カテゴリー別アーカイブ: 03 自然・季節

明石海峡に、日本一のタコとゴミ問題をみる‐1500‐ 

 土曜日は、父の船で海へ出ていました。

 朝焼けの岸和田から出船し、走ること1時間半。

 明石海峡大橋も超えて、東二見沖までやって来ました。

 この時期、明石ダコがピークを迎えます。

 タコの釣り方は色々ありますが、大きく分けて2つ。

 1つは、エギやタコジグなどの疑似餌での釣り。

 早速タコジグで、父の友人が初めの1杯を上げました。

 続いて父、私にも。

 私はテンヤという針付きの台にイワシをくくり付けたものを使いました。

 タコは本当に好奇心旺盛な生き物で、色々な釣り方があるのです。

 速い潮流に流されないよう踏ん張るため、筋肉質で美味しいと言われる明石ダコ。

 太く短い足が特徴で、立って歩くと言われます。

 しかしこの日は後が続かずで、海峡付近まで移動してきました。

 淡路島の北端あたりは、本当にのどかな風景が続きます。

 西日本豪雨の間、通行止めだった明石海峡大橋も通行が再開され、多くの往来が見てとれます。

 この橋が完成して20年経ちますが、橋の北と南でこれだけ風景が違うことに驚き、またほっともするのです。

 釣りのほうは、淡路島の東岸を流しながら南下して行きます。

 淡路夢舞台の建築群は、安藤忠雄の設計です。

 左はウェスティンホテル、右が百段苑。100の大きな花壇が幾何学的に配置されています。

 コンセプトがシンプルで誰にでも分かりやすい、そして心に残る。それが、安藤が時代に愛された理由でしょう。

 そんなことを考えながら、ガシラを10匹ほど追加。

 そしてアジも数匹。

 本当に暑い一日で、午後2時には納竿して岸和田へ向かいました。

 家に帰ると、妻が熱中症気味だというので、久し振りに獲物をさばきました。

 料理好きの娘も手伝ってくれ、まずはタコを塩揉み。

 アジは刺身にしました。

 明石ダコは、完全な生とさっと湯にくぐらせたもの。

 日本一と言われるだけあり、一瞬で売りきれました。

 私の釣った小さいアジは、写真を撮ったあと跳ねて逃げてしまいました。

 アジに目がない娘のために、父の友人が一番大きいものをプレゼントしてくれたのです。

 夏だけ魚をさばく季節料理人なので、見栄えのほうは勘弁してもらい……

 味のほうは問題なしで、一瞬で娘が平らげてしまったのです。

 この日は豪雨の影響で、多くのゴミが浮いていました。

 明石海峡あたりが、真水を多く含んだ濁った水と、太平洋の海水の境となっているようです。

 潮目には多くのゴミ、流木が集まり、ゴミ袋が針に掛かって上がってきました。

 被災地のゴミ問題は深刻です。

 また、今日の新聞にも載っていましたが、こういったプラスチック系のゴミ問題は、より深刻に受け止めなければなりません。

 マイクロプラスチック(微細なプラスチック片)が、海洋生物の中に取り込まれ、蓄積、濃縮され、最終的には人に害を与えます。

 ゴミのポイ捨て、タバコのポイ捨てを見た時ほど、憂鬱な気分になることはありません。

 自分の家に持ち帰り、ゴミ箱に捨てる。

 たったそれだけの事を出来ない一部の人が、未来の子孫に、いや、たった今も、害を与え続けるのです。

 石油製品という、安価と便利をもたらす発明が、一部の美意識のない人によって害を与える。

 この構図を何とかする方法はないのかと、歯ぎしりしたくなります。

 スターバックス、マクドナルドと、プラスチック製のストローを廃止すると発表しました。

 その判断のように元を絶つしか方法はないのでしょうか。
 
 何れにしても、一刻を争う問題として世界全体で取り組むべき最重要課題です。

 ゴミには、その人の全てがでるのではと思っています。

 ゴミを美しく捨てると、幸せが近付いてくる。

 そんなメルヘンチックな言葉では、何の解決策にもならないでしょうか。

■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm
「回遊できる家」放映

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記<</a

革命は小より起こる‐1485‐

 昨日の雨で、葉には雫が残っていました。

 清々しい朝でした。

 長男は奈良の中学校へ通っているので、朝7時前には家をでます。

 私は休みの半分を奈良の南部で過ごすので、なにかしらの縁があるのかもしれません。

 海に面しない古都奈良。○○ビーフなどあまり似合わないと思うのは私の思い込みでしょうか。

 三輪素麺の老舗「池利」も古いスキーの仲間ですが、これぞ奈良の名産品と言った趣きです。

 また、柿の葉寿司も名産品のひとつ。

 川上村にある柿の葉寿司の「松屋」

 吉野川が大きく蛇行する169号線沿い、川上村の大滝という所にあります。

 この辺りには柿の葉寿司を売る店が何軒か並びます。

 5月前半に立ち寄った際は、70歳前後の気さくなご夫妻がでてきてくれました。

 「進物でなければ上に置いてあるものが安いですよ」と。 柿の葉寿司、11個入りが1,100円です。

 話をしていると、「明日、テレビ朝日の取材があるんですよ。何でも、外国人の方が食べてみて、日本一美味しいと評価してくれたそうで……」と。

 いつも前を通過するのですが、時間帯が合わずで食べるのは今回が初めて。

 チェーン店のものは何度か食べましたが、流石は日本一の柿の葉寿司。

 柿の葉の香りがよく、塩がしっかり効いた〆サバと甘めの酢飯が絶妙。各段に美味しかったのです。

 地ものだというので、干し椎茸もかってみました。

 これもゴールデンウィークのことですが、長男のクラブがあり、それ終わりで橿原まで迎えに行きました。

 買い物をしていると、向かいに海苔専門店がありました。

 長男が「買物をしている間、店に誰も入らなかった」と言うのです。

 で「可哀想だから何か買ってあげよう」と。

 なかなか高級そうな店ですが、子供達にはそんな事は関係ありません。2人とも海苔が大好きなのです。

 店内の雰囲気は、なかなか好感がもてます。

 溌剌とした店主に聞くと、主に寿司屋さん等の専門店に卸しているそう。

 店構えというのは正直なものです。仕事に困っていたら、ここまで手を掛けることはできないでしょう。

 上手くいっているんだろうと想像はしていましたが、ほっとしました。

 いやいや、明日は我が身と思い、心配して貰わなくて済むように、日々頑張るだけですが。

 有明産とのことで、娘は塩のりを購入。

 長男はこちらの梅のり。

 そこそこのお値段でしたが、美味しかったようです。

 「松屋」のある川上村のwebサイトに、「2045年の人口は270人になると予想され、その減少率は全国で一番高い」とあります。

 村長は続けてこう語っています。

 それにしても、あえて御幣を恐れずに言うと、今回の「報道」そのものに違和感を覚えます。もちろん報道の使命もその役割も十分認識していますが、今回この結果を報道することで「地方創生に水をさす結果にならないか」「その地で〝今〟を生きる人たちの希望はどうなるのか」等々、あまり好ましくない影響を与えるように思えてなりません。

 都市計画のある説で、「自然災害で壊滅的なダメージを受けた都市と、そうでない都市の10年後は、前者のほうが発展を遂げる」というものがあります。

 海のない奈良に美味しい柿の葉寿司があり、こだわりの海苔を売る店が立派に商いをしています。

 データやマーケティングを無視するつもりはありませんが、それが全てなら、いつも有利なものが必ず勝つことになります。

 しかし、人にはバイタリティや意思があります。少々の困難は、むしろ発奮材料。〝今〟は、過去とも未来とも違うのです。

 中国のことわざに、「革命は小より起こる」というものがあります。

 主流派ではなかった者のたわごとかもしれませんが、生きるということはそういう事だとも思っています。

 頑張れ栗山村長。本当に陰ながらですが応援しています。

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雑草魂‐1481‐

 ゴールデンウィーク中は、海と湖のことを書きました。

 建築設計が好きでこの仕事に選んだのに、「休みは野外に居たい」というのは、少し矛盾するかもしれません。

 自分なりに考えてみると、やはり小学校時代の経験によるのだと思います。

 自宅の1kmほど南を流れる大和川。

 小学校時の教科書には、「日本で一番汚い川」として紹介されていました。

 周辺にはため池も沢山ありました。

 簡単ではありませんでしたが、どこの学校にもいる釣り名人に教えて貰ったり、自分で工夫したりで、フナ、コイ、ザリガニ等を獲って遊んだのです。

 近くにある、西除川との合流点は、やはり大物が釣れました。

 童謡「故郷」にある「水は清き故郷」とは随分趣きが異なりますが、いつも変化する、自分の思い通りにならない野外で、工夫し遊ぶ楽しさを知ったのです。

 この時期、土手は青々とし、花もちらほら咲いています。

 紫の花はマメ科の花か。

 雑草の中のエリートは、誰もが知るシロツメ草。

 白と黄の花は、キク科でしょうか。

 しかし何と言う名か分かりません。

 当時は、土手の北に城東貨物が通っていました。

 この土手は、ダンボールのソリで遊ぶにはもってこいの場所でした。

 アトリエmは天王寺で設立したのですが、2002年に地元の平野に戻りました。

 2003年、弟の家を設計し、その1階に入居しました。

 それまでの間は、隣に見える倉庫を仮アトリエとしていました。

 まさにバラック

 これは父の会社の倉庫で、無料で借りていたのですから、文句など言えませんが。

 会社は大阪の中心地にあるほうがイメージはよいはずです。

 それでも、「自分が設計した建築」、「駐車場が前にある」、「自宅が近い」という3つの理由で、この地で頑張ってきたつもりです。

 昨年は倉庫の跡地に「R Grey」を設計しました。

 弟がオーナーの、アトリエmとしては初めての共同住宅です。

 1984年、「投げたらアカン」という言葉が流行語大賞に選ばれました。

 座右の銘、「草魂(そうこん)」で知られる近鉄の鈴木啓示投手の言葉です。

 現在では考えにくい300勝投手です。

 今年ジャイアンツに10年振りに復帰した、上原浩治投手の座右の銘は「雑草魂」。

 一浪し、野球の名門とは言えない大体大から、ジャイアンツ、そしてアメリカメジャーリーグでの成功を収めました。

 クライアントにとっては、大阪一、日本一、世界一の建築家でいたいと思っているので、雑草魂を語るのは少し違うかもしれません。

 しかし、親が医師、家が芦屋の六麓荘、旧帝大に合格した等の友人、知人をみていると私など雑草以外の何物でもありません。

 常に変化し、自分の思い通りにならない自然。

 その自然の中に、安全で安定した、しかも光と風と笑顔に満ちた空間を創造したいのです。

 しかし、現実は問題、課題の連続です。

 そこから逃げずに、踏まれても踏まれても立ち上がるしかないのです。まさに「雑草魂」です。

 琵琶湖を「マザーレイク」と言いますが、私にとって母なる川は大和川か……

 ちょっと様になりませんが、縁あって下町に生まれたので仕方ありません(笑)

 勿論、それを卑下するつもりもありません。

 京セラ名誉会長の稲盛和夫さんは、「人生は運命という縦糸と、因果応報という横糸が織られ、形作られる」と言いました。

 ゴールデンウィークぼけをしている暇など、雑草にはありません。

 何があっても、立ち上がり続けるだけなのです。

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子供ってのは、預かりもの‐1480‐

 連休明けの月曜日、大阪はしっかり雨が降りました。

 そのぶん、ゴールデンウィーク後半は天気に恵まれ、絶好の行楽日和でした。

 私たちは、奈良の池原ダム近くのバンガローを取っていました。

 いつもは夜に走る東熊野街道(169号線)も、昼に走ると新緑が目に痛いほどです。

 少し余裕があると全く違う景色が見えてきます。

 前回に続いて釣りですが、今回は多少趣きが違います。

 家族の反対を押し切って、船を乗り換えた結果を出さなければなりません。

 結果とは「楽しませる」と「釣らせる」です。

 子供たちはスピード大好きなので、湖面を滑走するだけで喜んでいました。

 むしろ、そっちの方が楽しいようですが。

 長男と同船するのはいつ以来か。

 受験、中学に入ってのクラブ活動と忙しく、3年振りくらいでしょうか。

 今回は幸先よく、1尾を手にしてくれました。

 「魚はお父さんの大事な友達なので」とずっと言ってきたので、リリースは丁寧です。

 今回は家族に楽しんで貰う釣行です。

 昼は早めに上がって、ぱぱっとパスタを作りました。ソースはレトルトですが。

 夕方の部は、妻と長男。

 妻と釣りをするのも、2005年に長男の生まれる前以来です。

 ということは13、14年振り。

 それまでは結構一緒に行っていたものです。

 僅かの時間でしたが手早く2尾をキャッチ。

 母親の面目躍如です。

 夜は、家族3人を温泉に行かせ、本気モードで、最速、最善を尽くして食事の準備をしました。

 たかが炭火焼、されど炭火焼です。

 渾身の焼き鳥とステーキを、3人とも喜んで食べてくれました。

 2日目の朝の部も、長男、娘と早起きして湖上にでました。

 以前はそこまで熱心でなかった長男ですが、中学生になって色々なことの呑み込みが早くなった感じ。

 今回の最大のサイズをキャッチ。全て自力で釣りあげました。

 こうなってくると娘に釣らせなければ、ヘソを曲げてしまうパターンです。

 多少裏技を使ってまずは1尾。

 そしてもう1尾は、正真正銘、全て自分で釣りあげました。

 これで最低限の任務は完了です。

 船上で湯を沸かし、インスタントラーメンと、お父さん特性のチーズレタスサンドの昼食です。

 娘はカップラーメンが辛すぎて嫌いなのですが、何とか食べられると分かったのがチキンラーメン。

 安藤百福さんに感謝です。

 反対に、長男はカレーヌードル大好き。これも日清とは、やっぱりすごいメーカーです。

 バックウォーター(最上流部)での冒険アトラクションも忘れてはなりません。

 オールを使っての急流下りも必須なのです。

 サルなどが出てきてくれると、更に雰囲気は盛り上がります。

 この時期は子ザルが多いので、出会える確率がぐっと上がるのです。

 私は自然の中に居るのが好きだし、この大自然を子供に見せてやりたいと思っています。

 また、深く自然と関われる釣りの楽しさも伝えたいとも思っています。

 現地で話した、同年代の子供を持つ男性が「釣らせたいから、もっとこうしなさい、ああしなさいというと、最終的には一緒に来てくれなくなった」と言っていました。

 よく分かります。

 親とはそういうものです。

 ビートたけしは、こんなことを言っていました。

 子供ってのは、預かりものだと思わないと。

 出来ているかどうかは別にして、この感覚もよく理解できます。子は自分の所有物ではないのです。

 神様なのか、天からなのか、お預かりし、何とか世の役に立てる人にしてお返しする。

 それが親としての究極の理想だと私も思います。

 長男の身長が160cmになり、足のサイズは私を超えました。

 中学2年生と言えば14歳になる歳です。大学で家をでるなら、一緒に暮らすのはあと5年弱。

 預からせて貰う時間も、終盤に入りました。

 力みすぎるでなく、達観するでなく、自分にできることをしたいと思うのです。

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いちばん小さな海‐1479‐

 前回は、仕事のことを書きました。

 今回、次回はゴールデンウィークモードでいきたいと思います。

 久し振りに父の船で釣りに行ってきました。

 大阪湾と友ヶ島の間にある紀淡海峡。潮流が速く、魚も豊富です。

 岸和田から出船し、1時間程かけてやってきました。

 今回は、父、私、娘、弟、甥っ子の5人で釣行です。

 小5の子供が2人なので、いわゆるファミリーフィッシング。

 確実に釣れる、根魚狙いです。

 娘も釣りは久し振りですが、早速ベラを釣り上げました。

 ベラ、ガシラが飽きない程度にポツポツと上がってきます。

 甥っ子は子供たちの中で一番の釣り好き。マイロッドまで持っていました。

 2人で楽しんでくれたなら何よりです。

 今回一番大きい魚は私の釣ったアジ。

 40cmくらいでしょうか。

 で、夜の食卓へ。

 船上で父が〆てくれたので、身が引き締まって歯ごたえが別次元。

 娘はアジの刺身が何よりも好物で、その歯ごたえを満喫していました。

 ガシラとベラは、から揚げに。

 淡白な白身に旨みが増すので、私この食べ方が一番好き。

 開高健は「顔のヘンな魚ほどうまいものだよ。人間もおなじ。醜男、醜女ほどおいしいのだよ」といいました。

 こんなことを書くと、ガシラとベラが夢にでてくるかもしれません。

 肉より、魚のほうがいい年齢になりましたというか、なってしまったというか……

 これも豊かな海の恩恵です。

 生命はこの海から40億年前に誕生しました。最後は、ちょっとロマンティックに締めたいと思います。

 なみだは人間の作るいちばん小さな海 -寺山修司-劇作家

 全ての源である母なる海。ひととき波間を眺め、心静まるのを待ちます。

 私の体の中にも海があるのです。

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男のロマンⅡ‐1474‐

 普段、アトリエmのwebサイトは100~250回の閲覧があります。

 土曜日の放送後は、900回以上の閲覧がありました。

 やはりテレビの効果は大きいものです。

 私も一視聴者として楽しませて貰いました。

 ものおじしない奥さんなので、テレビも絶対大丈夫だろうなと思っていましたが、自然体で「羽曳野の家」の特徴をあますことなく語ってくれました。

 ご主人、お子さんも活き活きと楽しそうで、本当にご紹介して良かったと思います。

 なぜかメールが上手く届かなったので、この場でお礼しておきます。

 週末は、雨予報で撮影が中止に。急遽、奈良県の池原ダムまで行っていました。

 20代前半から、海、湖へ行く時は車の上にボートを積んで運びました。これを「カートップ」と言います。

 私は四駆一筋なので、普通車に比べるとかなり高い位置に積むことになります。ギックリ腰になること3回。

 10年前くらいから、牽引でボートを運びたいと思っていました。

 先日、ようやく牽引登録を済ませ、バスボートに乗り換えることにしました。バスボートとは、ブラックバス釣り専用のボートです。

 家族には、「家を建ててから」と言ってきたので、勿論全員が反対。

 しかし、10年間自問自答してきました。

 「贅沢過ぎる? 分不相応? 分とは? 贅沢とは……」

 十分に蓄えはできた。しかし95歳になった。これでは意味がありません。

 今がその一点だという結論に至りました。全て言い訳ですが。

 スロープでは、スタッフがボートをおろしてくれます。

 ボートをおろして10分くらいで、幸先よく42cmの1匹目。

 この岬は、22年前の5月4日、当時日本記録級を釣った場所です。

 その対岸にある、小さな張り出しについて居ました。

 バス釣り専用のボートなので、魚群探知機もそれ用にセッティングされています。

 その10分後、今回最大の魚を仕留めました。

 50cm1.6kg。

 沖の立ち木に、6匹ほど群れていた鼻先に、水面に浮くルアーを投げました。

 ピクピクと動かすと、奪い合うような動きになりフックアップ。

 狙い通りの釣り方で、今回の中でも会心の1匹でした。

 バス釣りは、持って帰ったり、食べたりしないので、大きさと共に、釣り方に拘る人が殆どです。

 その過程を楽しむ遊びと言ってもよいでしょう。

 その後、小さい魚も釣れましたが、もう1匹50cmがらみを釣り上げました。

 澄んだ湖の上で、自分の思う場所へ移動し、魚を求める。

 ハンティングのような遊びなのです。

 エンジンも大きくなり、かなりスピードがでます。

 ちょっと怖いくらいなので、私は安全運転ですが。

 ゴールデンウィークの前半限定ですが、是非と言う方は2、3日中に連絡下さい。

 池原ダムのバックウォーターまでご案内しますので。

 2013年の5月、「男のロマン」は土間だと書きました。

 広辞苑で「ロマン」をひくとこうあります。

① 近代にロマンス語で書かれた、伝奇的要素の多い散文物語。

② 一般に、長編小説。

③ 夢や冒険への憧れを満たす事柄。

 私にとっての夢と冒険への憧れを満たす、物語の第2章が始まりました。

 「男のロマンⅡ」はボート(趣味)だとします。

 ロマンシリーズはⅢ部で完結します。「男のロマンⅢ」は今冬にUPしたいと思います。

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不夜城陥落‐1469‐

 大川の桜が満開です。

 天満橋から西を望めば、中之島が中央に見えます。

 土佐堀川と分岐する景色は、最も大阪らしいものかもしれません。

 天満橋は大川と谷町筋が交差する位置にあります。

 「造幣局の通り抜け」もあり、桜のメッカといってもよいでしょう。

 東を望めばOBP。

 南は大阪城。

 西へ向かう方が、桜のトンネル感は強いかもしれません。

 桜、空、川のある景色。まさに日本の春です。

 本日、アトリエmの営業時間変更の案内をクライアントに送りました。

必要であれば、時間無制限で曜日は関係なく働くのが
当然と思い、仕事に取り組んでまいりました。

しかし、時代の流れ、近年の社会情勢もあり以下の通りに
営業時間を変更させて頂くことに致しました。

営業時間:(月)~(土) 9:00amから7:00pm
定休日:第2・第4(土)、(日)
その他の休日:年末年始、ゴールデンウィーク、夏季休暇

 半分ベソをかきながら、朝を迎えたことが何度あったのか。

 朝一番「もう新幹線に間に合いません」とスタッフが泣きを入れるので「貸せ!」とカッターを取り上げ、模型を仕上げました。

 お盆休み、ある計画が急速に動くことになり、旅行を全てキャンセルしました。

 若い頃、週休2日の企業に勤める同級生たちを羨ましいと思ったこともありました。

 しかし、今は良い時代を生きさせてもらったと思います。

 また、期待してもらい、やるべき仕事をこれだけ与えて貰ったことに心から心から感謝します。

 今日は、ケツメイシの「さくら」を聞きながら会社に戻りました。

♪ 花びら舞い散る 記憶舞い戻る

 花びら舞い散る 記憶舞い戻る ♪

 長く働くこと、休みが少ないことだけが良いと思っている訳ではありません。

 しかし、充実や成長が、できるだけ短い時間で、効率よく働いて得られるものではないとも思っています。

 時代は大きく変わったのか。

 または、自分達が時代から取り残されているのか。

 前向きな気持ちもこめて、「不夜城陥落」を宣言してみようと思います。

 4月から、アトリエm第三幕のスタートします。

 時間ではない何かを見つけることができるのか。また元に戻るのか。

 精一杯あがいてみたいと思います。

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適切に自慢を‐1461‐

 寒かった2月が終わりました。

 昨晩の強い雨風と雷で、目が覚めた人も多かったと思います。

 3月は、強烈な春一番からスタートです。

 保育園の終わったあと、公園で遊んでいる子供達も増えてきました。

 猫は屋根の上を駆けていきます。

 この1週間で、すっかり春めいてきました。

 ♪ 春はお別れの季節です~ ♪

 にメロディーがついたなら、40歳半ば以上が確定です。

 新大学生、新社会人と、新しい生活をスタートする人も多いはず。

 そんな人達かは聞いていませんが、私が設計した「R Grey」の空き部屋が、ようやく残り1部屋になりました。

 「永住したい打ち放しのマンション」をテーマに計画がスタート。土地は父のもので、建物は弟がオーナーです。

 近隣マンションには空き部屋も多くあるらしく、両親も「入ってくれるのだろうか」と心配していました。

 竣工は昨年の8月末でしたが、工事中に2部屋が決まったこともあり、すぐに満室になると私は確信していました。

 その後、見学はあるものの中々入居が決まらないようで、仲介会社のwebサイトを通してようやく5部屋が決まりました。

 まだ1部屋残っていますが、多少ほっとしたのです。

 アポイントなしの営業は、全てお断りしていますが、面識のある建築関係会社の方が来られた時のこと。

 「設計士さんも、施工側も、自分の都合ばかり言って、クライアントの方を向いていない。

 設計士さんは、自分の作品と思っているので、自分がしたいことをするし、施工側も施工側で、利益のことしか考えていない」

 という会話がありました。

 こんな話を、本当によく聞きます。ということは、何度も話しているので、順にお答えしました。

① 設計だけをしている訳ではないし、そもそも「設計士」という言葉はない。私は「建築家」でいたいと思うが、「建築士」という資格にも興味を持っていない。

② 理由は、「建築士」とは、ペテン師と同じように技術を売る仕事で、芸術家のように心に響く仕事をするのが「建築家」だと教えて貰ったから。

③ 自分の仕事は「作品」だと思っている。ただし、その定義が眺めて楽しむ骨董品の類を指すのなら作品でなくてよい。実際の暮らしが始まってからの写真しか撮らないのは、それが理由。

④ クライアントの幸せを実現するのが仕事だが、それは自分達の幸せとほぼ一致する。働くことは一方通行ではないので、何が幸せと思うかは、互いに明確にしたい。

⑤ 厳しく現場監理はさせて貰うが、クライアントにとってのヒーローになって欲しい。施工者には、それを実現できる技術があるはずだし、必要。

⑥ それらが、とびきり高くてもよければ苦労しないのだが、その仕事を適正な金額で実現するために常に競争見積となる。

 順番や例は、折々に変えますが、概ねこのような流れです。

 恥ずかしながら、自慢のような、偉そうな話をする必要がある場面なのです。

 「R Grey」の長所も、何度かここで書きました。

 満室になるという保証はありませんし、実際まだ1部屋空きがあります。

 しかし、何とか実現できるギリギリのラインまで金額調整をした、弟と私達が身をもってそのコストパフォーマンスを分かっているつもりです。

 そんなことは、借りる側には分からないじゃないかと言われるかもしれませんが、お金を払う時、人は厳しい目で選んでくれます。

 大きな金額であればあるほど尚更で、そう考えると建築はとても恵まれているのです。

 自分達の存在意義、価値を伝える為には、ただ謙遜していればよい訳ではありません。

 「私など、ろくなものではありませんので」と私が言って、仕事を依頼してくれるクライアントは居ないはずです。

 かといって、自慢ばかりしている人が好きな人など、たったの1人もいないのですが。

 状況に合わせ、適切な自慢を。これはかなり難しい、永遠のお題です。

 「R Grey」は、この規模では考えられないくらい頑丈な建物です。適切に自慢しておきますので、よければどうぞ最後の1部屋を。
 

さらば、LOWEの14フィート‐1440‐

 先週の月曜日は、湖での話を書きました。

 今日は海の話です。

 このボートが我が家にやってきたのは1988年、私が高校2年生の時です。

 父が購入したもので、船名を「MGⅡ」といいます。会社の屋号「守谷硝子店」からとったもの。

 ちなみに先代の「MGⅠ」はエンジン付きでゴムボートでした。

 およそ30年、海に湖にと付き合ってもらいましたが、ついに廃船することになりました。

 スクラップ工場へもちこむと、再生できる金属として引き取っとくれるのです。

 ようはアルミ屑となってしまう日。

 重量が約80kg。

 90円/kg、7千円ほどで引き取られていきました。

 舳先が曲がっているのは、クレーンから落とした痕跡で、それによって亀裂が入ったところは、アルミ溶接で修理してもらいました。

 まさに満身創痍だったのです。

 計量を終えるといよいよ解体棟へ。

 フォークリフトは言ってみれば霊柩車。

 「最後のお別れをしてください」という場面です。

 LOWE(ロウ)は、アメリカのブラックバス釣り用のボートです。

 持ち運びがしやすいので、海にも使っていました。

 しかし、約10年前から船底にクラックが入りだし、海専用にしました。補修を繰り返しながら使っていたので、寿命は全うしたと思います。

 海の思い出は、ほぼこの船とともにあります。

1992年9月1日

 大学生になってからは、毎夏フル稼働。

 こんな小さな船で海にでる体験はそうないはずなので、皆が喜んでくれたのだと思います。

 クルマは初代のハイラックスサーフ。

2007年9月22日

 2歳の長男といつも船を下す港の主、Sおっちゃん。

 私の最年長の友人です。

2008年9月14日

 Sおっちゃんは、父の古い友人です。

 海でのマナー、海での遊び方を教えてもらいました。

 この日は2人で痛飲。

2009年8月23日

 娘も1歳半になり、浜遊びができるように。

2009年9月13日

 ここがSおっちゃんの海での家。

 車は2代目のハイラックスサーフに。

 この船があったおかげで、磯で魚を突いたり、タコを獲ったりできたのです。

2012年7月29日

 娘も4歳になり、船遊びの楽しさも少し分かるように。

 長男が釣ったアコウ。

 とても美味しい魚です。

 長男は7歳になり、沖で潜りはじめた頃。

2009年9月2日

 従兄弟たちと。

 海の中は、いつも極彩色です。

 子供達に一番見せたかったのは、その景色だったと思います。

 獲物の基本は、小物のガシラですが。

2014年9月14日

 沖からみる海は、いつも本当に美しいものでした。

 車は初代ディスカバリーに。

 長男は、1人で潜るようになりました。

 家族で乗ったのは、この日が最後になりました。

 荷物を満載した車4代とともに、夏の相棒でした。

 80kgある船を引きずり回しながら、積み下ろしするのが私の夏でした。

 準備は大変でしたが、それが無くなると思うと、正直寂しいものです。

 心残りは、子供2人が中学生になるまで、このボートで遊べなかったことでしょうか。

 クルーザーは持てなかったけど、海面が近いこのボートで日本海に出るのが好きでした。

 車や船が去っていく時、言葉が尽きることはありません。

 形あるものはいつか壊れる。命あるものはいつか尽きる。

 分かってはいますが、30年も私に仕えてくれて、今は感謝の気持ちしかありません。

 さらば、LOWEの14フィート。

 今は次の船をイメージできないのです。

■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました■■■

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

けいこ不足を、幕はまたない‐1432‐

 土曜日の夜、娘と大阪を発ちました。

 助手席で寝ているあいだに、奈良県下北山村に到着。

 日曜日は1月並の寒波到来で、寒い1日になりました。

 早朝は2度くらいだったでしょうか。

 娘と2人で釣りにやってきましたが、防寒対策はスキーウェア。

 こんな中でも付き合ってくれるのです。

 日中は晴れ間が広がり、良い天気になりました。

 奈良県下北山村は常緑樹が多いのですが、ところどころにあるヤマモミジが真っ赤に染まっています。

 釣りのほうは、何とか午前中に1匹手にすることができました。

 しかしこの時娘は休憩中。

 朝は一緒に出船したのですが、やっぱり寒いからと一旦車に戻っていました。

 休憩時は本を読むんだと、沢山の本を持ち込んでいます。

 寝袋に入り、サンルーフのシェードを開け、青空を見上げながらの読書タイム。

 本当に本好きで、飽きることなく読んでいるのです。

 折角ここまで来たのだからと、昼食後、再び一緒に出船しました。

 で、何とか1匹釣りあげました。

 外道(狙っていた対象ではない魚)のニゴイでしたが、これが45cmの大物。

 娘は大満足で、これにてストップフィッシング。帰路についたのです。

 帰り道は2時間半のドライブですが、いろんな話をしました。

 とても成長したなと思ったり、小学4年生もなかなか大変だなと思ったり。

 面と向かい合って話すより、流れる景色を見ながらのほうが、気楽だし話が弾むものです。

 1983年、梅沢富美男の「夢芝居」という曲がヒットしました。

 けいこ不足を 幕はまたない

 恋はいつでも 初舞台

 恋だけでなく、子育ても同じです。

 娘の父をするのは初めてですし、もし次女がいたとしても、次女の父をするのも初めてです。

 子供は2人目ですが、全くパーソナリティが違います。

 そう考えれば、何事も全て初めてとも言えそうです。

 初めてなので、間違ったり、正解したりしながら親子とも生きていくのです。子には申し訳ないのですが、全問正解はないのです。

 仕事においても、フレッシュな目で見たほうが、よりよい判断ができるのではと最近思うようになりました。

 経験から経験を捨てることを学んだような気がします。

 「夢芝居」の作詞作曲は小椋桂でした。

 けいこ不足を 幕はまたない

 これぞ小椋節。いい詞だなと思うのです。