良き京都の風情を色濃く残す「石塀小路」に行ってきました。
高台寺の西側にある、300mくらいの短い小路で、その入り口は普通の道路を歩いていると突然現れます。
注意していないと見逃してしまうくらい小さなものです。
家をくり抜いてあるような真っ暗なトンネルを抜けると、ハッと明るくなり、石畳だったことに気付きます。
辺りの喧騒とは、全くの別世界が広がっています。
この日は雨で、濡れた石畳が、なんとも美しく、両側には品のある、料亭や茶屋、旅館などが建ち並びます。
ん~、京都の街並みはまさに芸術品!と今更ながら、驚嘆しました。
石塀小路に来たその足で、もう少し東にある、幕末の志士、坂本竜馬と中岡慎太郎のお墓にも参って来ました。
お墓は東山の高台にあり、京都の町を一望できます。
私も司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読み志を大きくもちたいと思った一人です。
龍馬はここから、今の日本を見てどう思っているんだろう、とか、自分には何が出来るんだろうとか・・・・・。
百数十年前には確かに実在した、英雄のお墓の前で、ゆらゆらと得意の夢想にふけっていました。