶ池にあるグランドプリンスホテルへ行っていました。
会合に出席する為ですが、京都もこのあたりまで来れば、ちょっとした旅行。
東に望む比叡山は紅、黄、黄緑に色付き、旅情を盛り上げてくれました。
このホテルは1986年、日本を代表する建築家・村野藤吾によって設計されました。
新高輪プリンスホテル、取り壊しが話題になっているミナミの新歌舞伎座なども彼の作品で、有機的なデザインを得意としました。
ドーナツ型のプランをもつこのホテルは、村野の特性が良く出た、後期の代表作と言えます。
ロビーからカフェ越しには、見事な紅葉が見えました。
夕暮れの寒さが迫るなか、テラス席に座る男性が3人。
窓が切り取る景色が、彼らをテラス席に向かわせたのか。自分がコーヒーを飲むなら、あの席に座っただろうか、などと考えました。
そう考えると、とても風情を理解した大人に見えてきました。さすがは京都です。
何かと気ぜわしい季節ですが、総仕上げの1ヵ月になるよう、腕まくりしてラストスパートです。