大概はそうなのですが、本当に他愛もない話ですいません。旅行の際、ホテルのロビーで長男にオモチャを買いました。
旅行のあいだ、親は何とか時間を作って来ているんだから「賢く言うことを聞きなさい!」と思っています。ところが現実は逆です。
見るものが新鮮で、刺激的だったりすると、子供のテンションは上がる一方。普段より聞き分けは悪くなり、必然的に怒られる回数は増えて行きます。
そんな現状を打破する為、ダメなのですが、ついモノに頼ってしまいます。
「賢くしていたら」と約束して買い与えたのが、恐竜の卵。
水に付けておくと、12時間から24時間でヒビが入り始め、24時間から48時間で孵化するというもの。
寝る前には卵にヒビが入り始めまいた。覗いた目が妙に気になります。
朝起きると……
子供には悪いですが、出てきた恐竜はやっぱりオモチャです。
しかし、その楽しませる時間と、ドキドキ感は大したものです。
自分が生んだかのようにはしゃいでいました。
「恐竜ピー」と名付け、たいそう可愛がっております。
それでなんと320円。なかなかの優れものでしょう。
愛情ってやっぱり時間や過程が育むものなんだな、と感じたのです。