銭湯

 我が街には銭湯があります。大阪の下町は、小学校区にひとつある感じでしょうか。

 半年振りに行って来ました。「銭湯」という響きが、すでに雰囲気を持っています。

 『湯の町温泉』。どうですかこのネーミング。もちろん温泉は湧いていません。

 靴箱はこのタイプ。この日は「3」が空いてなかったので「5」に入れました。1と3はいつも人気です。

 ここは「傘立て」でなく「傘入れ」があります。

 間違って持って帰る(あくまで勘違いで!)人が、よっぽど多かったのでしょうか。随分頑丈に出来ています。

 電気風呂、寝湯、水風呂、露天風呂にサウナまでついて390円。燃料の高騰で大変でしょう。

 私も思い出がたくさんあります。地域のソフトボール大会の後は皆で、実家が建て替えの時は毎日、大学生の時も友人が集まれば皆で行きました。

 地域のコミュニケーションも、銭湯を核にすれば、案外スムースに進むかもしれません。裸の付き合いが一番です。

 700円のスーパー銭湯より、390円の銭湯。たまに芳ばしい感じのお兄さんもいますが、それも含めてコミュニティーです。生活に密着していると言うことが大事。これは下町ならではの娯楽です。