カテゴリー別アーカイブ: 07 食

バレンタインも公園の木も、色々あるからいい‐2086‐

今日は建国記念の日の振替休日。

三連休の最終日は、穏やかな晴れ空になりました。

落葉樹は葉を落としていますが、青空ならそこまで寒さも感じません。

一方、常緑樹は2月にも関わらず青々と葉をつけていました。

この三連休は「合宿」と呼んでいる、図面の追い込みです。

スポーツ等では、泊まり込んでの特別練習と言った意味合いで使います。作家なら「缶詰」といったところでしょう。

要は朝から晩まで、フルで働くという意味ですが、各プロジェクトとも大きく前に進めることができました。

今朝、若干寝不足気味で目を覚ますと、甘い匂いが漂ってきます。

そう言えば、妻が娘とバレンタインのチョコレートを作ると言っていました。

明後日はバレンタインデーです。

キッチンをのぞくと、チョコレートなので何かしらグルグルしています。

オーブン満タンで、3回焼くそうです。

出来上がったら写真でも送ってと伝え、そのままアトリエに出てきました。

昼過ぎに写真が届いていました。

チョコレート生地に、クッキーやアーモンドを載せて焼いたようです。

なかなか良く考えられています。

袋に詰めて、沢山の友達にくばるそう。

私が学生の頃は、バレンタインといえば「女子から男子への愛の告白」といったニュアンスが強かったものです。

そういったシチュエーションもあると思いますが、もっと大らかなイベントに変わったよう。

特に、娘は誕生日が2月14日なので、現在の風潮は大歓迎です。

公園の落葉樹は、白い実がついているのでナンキンハゼだと思います。

そういえば、秋は紅葉が美しかった気がします。

常緑樹は、葉の形をみるとシイでしょうか。

いずれにしてもブナ系の木だと思います。

いつも時代の気分というものはありますが、現在において多様性はキーワードでしょう。

ただ、そんな言葉は全く不要なくらい、自然界は本当に多種多様です。

やや緊張感のあった、昭和のバレンタインも悪くはありませんが、現代の大らかなバレンタインの方が好きかな。そんなことを考えました。


■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

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梅田ダンジョン①<大阪駅前ビル編>‐2083‐

1月29日発売の『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載されました。

実務書といった雰囲気ですが、『SUVACO』の編集部からオファーがありました。

普段お世話になっていることもあり、協力させて貰ったのです。良ければ手に取ってみて下さい。

インバウンドの増加も伴い、時々話題に上がる梅田ダンジョン。

「梅田の地下街が迷路のようだ」ということですが、確かに複雑です。

阪急百貨店前のコンコース南端にある階段を降りると、「ホワイティうめだ」に出ます。

ホワイティうめだは、南北にも東西にも長い地下街ですが、南で大阪駅前第4ビル、西で阪神百貨店、阪急百貨店とつながります。

梅田ダンジョンの中で最南端にあたるのが、この大阪駅前第1・2・3・4ビルの地下街です。

コンコース南端の階段を降り、まっすぐ進むのではなく、一本東の東梅田駅のある通路を通るのがお勧めです。

突き当りにある階段が、大阪駅前第4ビルの地下1階と繋がっています。

すぐ脇にある階段を降りると、石垣がある通路が見えてきます。

大阪城に使われた、小豆島の残石で作られたものと説明書きがあります。

この地下街は2層で繋がっており、更にビルの間ではディアモール大阪が交錯しています。

梅田ダンジョンの中でも最難関と言って良いと思います。

石垣は地下2階と覚えておきましょう。

4ビルの地下2階を南に進みます。

地下2階は、飲食店が多いフロアです。

各ビルの間は、地下の渡廊下のような形状で繋がれています。

ちょうどこのあたりだったと思いますが、「梅田壱番湯」という小さな銭湯がありました。

調べてみると、懐かしんでいる人も多く、1990年代の前半に廃業したようです。

私が予備校の時に行ったことは覚えているので1989年には確実にありました。

もう一度くらい行っておけば良かったと、やや悔いが残ります。

3ビルの地下2階は、特に飲食街が多い感じがします。

人気店も多く、ハンバーグの「ぶどう亭」、うどんの「うどん棒」は常に行列。

3ビルから2ビル間には、ディアモール大阪と交錯している景色が見れます。

地下2階で行き来できるのですが、地下1階からは見下ろせるようになっています。

西に繋がる2ビルは、地下にも関わらず、吹き抜けを備えています。

かなり贅沢な空間になっているのです。

3ビルの地下1階に戻ってきました。

シャッターに張り紙がしてあるのが「めん次郎」です。

元は4ビルの地下1階にあったのですが、ここに移転したのを知ったのは2019年でした。

一緒に働いていたお母様が(お母様とは知らなかったのですが)体調をくずされ、現在休業中とありました。

お客さんからの寄せ書きも貼られていたので、私も少しコメントしてきました。

こちらのうどんは本当に美味しいので、お母様の回復と、営業再会を心からお祈りします。

地上に上がると、正面に見えるのが、最北の4ビル、南に3ビルです。

ちょうどこの下に「梅田壱番湯」があったことになります。

振り返って西を見ると、1ビルの向かいにある大阪マルビルの解体が始まっていました。

1976年の完成なので、1970年頃の大阪を象徴する高層ビルだけに、正直寂しいものです。

同窓会でも、会場としてずっと使ってきましたが、これだけユニークな高層ビルはどこにもないと思うからです。返す返すも残念。

1970年から1981年にせかせかと建った大阪駅前ビルと、地下街の美味しい飲食店。これぞ大阪だとおもいます。

梅田ダンジョン最難関エリアにどうぞ遊びに来て下さい。

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

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自分との付き合いかた‐2078‐

昨日は、医師のクライアントと、みっちり打ち合わせでした。

普段は、工事請負契約を結んでから、ゲンバ日記を公開をするという流れにしています。

ただ、こちらのクリニックが秋の開院予定。

時間があまり無いので、プランが決まればゲンバ日記にどんどんUPしていこうと思っています。

その打ち合わせ終わりで、妻と買い物に出かけました。

阪神高速松原線の喜連瓜破出入口周辺は、解体が終わりました。

2025年の春までには、新しい橋梁が掛かるのですが、空が広いのは良いものです。

セブンパーク天美は、喜連瓜破出入口から、南に3kmほどの所にあります。

一時はかなり混んでいましたが、随分落ち付いてきました。

駐車場は屋上がお気に入りです。

東を望めば、大和川線の三宅西料金所越しに生駒山。

南西には二上山。

5階建てで、周辺に高い建物が無いので、景色がとても良いのです。

ただエスカレーターの速度はゲキ遅。

安全対策なのだと思いますが、ここだけはやや不満なのです。

一般家庭で、晩ごはんのメニューを決める権限は、誰にあるのでしょうか?

多くの場合は作る人だと思いますが、わが家では妻です。

私は嫌いな食べ物が全く無いため、妻がメニューを決める際、どうしても子供優先の献立になってしまいます。

ただ、昨日はあまり食べずに仕事をしていたので、打合せが終わると空腹が限界に達していました。

一緒に買い物に行けばメニューも決められるだろうと、同行したのです。

しかし、こういったショッピングモールは誘惑が多い。

美味しそうな匂いがあちこちから漂い、思わず買い食いしてしまいそうになります。

晩ごはんを美味しく食べるため、ニコニコおじさんを横目に、歯を食いしばって我慢しました。

魚介類や野菜の専門店があるのも、ここの魅力のひとつ。

ケンサキイカも美味しそう。

もうイチゴがでているのか、とか。

ブロッコリーはアヒージョに入れて欲しいな、とか。

黄色のパプリカはほんとに鮮やかだな、とか思いながら、40%引きのステーキ肉を発見して購入。

空腹すぎて写真を撮り忘れましたが。

意識がもうろうとする中、さあ晩ごはんと急いで家に帰りました。

先のクライアントに「お正月は?」と質問すると、長野へスキーに行っていましたと。

宿は少し離れた秘湯の温泉宿に泊まったそうです。

長期休暇が少ないので、まとまった休みがあると、そういった宿に泊まり、大好きな地酒を飲むそうです。

上手に自分へ褒美をあげているなあと感じました。

お年賀とのことで、阪神百貨店のVANIというお店のムースケーキを頂いてしまいました。

この1店舗しかないそうで、行列に並んで購入してくれたとのこと。

本当に有難いことですが、これが素晴らしく美味しかったです。

私のご褒美は、週5回の晩酌と、池原ダムでの釣りでしょうか。

晩酌は、はじめは刺身でビール。

そして、アヒージョで赤ワインを飲みながら、好きな本を読みます。

その後、ブラタモリが残っていればあればそれを観て、一日が幸せに終わります。

先の計画も決まり、新規プロジェクトも目白押しです。

しっかり働き、上手に自分と付き合うことが、多分、幸せな人生を送る要諦なのだと思うのです。

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日本の景色、日本の唄‐2077‐

先週木曜日は、初詣へ行った信貴山寺のことを書きました。

本堂からの景色も素晴らしかったのですが、折角なのでと600m上と表示のあった、信貴山城跡まで登りました。

急こう配の石段を30分程。

かなり息が切れました。

標高437mから奈良盆地を望みます。

信貴山は河内の大和を結ぶ要衝地で、何度か築城されているようです。

戦国時代には松永久秀が入城していますが、1577年に織田信長に攻められて落城。その後は廃城となりました。

この後、仕事を兼ねて奈良盆地を対角に横切り奈良公園あたりまで行ってきました。

写真で言えば左端あたりになりますが、手頃な大きさも奈良盆地の魅力のひとつです。

西名阪の天理ICで降りて北上します。

途中、歩道橋の残骸?がありました。

高度経済成長期、車からの安全を守るために多く作られた 歩道橋 ですが、維持費もかさみ、国も推進するバリアフリー化とは逆行するものです。

最近メディアを賑わしている芸能界のモラルもそうですが、常識とされるものが大きく変わっていく一例と言って良いでしょう。

ナビを見ていると、169号線の東に並行して走る県道を見つけました。

奈良盆地の西端を走る山麓線もそうですが、こういった立地の道路は景色が良いもの。

県道高畑山線も、想像通り大好きなタイプの道でした。

奈良公園の南、旧志賀直哉邸近くに車を止めて所要を済ませます。

その後、春日大社へも参ってきました。

下の禰宜(ねぎ)道を通って参詣。

禰宜は役職名ですから、言わば通勤路ということです。

私の通勤路とは趣が段違いです。

滅茶苦茶に男前なシカがいました。

参道の入口あたりは、まだシカものんびりムード。

しかし本殿手前からは、もの凄い人出。

こうでなければ、正月気分は盛り上がりませんが。

ご神木も、その歴史を十分に感じさせてくれました。

丁度昼時になったので、旧志賀直哉邸隣の「ギャラリー喫茶 高畑」でランチをしました。

子供達はカルボナーラ。

私たち夫婦はやみつきカレーのランチセットを頼みました。

どちらも美味しく、正月の観光地で1300円はかなり良心的。

観光地の食事で、がっかりするケースは良くありますが、こちらはお勧めです。

「人よりやや沢山歩く」が大事だと思います。

信貴山寺、春日大社と、寺社両方というかなり厚かましい初詣でしたが、これぞ日本という景色を堪能して帰ってきました。

昨日、八代亜紀さんがお亡くなりになったというニュースが報じられました。

デビューは1971年。

「舟唄」のヒットが1979年、「雨の慕情」で日本レコード大賞を受賞したのが1980年でした。


1970年生まれの私は、9歳、10歳の頃、リアルタイムで聴いていたのですが、テレビで演歌が普通に流れていた時代です。

私のiTunesにも、6000曲のうち10曲くらい演歌が入っています。

その中でも普段聴くプレイリストに入っているのは、八代亜紀さんの 「舟唄」 だけ。

昨年からファンになったチバユウスケさんもそうですが、ハスキーで歌の上手いシンガーが大好きなのです。

とても難しい曲ですが、カラオケで歌うことがあるくらい好きなのです。

子供達と車に乗っている時、何度か聴かせてみましたが、残念ながら賛同は得られませんでしたが。

歌と唄の違いは、ざっくり言えば、新旧の違いにあるようです。

ロックも、ポップも、ジャズも聴きますが、古都に似合う歌ではないでしょう。

できればそんな唄も残って欲しいと思います。

今晩は、「舟唄」を聴きながらしみじみ飲みたいと思います。

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「縁あってラーメン屋になりました」??⁈‐2076‐

昨日の日曜日。

東京から帰省中の長男を乗せて、阪神高速池田線を北上します。

中国道に乗り継ぎ、西宮北ICで降りました。

西宮市山口町にある、美與志堂(みよしどう)までやってきました。

今年の年賀状で一番衝撃を受けたコメントです。

「縁あって去年の6月にラーメン屋になりました」

??⁈

正確に言えば、年賀状に対して、インスタでの返信DMでしたが。

更に「いつも年賀状ありがとう。そして返さなくてごめんなさい」とも。

30年ほど全く音信が無く、はてな過ぎたので調査に行ってきたのです。

Webサイトによると、【あらくたさ】は「荒っぽい」「荒々しい」という意味だそう。

豚の旨みを凝縮した、荒々しくも濃厚な豚骨醤油ラーメンで知られる、10年続く名店のようです。

少しは話せるかなと思い、昼時をずらして14時に行ったのですが7人待ちの状態でした。

カウンター13席は、ラーメン好きの長男からすると「結構席数あるね」という感じのようです。

折角なので年甲斐もなくセットを頼んでみました。

長男は、濃厚豚骨醤油ラーメンとチャーシュー丼にから揚げで1200円。

私は醤油豚骨ラーメンのセットで、豚まんを選びました。1100円です。

細めのストレート麺がスープに良くからみます。

長男は一口食べて「うんまっ!」と。

高校時代から「麺’s」と称して、友人達とラーメンを食べ歩いていた彼が言うので間違いないはず。

ちなみに、この日はオールナイト・カラオケ明けの昼食で、夕食も友人と茨木にラーメンを食べに行くそう。筋金入りのラーメン好きなのです。

私も食べてみました。

見た目はかなりドロドロ濃厚スープですが、見た目よりずっと自然な美味しさでした。

サイドメニューのチャーシュー丼も、甘辛のタレにナムル?が添えられており、かなりいけます。

から揚げは、カリカリのおつまみ系。

豚まんは、辛みそ角煮のような餡が入っていて、とても大人なお味です。

普段、昼食はあまり食べないのですが、お腹一杯になる絶品ラーメン、プラス納得のサイドメニューでした。

チャーハンが売り切れだったのだけが、心残りですが……

15時過ぎに食べ終わった時も、まだまだ来客があったのですが、「昨年6月にラーメン屋になった」店長が少しだけ出てきてくれました。

今は無くなってしまった、大阪北予備校時代の旧友で、ソフトボール、パチンコ、勉強と(順番がおかしいですが)、本当に良くつるんでいた1人でした。

ソフトボールが一番前だったおかげで、秋に開催される(予備校なのに?)クラス対抗ソフトボール大会では優勝。

ピッチャーだった私は、胴上げまでしてもらいました。

右端でキャップを被っているのが、こちらの店長です。

バリバリの高校球児だったので3番で、打ちまくってくれました。

最高に楽しい予備校時代でした。

秋から猛勉強でスパートをかけた(ことにして)クラスメイトの中でも、国立大学に合格したのは彼だけだったと思います。

確か塾を経営していると言っていたはずだったので聞いてみると、コロナで大きく変わって……と言っていました。

しかし昨年、縁あってこの店舗の経営を引き継ぐことになったのです。

大体、30年も音信不通なので、少し嫌みを言っても良いはずですが、そうならないのが彼の愛嬌です。

最後に調理場で働く写真をUPしても良いか聞くと「いいで」というので撮ってみると、この写真でした。

こちらの方が、彼の人柄が良くでているかもしれません。

長男も「何か可愛げのある人やなあ」と言っていました。

有馬温泉の北に位置し、前に流れる川も有馬川です。

水路に流れる水も赤茶けていました。

六甲山、有馬温泉に行った帰りには少し足を延ばしてみて下さい。期待は裏切らないと思います。

そうそう、どこの業界もそうだと思いますが、兎に角人手不足のようで「この近所に知合い、居てない?」と聞かれました。

興味のある方は、愛嬌たっぷりの店長、玄さんまで是非ご連絡を。

定休日は金曜で、営業時間は11:00~16:00です。

あまり話せなかったので、いつか木曜日の夜に会食する約束だけして帰ってきました。「連絡先送るわ」と言っていましたが、届くまでは信用していませんが。

年末年始、私も出来る限り働きましたが、旧友が頑張っている姿を見ると、やはり元気がでてきます。

今日は成人式。

新成人と共に、日本にとって、世界にとって昇り龍のような1年となりますよう。

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ひのとりで行く名古屋旅<前編>ひつまぶしを食す‐2072‐

クリスマス前の22日土曜日。

たまには妻孝行をと、近鉄特急で行く名古屋旅です。

上本町を朝7時3分に発つひのとりを予約しました。

レギュラー席なら特急料金プラス200円で乗車できます。

全席にコンセントがついているので2時間の電車旅がより快適です。

9時に名古屋駅に到着。慌ただしく地下鉄を乗り継ぎます。

足早に向かったのは、宮の渡し歩道橋すぐ近くの「あつた蓬莱軒」本店。

9時47分にはこれだけの行列ができていました。

到着すると45番目。

10時10分頃から整理券の配布が始まり、11時30分で予約できました。

南に300m程下ると、歩道橋の名前にあった宮(熱田)の渡しがあります。

東海道では唯一の海上ルートで、桑名の宿まで七里の海路を指して、 七里の渡しと呼ばれることも多いよう。

城下町の玄関口でもあり、多くの旅籠屋も集まって大変栄えました。

常夜灯の先に伸びる堀川を遡っていくと、名古屋城につながっています。

物資の輸送路としての役割も大きかったのです。

昼食までの間に、熱田神宮を参拝してきました。

お店から北に1km程度です。

名古屋城あたりから南に延びる、標高8~15mの熱田台地の南端にあり、以前はすぐ目の前が海でした。

中国では東に蓬莱島があり、不老不死の仙薬があるとされていました。

熱田神宮はその蓬莱だと考えられていたようです。

大阪にも蓬莱はありますが、縁起のよい名前として使われるのでしょう。

大阪と名古屋の蓬莱ではかなり値段が違いますが。

途中にある信長塀。

桶狭間の戦いの前に戦勝を祈願し、見事に今川義元を討ち倒しています。

信長躍進のきっかけと言っても良い戦になりました。そのお礼にこの信長塀を寄進したのです。

創建は113年。

三種の神器の1つ、日本武尊を救ったという草薙神剣が祀られています。

伊勢神宮に次ぐ、重要な神宮とされているそうです。

時間になったので、いそいそと戻ってきました。

いやが上にも期待は高まります。

それ程の待ち時間なくでてきました。

明治6年から継ぎ足されたタレに浸け、備長炭で焼き上げられた「ひつまぶし」です。

食べ方もメニューに記載されていました。

まず、うなぎで一杯のおひつをしゃもじで4等分します。

1膳目は、そのままうなぎの味を堪能。

2膳目は、薬味を加えて。


3膳目はお茶漬けに。

お茶漬けといっても、出汁茶漬けです。

そして最後はお好きなように、と。

もう何も言う事はございません。

カリフワで大変美味しゅうございました。

私的には、薬味全部乗せプラス山椒と、出汁茶漬けが双璧でしょうか。

じゅんさいの入ったお吸い物も、とても美味しかったです。

4600円の価値は十分あると思います。

ちなみに日曜日の方が空いているそうですが、12時頃に来た人も1時間先くらいの予約を確保できていました。

うなぎは匂いで売れと言いますが、大きな排気口から出る匂い付きの煙が、あたりに充満しています。

江戸時代、東海道を旅してきた旅人たちはもう我慢できなかったでしょう。

現在で言えば、いつまで私たちはうなぎを楽しむことができるのでしょうか……

熱田神宮と、鰻だけで随分長くなってしまいました。

次回、もう少し名古屋旅を書いてみたいと思います。

皆さん良きクリスマスを。


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戦後日本の甘酸っぱい味わい、りんご‐2064‐

街のあちこちで木々が色付き、秋が深まっていくのを実感します。

今年の夏は暑かったからか、ツタ類もしっかりと色付いていました。

庭先に成っているのはボンタン類でしょうか。

我が家のバルコニーには干し柿が。

果物が美味しい季節です。

昨日、会社で仕事をしていると宅急便が届きました。

「山形のりんご」とあります。

開けてみると、立派なりんごが……

手紙が添えられていました。

2月に届いた和紙の手紙。

その宮城の社会保険労務士の方からでした。

宮城から大阪まで足を運んで頂いたのに、ちょうどクライアントと打合せ中で、お会いできなかったのです。

手紙には「果樹園を営む義母の実家に毎週末足を運んで……」とあります。

今日の3時に、1つ頂いてみました。

中心部に見えるのは蜜と言われる部分でしょうか。

酸味も程よく、爽やかな甘さがすっきりとした味わいです。

最近の果物は甘すぎると感じることも多く、何とも日本らしい果物だと感じました。大変美味しかったです。

「赤いりんごに くちびるよせて」で始まる、「りんごの唄」は1945年(昭和20年)の発表。

並木路子が歌い、戦後のヒット曲第1号と言われます。

また、「りんごの花びらが 風に散ったよな」で始まる、「りんご追分」。

1952年(昭和27年)に15歳だった美空ひばりが、主演映画の主題歌として歌った大ヒット曲です。

戦後の貧しさから復興していく時代の雰囲気と、りんごの持つどことなく切ない甘酸っぱさがマッチしたのでしょうか。

日本復興のシンボルだったのだと思います。

戦後最大のスターとなった美空ひばりのデビューのきっかけとなったのが、NHKの「素人のど自慢」。そこで歌ったのも、「りんごの唄」だったそうです。

ラーメン > そば

メロン > りんご

食べた後の罪悪感の比較です。あくまで個人の感想ですが。

世界最古の果物とも言われるりんご。寒い地域で作られているのがまた良い感じがするのです。

ご自身が住む宮城から、山形まで足を運び、実際に手間暇掛けて生産して下さったりんご。とても滋味深い味わいでした。

妻に「売ってるりんごって、なんかピカピカしてない?」と聞くと、「贈答品なんかは磨いてると思う」と。

そう聞いて磨いてみました。

確かに少し光沢がでました。

私にできることはこのくらいですが、山形のりんごを応援したいと思います。

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関空裏側探検と絶品空弁ツアー‐2060‐

貸し切りの観光バスに乗るのはいつ以来でしょうか。

昔は嫌いだった、独特のにおいさえ懐かしい。

健保の健康増進イベントで、ウォーキング&関空裏側探検というツアーに参加しました。

ただ、天気は生憎の小雨模様です。

まずは展望ホールから、関西国際空港を眺めます。

イタリア人建築家、レンゾ・ピアノがコンペで勝ち取ったこの建物は1994年の完成。グライダーがモチーフになっています。

銀色の屋根は若干年期が入ったでしょうか。

お昼少し前は出発のピークなのか、飛行機が列を成して順番待ちしています。

その後観光バスに戻り、 関空裏側探検がスタートしました。

専属のガイドさんが同乗の上、関空内を端から端まで案内してくれるのです。

左に見える管制塔は、関空だけでなく、伊丹空港や神戸空港へも指示を出しているそう。

また、右に見えるのは関西空港警察署。

警察署長は、赴任先に住民票を移すのが決まりで、関空島唯一の住民だそうです。

手前のタンク一基で、ジャンボジェット60機を満タンにできるそうです。

一番驚いたのはその先に見える、下水処理場。

島内の下水は全てここで浄化され、トイレなどに再利用するそうです。また、ゴミ焼却場も隣接していました。

騒音問題を解決するため、沖合5km地点に作られたのですが、そのためにはこういった問題を全て解決する必要があった訳です。

こちらは機内食を運ぶ専用車。

荷台が大きく上昇しているのが見えるでしょうか。

最後は2期空港島へ。

国際貨物のエリアはFedExの看板が見えていました。

世界最大手の物流会社ですが、そのオフィスの庇がいかしています。飛行機の翼なのです。

未舗装道路を通り、2期空港島の最南端までやってきました。

ガイドさんによると、目の前で大迫力の着陸シーンを見れる予定でしたが、寸前に風向きが変わったそうで、着陸方向が反対になりました。

残念ながら着陸後、しか見ることができませんでした。

それでも大型機は、滑走路を目一杯使って着陸します。

UAEのエミレーツ航空の貨物機がやってきました。

真近に見るジャンボジェット機はド迫力。

何故か最近、飛行機づいています。

団体限定のようですが、このツアーかなりお勧めです。

ガイドツアーの後は、楽しみにしていた「空弁」

機内食を作るシェフ監修とのこと。

博多華味鳥監修、復刻とりめし¥1,280。

炊き込みご飯ではなくスープご飯とは。全く想像外の味でした。

鳥に掛かるソースは、ローストビーフのソースに近いかもしれません。

期待をはるかに上回る、お味、ボリュームでした。

1メニューあたり5食以上・合計15食以上で頼めるようですが、こちらは更にお勧めしておきます。

健康増進が目的なので、最後は対岸にあるりんくう公園でウォーキングです。

そこそこの雨でしたが、空弁を食べたのでしっかり歩いてきました。

やはり健康であって、はじめてハードワークができるというもの。

50歳を過ぎ、積極的に自分でコントロールする必要がでてきたと思います。

何かを知る。しっかり運動する。ちょっと美味しいものを食べる。

これ以上の幸せはありません。

初めてこのようなツアーに参加しましたが、はまってしまうかもしれません。

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還暦から3年勝負!のち、葛城の古民家で、十割そばと絶品天ぷら‐2056‐

奈良盆地の西端を走る県道が山麓線です。

東に奈良盆地を見下ろしながらの景色が気に入っています。

二上神社前、当麻寺と南に下ります。

南阪奈道路の葛城ICを越えたら、すぐ左手に「十割そば 玉竹」の駐車場が見えてきます。

駐車場脇の竹林には、趣のある石段が。

そこを下ると、立派な古民家が見えてきました。

立派な門屋。

燕さんじょう亭、そば処 玉竹

ちょうど1年前、橿原市の信号で止まった時に偶然見えたそば屋さんが「蕎麦屋 玉竹流」でした。

IT企業を60歳で退職し、3年前に開業したという大将。3年目で立ち退かなければならない場所で開業したそう。

「3年あれば、自分の仕事が認められるか、認められないか見極められると思いました」と。

その時、今年の4月に移転すると聞いていた場所がここなのです。

門屋をくぐって中庭へ。

立派な母屋の前にはすでにお客さんが。

11時開店の前に到着しましたが17人目。何とか1回転目に入れました。

80~90人前のそばが無くなった時点で閉店とあります。

チラと厨房をのぞくと、大将の他に5、6人のスタッフが働いている感じ。間違いなく繁盛しているようです。

女性スタッフの方に、新潟の「燕さんじょう」と関係あるのか聞いてみると、「元は新潟と関係のある薬商だったと聞いています」と、教えてくれました。

前店舗に行った旨も伝えると「あのブログを書いてくれた方ですか!」と。

大神神社の帰りに偶然寄ったことまで覚えてくれており、何とも嬉しい限りです。

雲丹小丼とざるそばのセットに、天ぷら盛り合わせを追加しました。

2700円です。

前回の燻製鮭小丼も美味しかったのですが、今度はこちらを頼もうと決めていました。

以前はなかった天ぷら。

いつか提供しようと、こちらも鍛錬を重ねていたのでしょうか。すばらしく美味しかったです。

えびも美味しかったですが、特にかぼちゃが絶品でした。

そして、何と言っても十割そば。

昨年聞いたときは、長野県小諸産とのことでした。朝霧がでるこの地域のものが甘いと教えてもらったのです。

天ぷらも頼んだので、1合盛りにしましたが、せめて2合にしておけばよかったかなと。

普段から小食の妻でも「1.5合にしておけば良かったかな」と言っていたくらいですから。

そのくらい美味しかったのです。

お客さんが帰る度に、厨房の奥から「ありがとうございました!」と、誰よりも大きな大将の声が聞こえてきます。

還暦からの3年勝負を制した、元IT企業の大将。

大繁盛につき、とてもお話をする時間は無さそうでしたが、応援しています。

香り高い十割そば、絶品天ぷら、濃厚な雲丹、最高のロケーション、趣ある古民家、そして人柄。

これだけ条件が揃うことは、そうない無い気がします。

私がする必要は無いかもしれませんが、絶賛お勧めしておきます。

■■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

メディア掲載情報

晩ごはん何?‐2055‐

10月も終盤になり、公園の木々も色づきはじめました。

谷村新司さん、もたよしのりさん、BUCK-TICKのボーカル、櫻井敦司さんと、この秋は立て続けにミュージシャンの訃報が届きました。

特に谷村新司さんは、深夜ラジオ「ヤンタン」で随分楽しませて貰いました。

心からご冥福をお祈りします。

私の祖父母は4人とも長寿を全うしましたが、3人は秋に亡くなっています。

夏の疲れがでる頃。自身の体調には十分注意したいものです。

夏から秋にかけて、クライアントから色々なお土産を頂きました。

この久世福商店「あんバター」、パンに塗るともう止まらない……

私は1回しか食べていないのに、この瓶があっと言う間に空になっていました。

こちらの桃、皮の色からしてもう宝石です。

和歌山産とのことで、果汁があふれてきます。

食べ物と言うよりは、もう飲み物に近いレベル。

大変に美味しゅうございました。

そして、「千葉の家」のクライアントが毎年送ってくださる「しろいの梨」。

沢山あるので、アルバイトに来ている女の子も一緒に頂きました。

梨が大好物だそうで、「過去一かも!」と、興奮気味だったのです。

「あんバター」に加えて「七味なめ茸」まで頂いたり、お中元に毎年スーパードライを送って下さるクライアントがいたり。

美味しいのは勿論ですが、「これなら喜ぶんじゃないか」という気持ちが嬉しいのです。

実は、もう1つ紹介したいお土産があったのですが、少し事情がありまた今度にします。


代わりに、一緒に上げようと準備していたヒマワリの写真だけUPしておきます。

あるクライアントのお母さまが、仕事帰りの娘さんから必ず「晩ごはん何?」とメールがくるという話を私にしてくれました。

娘さんはバレエダンサーで、「流石に、食に対してのこだわりが強いんですね」と2人で笑っていたのです。

しかし、最近私が妻に送るメールの大半は「晩ごはん何?」です。

全く同じ状況になっており、我ながら笑ってしまいました。

楽しみがそれくらいしか無いとも言えますが、世界では戦争、内戦、貧困に悩まされる人々が多く居る中、最高の幸せとも言えるかもしれません。

「これから新米が美味しい季節やもんねえ~」と言っているクライアントもいました。

とても実感がこもっており、微笑ましい気分になります。

私も、食欲の秋を、過ぎない程度に満喫したいと思います。

ちなみに、今晩は「牡蠣のアヒージョ シュウマイ アジのお刺身」との情報が上がってきました。

ヨシッ!今日は早めに帰ろう。


■■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

■10月11日『homify』の特集記事に
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

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