ある日思う青春

 昨日は梅雨が明けて、初めての日曜日。

 義父、父とで釣りに行っていました。岸和田の港を出て、和歌山の初島沖までは1時間程かかります。

 この日は珍しくベタ凪。鏡のような海面です。

 釣果のほうは、アジ、ガシラ、ベラがぼつぼつという感じ。食べるだけ釣って、後は波にゆらゆらと。

 前日の土曜日は私の誕生日でした。この日にはいつもある詩を思います。

”青春とは人生の或る期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ” サミュエル・ウルマン(詩人、実業家)

 松下電器の創業者、松下幸之助もこの詩をこよなく愛したそうです。

 スポーツ選手なら、息の長い選手でも引退を考えねばならない年齢。

 恥ずかしげも無く言ってしまえば、いまだ青春と思える事に幸せを感じるのです。

 ”ナニワ(728)生まれのナニワ育ち”37歳になりました。

朋あり遠方よりきたる

 毎年この季節になると妻の友人が帰郷してきます。

 彼女はイタリア人男性と結婚し、長男5歳、長女4歳、次女2歳と3人の子供に恵まれ、イタリアに暮らしているのです。今回の滞在はおよそ一ヶ月。

 イタリア北部の古都、ミラノからは移動するだけで一日仕事です。

 今回お父さんは来日できず、お母さんと子供3人のご一行様。初めて我が家に泊って貰う事にしました。

 うちの長男と合わせて4人の食事は、思ったより食べてくれました。

 一番下の2歳同士は、譲り合えずにケンカもしますが、大概は機嫌よく遊んでいます。

 やはりお兄ちゃんに引っ付いて行きます。3人兄妹は日伊のバイリンガルで、うちの子供、勿論私にも上手な日本語で話してくれるのです。

 地下鉄に乗って、天王寺動物園に出掛けました。何を見るのも4人一緒。以外に手が掛からないものです。

 一度紹介しましたが、天王寺動物園は昨年9月までのリニューアルで、本当に良くなりました。木陰から象が見えた時、子供達は驚きの声を上げます。

 氷リンゴを食べるシロクマ。こちらはちょっと前時代的演出。

 サバンナゾーンでは、優雅に葉を噛むキリンの姿。

 帰り道、噴水を見つけて、テンションは最高潮に。別れの時は流石に寂しそうでした。

 3人兄妹の上2人は日本に滞在する間、こちらの幼稚園に通っています。その際、国旗を作るという課題がありました。園児の多くはイタリアのトリコロールを作ったそうです。

 日本は島国なので、他の民族の交わる事は皆無です。にも関わらず、小さな違いを見つけて人を区分けするという悪しき慣習も残っています。

 小さい頃、イタリアと言う国を知り、同い年の友人が出来たという現実は、何よりの経験になるはずです。

 我が子も含めて、その経験を生かして欲しいと願うのです。

夏祭りに思う

 7/19(木)の夜、七夕に書いた神社の夏祭りに行って来ました。

 普段は静かな参道も、約100mに渡って屋台が軒を連ねます。

 ジャンボフランク200円。普段なら絶対買いませんが、何故か手がでます。

 境内が近づくにつれ、ごった返してきました。父のテンションも徐々に上がり、ついに肩車。

 丁度、このお祭りのメインイベント、子供御輿が到着したところでした。

 本殿からは、お神楽の太鼓や笛の音が聞こえてきます。今回は真近で見せて貰う事が出来ました。

 肥沃な土地が、農耕民族としての日本人を育みました。日々の作業が大切な農耕は、総じて真面目で勤勉な国民を形成したと言えます。

 勤勉で大人しい民族が楽しみにしているのは、やはり祭りです。夏季の重労働を癒す夏祭り。

 収穫を祝う秋祭。原型をどれ程残しているのかは分かりませんが、末裔である私にも、勿論心地よく感じられるのです。

生駒ケーブルに乗る

 月曜日の祝日、午後3時頃から子供と二人で外出する事にしました。

 ウチの子は電車好きで、夕飯までにと考えた末、大阪平野を西に見下ろす生駒山頂を目指す事に。

 大阪市営地下鉄に15分、近鉄電車に20分乗ると、ケーブルカー乗り場に着きます。

 僅か5駅が何故か2本の路線に分かれ、山頂駅までは15分程。

 途中駅のホームは急勾配で、繋がる道はまさに獣道。誰がどんな目的で昇降すのか考えていまいます。

 遊園地は終業したと聞いていましたが、園内は出入り自由でした。

 霧の掛かった夕暮れの遊園地は、やや不気味ですが、子供にそんな事は関係ないと、駆け回ります。

 あわよくば大阪湾に沈む夕日と、明かりの灯る大阪平野を、と思っていましたが、今回は無理でした。

 生駒山から見下ろす大阪の夜景はなかなかのものですが、どのみちケーブルカーは夕方6時まで。

 次回は車で出掛けます。

ある街のその後

 昨日にかけて日本列島を横断したのは台風4号。今日の昼頃には長野県で震度6強の地震と速報がありました。

 自然をこよなく愛する日本人ですが、同時に畏敬の念を持たざるおえなかったとも言えます。

 自然現象の前では、人はいつも無力で、だだ全てを受け入れる事しか出来ないのですから。

 今日は”海の日”。台風一過の快晴とはいきませんでしたが、晴れ間も少し見えました。ふと思います。

 ある街が洪水で大被害を受けたとします。架空の被害を受けなかった同じ街があったとしたら、10年後は前者のほうが発展しているそうです。

 多くの人が復興を願う強い気持ちは、全てがゼロになったマイナス分さえ補いプラスに変えれるのです。例えば戦後の日本が、焼け野原から現在に至ったように。

 中越に暮らす人々には、気休めにしかならないと思いますが、強い気持ちで頑張って欲しいと願います。自分がそんな立場になった時はそう在れるようにと言い聞かせながら。

沈まぬ太陽

 昨日、メジャーリーグのオールスターでイチローがMVPに選出。3打数3安打1ランニングホームランとは、彼にしかできない芸当です。

 アメリカに敵意などありませんが、痛快ではあります。

 さて、文系な話。

 春先から読み始めた『沈まぬ太陽』山崎豊子著(新潮文庫)

 全5巻をやっと読み終えました。

 国民航空社員(モデルは日本航空)で同社の労働組合委員長を務めた主人公、恩地元(実在の日本航空元社員・小倉寛太郎がモデル)が受けた不条理な内情を描き、人間の真実を描いた作品。

 ナショナルフラッグキャリアの腐敗と、単独機の事故として史上最悪の死者を出した日航機墜落事故を主題に、人の生命に直結する航空会社の社会倫理を鋭く抉り出した作品である。『ウィキペディア(Wikipedia)』より

 山崎豊子作品では、『華麗なる一族』や『白い巨塔』はドラマ化もされ有名なところです。

 この作品もベストセラーになりましたが、映像化されないのは、スケール感があまりにも大きいが故のようです。

 日航機墜落事故の10年後に発表されますが、モデルとなった会社や個人を容易に特定できる事や、実際の取材が対立する労働組合の一方しかされていない等と、批判もかなり大きかったようです。

 しかしこの大作に注がれたであろう、筆者の膨大なエネルギーと熱気は、真実に迫っているのではと思わせるものがあります。

 労働組合の対立によって、中東、アフリカを10年に渡ってたらい回しにされた主人公への報復人事。腐敗した体制が影響したであろう航空機墜落事故。凄惨を極める事故現場。

 それによって人生の歯車が狂った被害者とその家族。航空会社再建の為、首相の意により民間企業から送り込まれた、清廉な会長の葛藤と喪失感。(この会長を良く描きすぎていると言う批判もあるようです)

 大阪へ向う飛行機はダッチロールを繰り返し、誰もが墜落を覚悟します。その時書かれたビジネスマンの遺書を読んだ時、涙がでてしまいました。

 事故当時私は中学3年生。ここまでの”事件”とは認識していませんでした。

 ずっと前から母から”この本は凄いヨ”と言われていました。

 それを最近のドラマブームで思い出し、読んだ次第です。遅くなりましたが読んで良かったです。

 面白いとか感動するとかよりも”読んでよかった”と言うのが正直な感想です。

今年の七夕、父は

 先週土曜日は’07年7月7日。7が3つ並んだ七夕でした。

 大阪のある神社。七夕前日の風景です。

 境内には短冊とペンが置いてあって、近所の子供が願い事を結んで貰っていました。

 何故ここに居るかと言うと、境内にある住居部分の建替えの設計をしているのです。

 その計画をテレビ番組が取材する事になりました。

 建てる前の引越しから竣工まで、通して撮影したいとオファーがありました。クライアントに聞くとOK。この日は私も……。何とも気恥ずかしい限りですが。

 この計画、現在は予算調整中で本当に放映されるのかは知りませんが、どうせ一部始終を撮られるのだしとUPしてみました。

 翌、七夕当日は昨年完成した”光庭の家”の取材がありました。こちらは住宅雑誌です。

 共にまた確定したらUPしたいと思います。

 幼稚園へ行く、ウチの子供の短冊には”お父さんみたいになりたい”と。笑ってしまいますが、妻の誘導があったとは言え、身が引き締まる思いです。

 応援歌は忌野清の志郎の”♪昼間のパパは~♪”でしょうか。

健康診断

 やっぱり体が資本。と言う事で、人間ドックに行って来ました。午後からの半日のコースでしたが、朝7時から夕方4時までの絶飲食は少々応えます。

 何が一番辛いかと言えば、バリウムを飲んで台の上でグルグル回るあの検査。偶然かもしれませんが、検査技師の人も怖めの人が多い気がするのです。

 ”は~い。ゲップはしな~い” ”そのままの姿勢でちょっと我慢してエ” ”じっとして動かな~い”と隣室からマイク越しの指示が次々に飛んで来ます。おまけに、例の機械からゴム球みたいなのが付いているアームが伸びて来て、お腹を押さえ始めるのです。

 ゲップを我慢しているのに、機械に容赦なく押さえつけられ……まあ自分の為にやっているのですが。

 結果は後日郵送されて来ますが、その場で分かる事もあります。こだわっているのが視力。今回も何とか両目とも1.5の牙城を守りました。しかし、あのCの文字がどんどん小さくなってくると心の中で ”ん~、多分上”とか”次は右で勝負!”とか言ってます。

 以前、アフリカの人の視力が4.0とか言うのは、例えば草原でシマウマを見つける時、その洞察力も含めてと聞きました。なので雰囲気でも何でも合えばそれが視力と思っているのです。

初泳ぎへ

 ついに7月。気分的に梅雨は終わりました。

 この日曜日は”嫁の日”となり、一日子供を見ることに。理由は最近ほとんど子守をしなかったからですが。

 丸一日となると……、考えた末、近くの長居プールへ行く事に。

 7/1がプール開きでした。朝の10時に行くと、小学生中心ですが結構な賑わい。

 うちの子供も、キャッキャとはしゃいでいたので、喜ぶままに泳がせていると唇が紫色に。慌てて服を着せると、子供もなんだかバツが悪そう。

 そのまま近くにある植物園へ。ハスが満開でした。

 池一面に花が咲く光景を見ると、仏教がハスを神聖なものとするのも、分かる気がします。何故か”誕生”という言葉を連想しました。

 最後は自分の趣味で、併設する自然史博物館へ。正面にあるナガスクジラの骨格標本は、いつも凄い迫力です。

 館内は、夏休みを意識してか、子供向けの展示が増えていました。タヌキ目線の展示映像は覗き窓が秀逸。タヌキの目なのです

 長居公園内で、プール、植物園、博物館と一日遊びました。ここは本当に使い勝手の良い公園です。

 自転車で行っていましたが、帰りは子供もすっかり熟睡でした。妻は良く言います。”寝てる時が一番かわいい”分かる気もします。