髪の毛に

 髪の毛に……と書き出せば「白いものが」が常套句でしょうか。これは、少なからず気にしている人だけかもしれません。

 髭には7年程前から白いものが混じっていまし。しかし、ついに側頭部に一本、白髪を発見してしまいました。ショックということはありませんが、全くショックが無いと言うと嘘になります。

 男も意外と髪の毛は気になるものです。私はいわゆるネコ毛で、細く柔らかいタイプ。整髪料を付けると、地肌が透け気味になります。はっきり言うと、学生時代から友人には「絶対はげる!」と言われていたのです。

 父方の祖父、父とも、50歳中盤から徐々にキテいました。なので、一応覚悟はしていますが、今のところその兆しはありません。

 ノルウェイの画家ムンクは、女性の髪の毛を欲望の象徴として描いています。「マドンナ」と「吸血鬼」が最も好きなのですが、非常に艶かしく、髪の毛の美しい絵です。

 タレントの松本人志は髪型を丸坊主にした理由を「邪魔やからいらんでしょ」と言っていまいた。

 私も昔に比べると随分短くしました。一度してしまうと、以外に要らないかもと思ったりします。

 ただ、もしキテしまったら。スパッと丸坊主にするつもりです。ブルース・ウィリスのように。その時「触れない」だけは避けて欲しいのです。