Webの世界2

 先週の木曜日、Webについて書いてみました。

 その続きです。

 事務所の製図を手描きからパソコン(PC)に一本化したのが7年前。

 インターネットを導入しwebサイトを立ち上げたのが5年前の2002年。

 早いほうでは無いと思います。製図は今でも手描きが良いと思っていますし、インターネットにも初めは懐疑的でした。

 その認識が少し変わったのは2001年でした。

 その頃一年間の休暇を取って、東南アジアの安宿を渡り歩いていました。

 それまで日本への連絡は電話か葉書でしたが、コンピューターに明るい今の妻にフリーメールを教えられました。

 インターネット等使った事のない私は、使い方を教わり”街を移動する度にメールする”と約束したのです。

 ベトナムやカンボジア等、どんなに貧しい街でも、安宿街の近くにはインターネットカフェがありました。そこで一本指でメールを打ったのです。

 腐臭漂い、熱風とホコリ舞う東南アジアの街と、インターネットカフェはミスマッチでした。

 しかしその便利さは想像以上です。何より、少しでも長く滞在したいバックパッカーには、最も安価な連絡手段として魅力があったのです。

 日本に帰ってくると長期休暇を終え、仕事を再開するにあたって、まずインターネットの環境を整えたのです。

 あまりの便利さに今でも”大丈夫?”と思う気持ちが無いではありません。今更何を……と言われるかもしれませんが、偽らざる気持ちです。

 精度は別にして大概の事は知れる時代。

 何を知りたいか、何を捨てるという意思のほうが重要なのだと思います。

 ある人が”望もうが望むまいが、凄い量の情報が絶え間なく入ってくる。まさに情報テロの時代だ”と書いていました。

 言葉は過激ですが、分かる気もするのです。