カテゴリー別アーカイブ: 10 釣り

おおいなる野外へ‐1396‐

 今日は海の日で祝日。

 今年も恒例の釣り合宿でした。

 奈良の最南端、池原ダムへ。

 長男と釣りにくるのは昨年の海の日以来。実に1年振りです。

 小6と中1では身長も随分違います。大きくなりました。

 暑いのは人も魚も一緒。

 水の冷たい最上流部からチェックします。

 かなり小さくはありますが、狙い通りの1匹を釣り上げました。

 釣りは自然が相手なので、いつも同じとはいきません。

 季節、天気、水温などの情報から、魚の居場所を想像し、釣りなが絞り込んでいきます。

 サイズを測ってリリースするだけですが、自分の仮説が正しかったとき、何とも言えない満足感と、清々しさを感じるのです。

 長男がテニスもしたいと言い出しました。

 高校のとき2、3ヵ月テニス部に属していただけですが、子供の相手くらいなら何とかなります。

 嫌というほど汗をかいて、夏の1日を満喫しました。

 野外好きは小さい時からで、中学生になると電車に乗って遠出するようになります。

 中2の夏、リュックにテントを詰め、釣り道具をもって4人で淡路島へ出掛けました。

 適当な浜にテントを張り、釣ってきた魚を調理し、それなりの食事をつくって2泊くらいしたでしょうか。

 ひもじそうにみえたのか、近所のおばさんが、飲み物や食べ物を差し入れてくれたのです。

 夜はすることもないので、ずっと流れ星を探していました。

 高校1年の夏、兵庫県の香住でテントを張って寝ていると、急に豪雨になりました。

 近くの高級そうなカニ旅館に駆け込み、1人2千円で食堂に雑魚寝させてもらったこともありました。

 翌朝は、少しカニ飯をサービスしてくれたのです。

 社会人2年目だったか、広島の山奥にあるダムがよく釣れると聞き、3人で向かいました。

 スロープから船を下ろして1日釣りをしたのですが、確かによく釣れるのです。

 釣りの最中、岸から半島のように張り出し、平坦な所がある場所を見つけました。

 元々どこかで野宿するつもりだったので、ここに泊まれば、夜も朝もいくらでも釣りができると思い、上陸してテントを張ることにしたのです。

 思う存分釣りを満喫し、食事をつくりビールを飲んで、大の字で寝ていたのですが、深夜に揺り起こされました。

 「いっぱいの目がこっちをみてる」と。

 テントから顔をだしてみると、真っ暗闇の中、無数の獣の目だけがこちらを見ているのです。

 こんなこともあろうかと持参していた「かんしゃく玉」を足下に叩きつけると、夜露に濡れたか蚊の鳴くような音。

 結局、追っ払えたのかも忘れてしまったのですが。

 昨今の熊情報を聞くとゾッとしますが、今こうして生きているので、全て笑い話で思い出です。

 ダラダラとした休日の午後。どんよりとした屋内ほど苦手なものはありません。

 野外へ出かければ何かしら問題が起こり、それなりに解決し、笑い話になり、少しの充実感を得る。間違いなくそうなるのです。

 開高健はこう書きました。

 木のように立ったままで私は頭から腐っていく。

 部屋の壁が倒れかかってくるように感じられる瞬間がある。

 白い紙が鋼鉄の罠に思えてくる。

 空白と沈殿で指一本持あげることもできなくなる。

 指紋で意識が混濁し、萎えきってしまう。

 そんなときである。

 だからだ。おおいなる野外へ出ていくのは。

-開高健- 『オーパ、オーパ!! 国境の南』より

 私も感性の錆を落とし、心の澱を洗い流すのが習慣になりました。

 そう、おおいなる野外へ。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【Events】

■「さかたファミリー歯科クリニック」内覧会
7月21日(金)~23日(日) 11:00~17:00
枚方市津田西町1-24-8


「R Grey」9月からの入居募集開始■
7月29日(土)モデルルームオープン予定

大阪市平野区平野西5-6-24

【News】

■3月25日『大改造!!劇的ビフォーアフター』朝日放送(ABC)「住之江の元長屋」再放映■
■10月29日『住人十色』毎日放送(MBS)「松虫の長屋」放映■

『建築家カタログ2016』8月29日発売に「遠里小野の家」掲載

『homify』6月4日「松虫の長屋」掲載
『homify』5月10日「長田の家」掲載
『homify(タイ)』4月25日「加美の家」掲載
『homify(中国)』4月9日「住之江の元長屋」掲載

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日

壁は扉に変わらない‐1366‐

 4月に入り、新年度が始まりました。

 現在進行中の計画で、釣り好きのご主人が2人います。

 ともに「忙しくて、全く行けていない」と聞いているので、ちょっと書きにくいのですが、七色ダムへ行ってきました。

 七色ダムは奈良と三重の県境にあり、大阪から2時間半ほど。

 随分道もよくなりました。

 山桜は一番進んでいるもので7分咲きくらい。

 来週には満開になりそうです。

 すぐ北にある池原ダムとともに20年通っていますが、七色というくらいなので、本当に色鮮やかな湖です。

 これらの写真を撮ったことで、私の目的は半分が達成されているのです。

 残り半分の釣りですが、ボートの数はさほど多くありませんでした。

 寒い冬から春に向かい、水温が上がりはじめるこの時期。

 三寒四温と温度の変化も激しく、なかなかに釣り辛い時期でもあります。

 一昨年、昨年と、年初めの1匹を釣るまでに、2、3回の釣行を要しました。

 例年の反省も踏まえ、最も条件が良いと思う場所で徹底的に粘るというプランをたてました。

 めぼしいところをチェックした後、決めたのはダム最上流部から初めに大きく曲がっているエリア。

 春を意識した魚が、ユラユラと行き来するのが最も多く見えた場所です。

 今日はこの場所で心中と決めたのです。

 朝の10時頃、確かな生命感がロッドに伝わってきました。

 慎重にとりこんだのはコンディションのよい35cmのブラックバス。

 気が向いた時に来れば、いつでも私と遊んでくれる唯一の親友です。

 手を離せば、急いで水中に帰って行きますが。

 「春は最上流部」はバス釣りの鉄則です。

 このエリアをフラフラと動き回るのですが、水温が低いので目の前にルアーを持っていかなければ食べてくれません。

 私が心中と決めたのは、岸から3mほどにある大岩が沈むポイント。

 この岩が魚の回遊ルートを狭め、かなり限定してくれると考えました。

 また、大岩の後ろにボートをつけることで、こちらの気配も消すことができます。

 岸と大岩の間にルアーを置き、回遊してくる魚をとことん待つと決めたのです。

 釣りなど全く興味がない、という人がここまで読んでくれることは無いかもしれませんが、バス釣りの面白さが少しは分かっていただけたでしょうか。

 扉に変わるかもしれないという、勝手な希望にとらわれて、壁をたたき続けていてはいけません。
 
 -ココ・シャネル-

 現実の情報が、願望によって曲げられているケースは、仕事の場面でも、遊びの場面でもよくみられます。

 色眼鏡でみる、という表現もある通り、現実をできるだけ正確に、透明な目でみることは、全てにおいての第1歩です。

 シャネルをトップブランドに押し上げた要諦なのかもしれません。

 また、孤児院で育ったココ・シャネルにとって唯一の願いだったのではとも想像するのです。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

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■3月25日『大改造!!劇的ビフォーアフター』朝日放送(ABC)「住之江の元長屋」再放映■
■10月29日『住人十色』毎日放送(MBS)「松虫の長屋」放映■

『建築家カタログ2016』8月29日発売に「遠里小野の家」掲載
『住まいの設計07・08月号』5月21日発売に「松虫の長屋」掲載

『homify(韓国)』1月18日「柏の家」掲載
『homify(韓国)』1月17日「細工谷の家」掲載
『homify(インドネシア)』11月12日「イタウバハウス」掲載

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ドロをかぶる‐1335‐ 

 12月も残すところ2週間となりました。

 せわしない時期ですが、天気もよい、父と休みが合いと、釣りに行ってきました。

 朝の6時に岸和田の港を出て、洲本沖へ向かいます。

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 通常なら父の船で1時間程。

 昨日は風と波が残っており、2時間近く掛かりました。

 大阪湾は、淡路島と友ヶ島で囲まれた入江のような海です。古来は茅渟(チヌ)の海と呼ばれていました。

 チヌとは黒鯛のことで、それほどチヌが多かったということ。非常に豊かな海だったのです。

 高度成長期の汚染から、ようやく改善傾向にあると感じます。

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 洲本沖には、沢山の船が出ていました。

 ターゲットはタチウオです。

 しかしファーストフィッシュは、チヌではなくフグでした。

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 9時半頃、私にもようやく1匹目が来ました。

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 タチウオはその名の通り細長い魚で、幅で表したりします。

 指3本半といったところか。

 ちなみに、5本を超えるとドラゴンと呼びます。

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 その鋭い歯で、エサのイワシの形が分からなくなるまで、噛みちぎるのです。

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 その後、加太と友ヶ島に挟まれる紀淡海峡へ移動。

 ここは潮通しがよく、沢山の船が集まってきます。

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 50cmくらいのサワラがきました。

 ルアーにサワラがきたのは初めてです。

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 朝方は少し波があったものの、冬とは思えない陽気でした。

 午後2時頃に納竿。3時過ぎには岸和田まで戻ってきました。

 私の釣果は、タチウオ2匹、サワラ1匹、ベラ1匹でした。

 父らは物足りないようでしたが、私は久し振りに海がみれたことで十分に満足です。

 とても釣りが好きなクライアントが居るのですが、今年は全く行けていないと言っていました。

 視野が狭くなると、つい自分だけが大変だ、大変だとなってしまいます。しかし、もちろんそんなことはありません。

 田原 総一朗の「日本を揺るがせた怪物たち」 は、田中角栄、中曽根康弘などの政治家から、松下幸之助、本田宗一郎の実業人まで、「怪物」について書かれたノンフィクションです。

 彼らが「怪物」たるゆえんは、周囲の人間たちを引き込む、強い吸引力を持っていることだが、それは自分を曖昧にせず、ホンネを晒し、もちろん魅力的なビジョンを示すのだが、何よりも責任を回避しない、と言うよりも積極的にドロをかぶろうとすることである。だから、彼らと敵対する人間までもが彼を信頼することになる。

 積極的にドロをかぶろうとする。

 聞くも、言うも簡単。実行するのはもちろん別です。

 昨晩はサワラを塩焼きにして食べました。小3の娘は「この味、好きやねんなあ」と、大人びたもの言い。

 1日に1つ、小さな幸せがあれば十分頑張れると言い聞かせて、もうドロまみれになって働くしかありません。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

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■■10月29日『住人十色』毎日放送(MBS)「松虫の長屋」放映■■

『建築家カタログ2016』8月29日発売に「遠里小野の家」掲載■
『住まいの設計07・08月号』5月21日発売に「松虫の長屋」掲載■
『住まいの設計05・06月号』3月19日発売に「野洲の家」掲載■

『homify』10月27日「紫竹の家」掲載
『homify』9月1日「池を望む家」掲載
『homify』8月13日「光庭の家」掲載
『homify(スペイン語)』8月6日「野洲の家」掲載
『homify(ポルトガル語)』8月4日「柏の家」掲載
『homify(中国)』8月2日「加美の家」掲載掲載

■3月23日フジテレビ『みんなのニュース』「灘の高台の家」紹介
■2月23日フジテレビ『みんなのニュース』「松虫の長屋」紹介

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頭で勝負するしかない‐1291‐

 今日は海の日。

 ですが湖に来ています。

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 昨年に続き、夏の釣り合宿は奈良県の池原ダム。

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 昨年は4人で来ましたが、娘がピアノの発表会で、長男と2人旅です。

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 宿は湖の見えるバンガローと、もう釣り漬けの2日間です。

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 しかし、残念なことに釣りは私の趣味。

 特に長男は、小さくても一匹釣れれば満足というタイプなのです。

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 自然を体感してくれれば十分だとは思っています。

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 しかし、何が楽しいのかオールで遊んでみたり。

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 船の上げ下ろしに、凄く興味を持っていたり。

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 昼休憩に沢木幸太郎の「深夜特急」を渡したら、釣りに行かずにここで本を読んでいると。

 本好きは嬉しいのですが、折角だからと誘い出すのです。

 沢木幸太郎は2年前からのリベンジなので「面白い」と言ってくれたのは嬉しいのですが。

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 今回、私は前回つかんだ感触からのテーマを持っていました。

 その甲斐もあって、釣った魚は全て40cm以上。

 分かったことは、目先の結果にとらわれず、正しいと思ったことはやりきるべきということ。

 やりきらないと、正しいのか正しくないのかが分からないのは、仕事も趣味も全く同じでした。
 
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 今日は長男にも37cmがでて、任務終了。

 夕方には塾があるので、昼前に現地を出ました。

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 今朝、ボートの上で朝ごはんを食べようと、バナナをだしました。

 すると目の前を疾風が吹抜け、顔を麦藁帽子でバッシと叩かれたような感覚。

 手のバナナが無くなっていました。トンビが奪い去ったのです。

 あの鋭い爪でバナナだけを捕らえ、木の上で悠々と朝食をとっていました。

 一瞬何が起こったか解らず呆然としましたが、まず横でバナナを食べていた子供でなくて良かったと思いました。

 大きな羽が私の目をかすり、今も結構痛いのです。

 取られて瞬間は「ブンッ」とすごい音でした。手には一切触れませんでしたが、あの鋭い爪に手が一緒に捕まれたらと、ゾッとします。

 カラスを見て怖いなと思ったことはありますが、トンビに恐怖を感じたのは初めてでした。

 近頃、クマが人をエサとして認識しているという物騒なニュースもあります。

 今月だったか、池原ダムのすぐそばで登山者がクマに襲われたという記事も見ました。野生の動物から見れば人は何と無力なことか……

 人が人である理由はこの大きな頭があること。

 頭の良し悪しなど全く関係なしに、頭で勝負するしかないのだと改めて思わされました。トンビにさえ何の対抗手段も持っていないのです。

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 頑張れ長男。そして祝日も勉強する受験生。君たちはきっと報われるから。 

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『住まいの設計07・08月号』5月21日発売に「松虫の長屋」掲載■
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『homify』7月19日「柏の家」掲載
『homify』7月3日「加美の家」掲載掲載
■『homify(タイ語)』7月1日「松虫の長屋」掲載
『homify(韓国)』6月27日「加美の家」掲載
『homify』6月18日「宝塚の家」掲載

『日刊住まい』4月21日「野洲の家」掲載
■『関西ウォーカー別冊「大阪ライフウォーカー」』3月22日発売に
「住之江の元長屋」掲載
■3月23日フジテレビ『みんなのニュース』「灘の高台の家」紹介
■2月23日フジテレビ『みんなのニュース』「松虫の長屋」紹介

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働きものだった国、日本‐1266‐ 

 この日曜日は、長男と久し振りに釣りに行きました。

 奈良県下北山村の池原ダムへ。

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 明け方から強い雨と風。

 長男が風邪気味だったこともあり、午前中は車の中で昼寝。野外での昼寝ほど気持ちの良いものはありません。

 睡眠不足を一気に解消です。

 昼からは雨が上がり、スカッと晴れてくれました。満を持しての出船です。

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 山深いだけあり、まだ桜が満開です。

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 この時期、魚はバックウォーター(最上流部)に集まる傾向があります。

 産卵の習性からですが、いきなり大物がルアーを軽くバイト。しかし残念ながらフッキングせず。

 2時間程釣って、他の支流へ移動。池原ダムは4本の川からなる山上湖なのです。

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 この日は風が強く、白波が立って来ました。

 バックウォーターに行くのはあきらめて、辺りを見ていると、風裏になっている岬を発見。

 流れのアウトサイドにある、張り出しの大きい岬。この時期の一級ポイントです。

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 見事に当たりました。ここでまとめて4匹。

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 昨年の11月以来の魚です。

 湖に浮いているだけで満足とは言え、やはり釣れてこそ。この気持ちを何と表現して良いのか。

 これでまた一カ月頑張れるのです。

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 長男にもアタリ。

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 ここで2匹釣らせることができました。

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 十分に満足したとのことで、この日は4時半に終了。

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 長男は、週の半分以上塾に行き、帰りは夜の10時半を過ぎます。

 月に1回は日曜日にテスト。中学受験をするなら、皆このくらいはやっているようです。

 親の私が見ても楽じゃないと思うので、半ば強引に誘いました。

 楽しかったと言わせたら私の勝ち。親的にも、ガイド的にも納得の一日でした。

web調べ程度ですが、近年の日本の平均労働時間は15位だそうです。

1  メキシコ  2,226時間
2  韓国  2,163時間
3  ギリシャ  2,034時間
4  チリ  2,029時間
5  ロシア  1,982時間
6  ポーランド  1,929時間
7  イスラエル  1,928時間
8  エストニア  1,889時間
9  ハンガリー  1,886時間
10  トルコ  1,855時間
11  アメリカ  1,790時間
12  スロバキア  1,785時間
13  チェコ  1,784時間
14  イタリア  1,752時間
15  日本  1,745時間
16  ニュージーランド  1,739時間

世界平均  1,725時間

 調査35ヵ国中ではありますが、韓国より、アメリカより、イタリアより働かない国、日本。これが事実のようです。

 前回、働き者と書いたところですが、「だった」としなければならないかもしれません。

 成果は質×時間ですから、長い方が良い素晴らしいとは思いません。

 しかし、先日のシャープ買収を見ても、物作りにおいて、日本が一番前を走っていた時代は終わったのかもしれません。

 まじめで器用な日本人だから、時間は短くてもいい。本当にそう思っていて良いのか……

 この表を見て、将来を危惧するのは私だけなのでしょうか。

 頑張れ未来の大人。まだ3、40年は現役で頑張りますがあとは頼んだぞ。 

【Events】
■セミナー:4月24日(日)14:00~16:00
(会場:住まいの情報センター3階ホール、定員100名)
「松虫の長屋」見学会:5月15日(日)14:00~16:00
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『住まいの設計05・06月号』3月19日発売に「野洲の家」掲載■
■『関西ウォーカー別冊「大阪ライフウォーカー」』3月22日発売に
「住之江の元長屋」掲載
■3月23日フジテレビ『みんなのニュース』「灘の高台の家」が紹介されました
■2月23日フジテレビ『みんなのニュース』「松虫の長屋」が紹介されました
■『月刊ハウジング4月号』2月20日発売「野洲の家」掲載

【News】
■『住まいの設計07・08月号』5月21日発売に「松虫の長屋」掲載
『homify』4月20日「松虫の長屋」掲載
『homify(ポーランド版)』3月24日「住之江の元長屋」掲載
『homify』1月21日「サンルームと吹抜のある家」掲載
『homify(ロシア版)』1月2日「加美の家」が紹介されました

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朝だ、徹夜‐1223‐

 昨日、今日と秋の奈良下北山村へ。

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 そろそろ紅葉かと楽しみにしていましたが、まだ少し早いよう。

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 日曜日は、秋らしいうろこ雲で、良い天気でした。 

 子供と来る予定でしたが、寒くなり、あまり釣れない事を知ると「やめておく」と。

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 実際、こんなかわいい魚を見るのが精一杯だったので、正解だったかもしれません。

 しかし彼らは、ここに来れば私と遊んでくれる、ある意味親友なのです。

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 晩秋の池原ダムを満喫しました。

 先週は、あるプロジェクトの企画提案がありました。

 事業自体がコンペの為、内容は伏せますが、初めて設計する用途の建物でした。

 実務の仕事と平行しながら、実質10日程で仕上げましたが、2日徹夜しました。

 40歳を超えた頃から、徹夜があとを引くようになりました。出来るだけ定時に上がるようにしています。
 
 先頃、ある先輩経営者から「誰にも負けない努力をしていますか。もし、していないないら、今月中に、最低一回は徹夜で働いてください」と言われました。

 徹夜が是か非かは別にして、何か物足りないと思っていたのも事実で、丁度良かったのです。

 「プロジェクトX リーダーたちの言葉」に、ミスターVHSと呼ばれた、日本ビクター元副社長・高野鎮雄の項があります。

 日本人が初めて生み出した、ホームビデオの世界企画がVHS。

 「窓際族が世界企画を作った」の題の通り、彼への期待は小さく、赤字部門だったVTR事業部長に就いたのが高野です。事業部廃止の話もありました。

 「皆さんもなんでもいいから、夢中になってください。夢中っていうのは大変素晴らしいことです」

 感謝の集いで、彼はこうスピーチしました。その彼が良く呟いたのが次の言葉だそうです。

「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」 

 身を捨てる覚悟がなければ、物事の成就などない。これもまた真実です。

 今日は勤労感謝の日。「勤労」を広辞苑で引くと「身心を労して、勤めにはげむこと」とあります。更に「勤め」には「つとむべきこと、任務」とあります。

 特に仕事でなくても良さそうです。

 「麻雀放浪記」で知られる阿佐田哲也は、直木賞作家、色川武大のもう一つのペンネーム。「朝だ、徹夜」という駄洒落からきています。

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 今日は一日、冷たい雨でした。それでも好きな釣りなら、朝6時から始めて気がついたらもう帰る時間です。夢中なら、これは幸せなことです。

 夢中になれることがあるのは、本当に有り難いと、感謝したい祝日の夜なのです。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【Events】
■12月12日(土) 2:00pm~4:00pm 天六・住まいの情報センター5Fにて セミナー開催「○○と一緒に暮らす」

【News】
■homify(英語版)11月19日「加美の家」が紹介されました
■homify9月22日「野洲の家」が紹介されました
■homify(韓国)9月14日「遠里小野の家」が紹介されました
「セブンドリーマーズ・梅田ラボ」4月2日 OPEN
『HOUSING 5月号』3月21日発売に「遠里小野の家」掲載

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手入れ‐1210‐

 長男と2人旅に行ったのは昨年の6月。4年生の時でした。

 今回は娘との2人旅。現在小学2年生です。奈良県最南端にある、七色ダムへ。

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 娘は、起きている間に帰ると、タタッと走って玄関を開けにきてくれます。

 いつまでしてくれるのかは分りませんが、そんな些細な事に、幸せを感じます。

 今回は連休なので宿泊付き。何とかいいとこを見せなければなりません。

 しかし1日目の日曜日は、何年振りかの屈辱のボーズ(1匹も釣れないこと)。

 言い訳するのですが、子供の世話をしながら釣らせるのは、実は結構難易度が高いのです。

 あまりに厳しかったので、その晩色々と情報を集めました。

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 朝靄の立つ、七色ダム。

 2日目に全てを掛けます。

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 魚は深場に落ち、活発にはエサを追わないという情報。

 10mから13mのディープフラットの障害物を、魚群探知機で探し出し、ルアーで直撃するという戦略を立てました。

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 この日、1年に何回あるかという、会心の釣りでした。

 岬がらみの狙ったポイントに入ると、読みがずばずばと当たります。繰り返しますが、こんな日は年に何度もないのです。

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 娘にも、良い魚を釣らせることに成功。

 昼までで上がり、2人で盛り上がりながら帰ってきたのです。

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 池原ダム、七色ダムとも、ボートを昇降する施設がいくつかあります。

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 2千円から3千円くらいでボートの上げ下しをしてくれるのですが、このような施設が出来始めたのが20年前。

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 娘が撮ってくれました。

 それから通っているのですが、当時は凄い人でした。しかしこの日は、たった2組だけ。

 この行楽シーズンでこの利用客数だと、商売としてはかなり厳しいと思います。もっと多くの人が、釣りに来てくれればいいのにと思います。

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 シカの親子を見つけました。

 「キィーッ」という凄い鳴き声を上げ、逃げて行きました。

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 ボートの上にはアキアカネ。

 手つかずの自然に触れ、自然を愛してくれれば良いなと思います。

 また、心がささくれだった時、行きくなるところがあれば良いなとも思います。

 釣りは自分の趣味ですが、何かのきっかけになれば嬉しいのですが。

 養老猛司の著書「手入れという思想」には、日本人と「手入れ」について書いています。

 自然というのは、当たり前ですが「自然のまま」にしています。反対に人工は「思うようにする」ということです。

 思うようにならないから、人の手を入れて、人工のほうに引っ張る。これが「手入れ」という考えです。

 同じ考え方で典型的なものが子育てだと、養老猛司は言います。

 子供は放っておけばよいかと言えばそうではない。どこにもっていったらいいかは誰にも分らない。

 ということは、子育てにしても、お化粧にしても、結局毎日毎日手入れをすることになる。どこにいくかわからないのだろうけど、とにかくそれをやるのだということになる。

 そうやってきたのが、私達日本人の生き方で、それはある意味で自然が非常に強いところの特徴。

 子育てでも、社員教育でも、放任主義がいい、スパルタがいい等という、単純な話ではありません。

 勿論親は不完全ですし、経営者も不完全です。

 どこにいくかわからずとも、今できる、手入れをするしかない。楽しくも切ない。それが子育てで、教育なのです。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

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自信と自惚れは紙一重‐1190‐ 

 暑い日が続きます。

 昨日の大阪の最高気温は37℃の予想でした。

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 父の船で岸和田を出て、大阪湾最南端、友ヶ島を目指します。

 日の出と共に出港したのですが、朝の涼気もなく、早朝から暑い。

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 1時間弱走ると、景色がかなり変わります。

 友ヶ島は無人島ですが、明治時代に作られた、砲台が残っています。

 5年前に上陸した際、散策してみました。

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 女の子が釣りをしてくれるのかと思っていましたが、娘はひとまず何でもやってみます。

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 で、結構釣ります。

 「次は遊園地」と言われてはいますが。

 高校生までは来てくれないと思うので、嫌だと言うまでは連れて行きます。

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 釣りに飽きたら、上陸して海水浴。

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 暑い割りに、紀淡海峡の水は冷たく、泳いだのは15分くらいでしょうか。

 昼御飯を食べて、また釣りを再開。

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 長男は、ほぼ自分で出来るようになりました。

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 準備とエサ付けまで出来るようになったら一人前ですが。

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 子供なのですぐ飽きますが、それからが私の時間。

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 残念ながら、本命のタイ、アジは不発でしたが、根魚を中心に30匹くらいは釣ったでしょうか。

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 このガシラ、釣り上げたと同時に、10cmくらいのイワシを吐き出しました。

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 イワシの群れを魚群探知機は映していました。

 そういった時は、ギアを上げます。釣りと言っても、結構情報戦なのです。

 「どんな事があっても、不平不満は絶対言ってはならない。それは、天に唾するようなものだ」

 京セラ名誉会長の稲盛和夫さんはこう言いました。

 全ての事象は、全て自分の心の反映。上手く行っていない時は「それなら」と考える。「どうせ」は敗者の常套句なのです。

 釣りは趣味なので、誰より上手くなりたいとは思いません。

 それでも、1日釣りをし、常に工夫していれば、自ずと違った結果になるだろうと思います。

 昔から、大物は一緒に行った友人でなく、私が釣ったことが多いと思います。

 アイナメ、カレイ、チヌ、アコウ、ブラックバス……

 魚が私の仕掛けを見ている。特に大きな魚が。常にそういったイメージを持っているのです。
 
 自信と自惚れは紙一重。

 しかし、幸運の女神が、不平不満や、弱気を好まないのは、間違いないはずです。

 この日は大したことありませんでしたが。

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【News】
「セブンドリーマーズ・梅田ラボ」4月2日 OPEN
「セブンドリーマーズ・芝公園ラボ」
『賢者の選択 Leaders』で紹介されました
『HOUSING 5月号』3月21日発売に「遠里小野の家」掲載
『HOUSING 12月号』10月21日発売に「柏の家」掲載
■webマガジン『homify』1月10日に「加美の家」掲載
『大改造!!劇的ビフォーアフター』9月20日に「住之江の元長屋」再放送

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

バカ者をぶらさげるもの‐1187‐

 先週末は台風11号の通過で、かなりの雨が降りました。

 奈良市から新宮へ抜ける国道169号線は、土砂崩れで一部通行止め。

 日曜日は、池原ダム近くのバンガローを取っていたので確認の電話を入れると「土曜の昼には復旧予定なので、大丈夫だと思います」とのこと。

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 その通り、交互通行ではありますが、辿り着く事が出来ました。

 主要動線の為、復旧は常に最速です。

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 小さいながら、これが連休中の我が家。

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 早速、湖上に出たのですが、あの大雨の後でかなり濁りが入っていました。

 普段エメラルドグリーンの湖水は、抹茶オレのよう。

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 また、上流部は多くの流木が流れ込み、ボートの航行が困難です。

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 しかし、そこを越えれば、回復した上流のクリアウォーターとの境目があります。

 魚にとって濁りは汚れた空気のようなものですが、身を隠すにはもってこいの場所。

 濁りとの境目に身を潜め、獲物を狙っているのです。

 自分は隠れている「つもり」なので、積極的にルアーを追ってくるのです。

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 子供2人を一緒に乗せたのは始めて。

 小5、小2になって、ようやく一緒に釣りをすることが出来ました。まずは、2人に釣らせるのが目標です。

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 娘は私の言うことを聞くので、早々に釣り上げました。

 長男は自我がでてきて、自分のやり方を通そうとします。

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 かなり苦戦していましたが、何とか1匹を手にしました。

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 長男は、ゴキブリを殺すのも嫌がる生き物好き。逃がす時にその性格がよく出ます。

 最上流部は、水が澄んでいるので、大きな魚が目視できます。

 子供を釣らせて後は本気モード。

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 久々に仕留めた50cmオーバー。会心の1匹でした。

 口を見た時、60cmはあるかと思ったのですが52cmでした。

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 この時期、産卵を終えたばかりで、魚は痩せていますが、活発にエサを追います。

 加えて、台風後の濁りがきつい時は、最上流部まで多くの魚が上がって来るのです。

 おきまりのパターンですが、この1匹が、1週間私を幸せにしてくれるのです。

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 小さなバンガローから湖を見下ろしていると、将来、こんな所にセカンドハウスでも持てたらいいなと思います。

 普段は大阪で一所懸命に働き、休みは自然の中で過ごす。

 春は湖、夏は海、秋も湖、冬は雪山。そ長期休暇には旅。四季折々、暇をもてあますことはありません。

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 食事はチキンラーメンですが、自然の中での食事は、いつも最高です。

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 大雨の後、滝は濁流となります。

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 その大雨を、僅か1日でろ過してしまう豊かな森。

 澄みきった水を見れば、ゴミを捨てる気など起こらないはず。釣りは私なりの野外塾なのです。

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 池原は、私にとって特別な場所。帰り道から、次はいつ来れるだろうかと、考えるのです。

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 アーチ式では日本最大の貯水量を誇る池原ダム。1965年に完成した発電用ダム湖で、アーチ式コンクリートダムは高さ110m。

 直下は運動公園、キャンプ場が整備され野外活動を楽しめる場所です。

 主要産業が林業と観光であるこの地を訪れ、好きな釣りを通して、お金を使うことは本望です。

 それによって、この場所が守られるなら、3倍払っても良いと思っています。

 釣り竿とは何か?先端に釣り針、もう一方にバカ者をぶら下げている竿。 -フランスの諺-

 やりたい仕事があり、バカなくらい好きな趣味があって、私は本当に幸せです。

 どうせやるなら「狂」がつく程が、私の流儀ですが、家族はちょっと迷惑か。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【Events】
■6月30日~7月31日
天六・住まい情報センターにて
「加美の家」「遠里小野の家」http://www.atelier-m.com/w/achikochi/w.htmlのパネル展示

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『賢者の選択 Leaders』で紹介されました
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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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人間なんだからナ‐1180‐

 食、自然、ルアーフィッシングをこよなく愛した作家、開高健。

 1930年生まれで、1989年59歳で亡くなりました。今年で生誕85年。幼少期は大阪市東住吉区で過ごしています。

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 現在、西長堀の中央図書館で、生誕85年を記念して「オーパ!世界の旅人 開高健」展が開催されています。

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 「オーパ!」シリーズは、世界の巨大魚を釣り歩く旅行記です。

 雄大な風景を写す為にプロの写真家を、最高美味しく獲物を食する為に、プロの料理人を伴っての旅で、釣りファン以外にも人気のシリーズとなりました。

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 友人で辻調理師専門学校の創設者、辻静雄に料理人を求めたところ、選ばれたのが谷口博之教授。

 展示のほとんどは、「オーパ、オーパ!!」の取材に同行した、谷口教授の物です。

 アラスカで吊り上げたオヒョウの姿造りを、ドアに乗せて食している写真は圧巻です。

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 氏は、開口から釣りの指南も受けました。

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 多くの道具をプレゼントして貰ったそうです。

 開口がこよなく愛した、スウェーデンの釣具メーカー、アブ・ガルシア。

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 ルアーは、ラパラのスウィッシャーでしょうか。

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彼の釣り冒険記は、ブラジル、アラスカ、コスタリカ、カナダと各地にわたります。

 モンゴルで吊り上げた「淡水の女王」イトウの剥製もありました。

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 ヒットルアー、メップスのスピナーが口に付けられています。

 モンゴル釣行は、1986、87年とあったので、亡くなる3年前です。

 この回は、テレビ放送もありました。後にビデオが発売、すぐに購入しましたものです。

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 サントリーの宣伝に使われたこのカットは本当にかっこよかった。いつも憧れの人でした。

 自由な後半生を送る前、1958年、27歳の時に「裸の大様」で芥川賞をとっています。

 この時点では壽屋(現・サントリー)でコピーライターをしていたのです。

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  「人間」らしく
  やりたいナ

 トリスを飲んで
  「人間」らしく
  やりたいナ

 「人間」なんだからナ

 柳原良平の描く「アンクル・トリス」と共に、開口健のコピーは新聞広告飾ります。その広告活動が、1958年毎日産業デザイン賞を受賞。

 広告を、文化にまで高めたと評価されたのです。

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 「オーパ!」シリーズでは、谷口博之教授へ、旅ごとにエプロンへサインをしました。

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 心に通ずる道は 胃を通る

 1986年6月、下北山村大字上池原とありますが、私も愛する池原ダムです。

 「オーパ、オーパ!!」番外編でここを訪れたのです。

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 アメリカ等の、大物ブラックバスで有名な湖を釣り歩いたもの、釣りあげることが出来ず。

 50cmオーバーを求めて、国内の「聖地」にやってきました。その際に、カヌーで案内したのが、ロコアングラー浜松光さんです。

 この方は、1996年私が大物を釣り上げた時、釣り新聞、釣り雑誌に紹介してくれた人です。

1996_08basser3のコピー

 後で知ったのですが、私と開口を繋ぐ唯一の糸で、もっと話を聞いておけば良かったと、歯噛みしたのです。

 開口は、数こそかなり釣り上げましたが、20cmクラスの小物ばかり。落ち込んで帰って行きました。

 20cmクラスなら、うちの娘でも釣り上げます。

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 あの大きな体を丸め、しょぼりと帰る姿を想像すると、ちょっと笑っていまいます。

 幾ら文豪といえ、何でも上手くいく訳ではありません。

 人間なんだからナ。

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 しかしこんな笑顔の50代、そうはいません。

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 人前で、豪快に食うことをためらわない人もそういません。

 木のように立ったままで私は頭から腐っていく。部屋の壁が倒れかかってくるように感じられる瞬間がある。

 白い紙が鋼鉄の罠に思えてくる。空白と沈殿で指一本持あげることもできなくなる。指紋で意識が混濁し、萎えきってしまう。そんなときである。

 だからだ。おおいなる野外へ出ていくのは。

 -開高健- 『オーパ、オーパ!! 国境の南』より

 今回の展示で、中学まで住んでいたのが駒川1丁目と知りました。事務所から自転車で10分くらいの所です。

 早朝から釣りをして、早目の昼休憩。

 車のバックシートを倒し、蚊帳を吊るして昼寝。

 全ての喧騒を忘れて眠りに落ちる。これより、幸せな時間を私は知らない。

 だからだ。おおいなる野外へ出ていくのは。

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【Events】
■7月12日(日) 3:30pm~6:00pm 堂島アバンザ2F
ジュンク堂<大阪本店>にて「無料相談会」に参加

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