北浜あたり

 先週末は生憎の雨でしたが、私は北浜へ。

 水の都、大阪を象徴するのが大川。中心地を東から西へと流れ、大阪湾に注ぎます。

 その中州が大阪市役所、中央公会堂のある中之島。北浜はその南東部に位置します。

 中之島とは難波橋で繋がり、欄干には2匹の狛犬が居るので別名ライオン橋。八百八橋を象徴する橋と言えるかもしれません。

 東には口を閉じた吽型像。

 西側は口を開けた阿形像。阿吽となっている訳です。

 後ろには雨の梅田。中央公会堂も見えています。

 堺筋を南に振り返ると左手には大阪証券取引所。秀吉の時代から大阪経済の中心地でした。

 「北浜」の由来には 二 説あるようです。

 ひとつは「船場北の大川に沿った浜」、もうひとつは「大川前の店が全て北に向いていたから」という説。

 辺りには明治終わりから、大正、昭和初期にかけて建った近代建築も多く残っています。

 まずは高麗橋野村ビルディング。 安井武雄による設計です。昭和2年築。

 新井ビルは旧報徳銀行大阪支店。大正11年。

 1階には「五感」という有名なお菓子屋さんが入っています。結構美味しい。

 生駒時計店は昭和5年。なかなか愛想のある建物です。

 旧三越の後には、日本で一番高いマンションが建設中です。

 このマンションの一室を改修する計画をしているのです。

 「建つ前から改修とは」となるかもしれませんが、意外と多いらしいですよとは、クライアントの弁。

 高さ209m、54階建て。奥においやられている浴室を窓際にもってこようという計画です。

 大阪城を眼下に。さて、どんな眺めになるのか。