カテゴリー別アーカイブ: 01 旅・街

氷ばかり艶なるはなし‐1433‐

 今日は、所用を済ませにミナミへ。

 御堂筋のイチョウは、黄色より緑が多め。

 来週あたりが見ごろでしょうか。

 道頓堀を西へ歩き、御堂筋を超えると少し人通りも減ってきます。

 更に西へ進めば湊町。

 ナンバハッチが見えてきます。

 ミナミの繁華街の南西角に建つのは元「D-HOTEL」。

 現在は「Continent Vijoux」という名前に変わっていました。

 現在は京都大学の教授である竹山聖の設計で、1989の作品です。

 ミナミによく行く人なら、この辺りの雰囲気を想像してもらえるでしょうか。

 いかがわしいと言えばよいのか、健康的と言えばよいのか、まあそういったエリアです。

 竹山聖の出世作といえるこの建物ですが、元はコンクリート打ち放しだけの表現でした。

 緩やかにカーブを描いた壁に、クレバスのような裂け目が入っており、非常インパクトがありました。

 現在は裂け目の下がタイルの壁で塞がれ、エントランスとなっているようです。

 最頂部にもタイルが追加されています。

 こちらの方が沢山人が集まると言われれば、それが正解なのかもしれませんが、街には凛とした建物があってもよいと思うのは私が創り手だからでしょうか。

 しかしそのフォルムは健在です。

 カーブした壁の先端は、厚みが2.5cm。

 間違いなく限界値でしょう。

 室町時代の僧、心敬は『ひとりごと』でこういいました。

  氷ばかり艶なるはなし

 心敬は氷に、冷たい、艶めかしい究極の美を求めたのです。

 そう考えれば、この元「D-HOTEL」こそ、この地に最も合った建物と言えるかもしれません。

 所用は、12月を控えスタッドレスへの交換でした。

 ディーラーは、なにわ筋沿いにあり、ミナミから歩いて15分程。

 こちらのイチョウは丁度見ごろでした。

 感想、発言は全て主観に基づいています。よって公正な意見などありません。

 しかし、他者の支持がなければ、仕事としては成立しません。

 働くとは、仮説の答え合わせにほかならないのです。

 今日は勤労感謝の日。

 今年も沢山の仕事を頂いたことにまずは感謝し、また1年、答え合わせの旅にでます。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【Events】
「R Grey」9月からの入居募集開始■
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「さかたファミリー歯科クリニック」7月26日 OPEN■
枚方市津田西町1-24-8

【News】

『ESSE』11月7日発売に「松虫の長屋」掲載
■3月25日『大改造!!劇的ビフォーアフター』朝日放送(ABC)「住之江の元長屋」再放映■
■10月29日『住人十色』毎日放送(MBS)「松虫の長屋」放映■

『建築家カタログ2016』8月29日発売に「遠里小野の家」掲載

『homify』7月21日「白馬の山小屋」掲載
『homify』6月4日「松虫の長屋」掲載
『homify』5月10日「長田の家」掲載
『homify(タイ)』4月25日「加美の家」掲載
『homify(中国)』4月9日「住之江の元長屋」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

はやきこと風のごとく‐1429‐

 一昨日、11月7日発売の『ESSE』という女性誌に、「松虫の長屋」の写真が掲載されました。

 『快適で「楽しい!」家づくり』というテーマで3ページにわたり、8軒の家が紹介されています。

 写真が1枚だったのは残念ですが、選んでもらった嬉しさもあります。

 表紙は仲間由紀恵さん。もしよければ手に取ってみて下さい。

 先週末の埼玉行きですが、連休の渋滞予測もあり、夜遅めに大阪に戻るイメージでした。

 11月5日(日)ライン下りを終え、10時半頃に長瀞を出発。

 秩父から甲府へ抜ける国道140号線は通行量の多い道路。早めの出発で、昼過ぎの甲府着を目指します。

 峠では間もなく紅葉のピークといった感じでした。

 甲府まで約2時間半。

 駅前の駐車場に車を停めて、徒歩でウロウロします。

 駅北の広場では、山梨ラーメングランプリなるイベントが開催中。

 全国から味自慢のラーメン店が集まり、1杯800円で投票が行われるそうです。

 凄い行列で、うちの子供達は屋台のたこ焼きと肉まんを食べていましたが。

 駅前に建つ山梨文化会館は 丹下健三の設計。1966年の完成です。

 何本かみえる筒状の部分には、縦動線が収まっているのでしょう。コンクリートの強さ、自由な造形を活かした建物です。

 その隣に建つのは山梨県立図書館。

 高さはかなり抑えられ、時代の気分を感じさせます。

 明るく、開かれた図書館で、多くの市民が利用していました。

 駐車場が1時間無料となっており、このあたりの配慮には好感がもてます。

 2階は、受験生が多く勉強しているようでした。

 入試まであと2、3ヵ月。ピリピリとした空気感が伝わってきますが、ここで勉強できる甲府っ子は幸せにみえます。

 駅の南にある武田信玄像。

 甲府城跡も駅南にあります。

 これは豊臣が築いた城で、信玄がここで采配を振るったわけではありません。

 しかし、天守閣跡から甲府盆地を見渡せば、その美しさは他に類のないものです。

 盆地の向こうには富士山も見えます。

 戦国最強とうたわれた武田軍は、三方ヶ原の戦いで、織田、徳川連合軍を打ち破りました。

 歴史に「たられば」はありませんが、信玄がもし早世していなければ、という話はよく聞きます。

 ここ甲府が日本の首都になっていた可能性も十分にあった訳です。

 今回は11月4日(土)は青→草津、黄緑→諏訪、5日(日)はオレンジ→長瀞、赤→甲府、黄→大阪と1100kmの旅。

 大阪に戻ったのは深夜12時でした。

 土曜日は、草津で大きな虹が見えました。

 ぶつぶつ言いながらも子供が着いてきてくれるうちに、少しでも沢山の景色を見せておきたいと思います。

 年末は、夏休みにキャンセルした47都道府県最後の宮城への旅の予定です。

 冬の東北ですが、一番好きなフェリーの旅で完結したいと思っています。

 風林火山は言わずとしれた武田家の旗印。

 今度は何とか出掛けられるよう、疾(はや)きこと風のごとく正しい判断を積み重ねるのみです。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

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■11月12日(日) 2:00pm~4:00pm セミナー開催「リフォーム・リノベーションの極意」■
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『ESSE』11月7日発売に「松虫の長屋」掲載
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現実はいつもひとつ<埼玉長瀞編>‐1428‐

 今週末はセミナーの講師をします。

■11月12日(日) 2:00pm~4:00pm セミナー開催
「リフォーム・リノベーションの極意」■

天六・住まいの情報センター5F

 リノベーションに興味のある方は、是非遊びにきてください。

 11月5日(日)は朝6時に諏訪湖畔のホテルを発ちました。

 前日の夜、仕事終わりで諏訪まで移動してきました。

 家族で47都道府県制覇が当面の旅のテーマですが、埼玉県は通過しただけの県となっていました。

 夏に「ブラタモリ」で長瀞(ながとろ)が紹介されており、機会があれば行ってみようとなっていたのです。

 諏訪湖から中山道を北東に向かい佐久へ抜けます。

 途中、「御柱祭」の「木落し」の会場という案内板が見えました。

 これは死傷者がでてもおかしくない急斜面です。

 浅間山をみながら、軽井沢あたりの高原地帯をさらに東へ向かいます。

 2時間程で埼玉県に入りました。

 長瀞ラインくだりの発着所に着いたのは9時過ぎ。

 早朝に発ったかいあって2番船に乗れました。

 20人ほどが木の船に乗りますが、船頭は前後に2人。

 動力はなく、竿だけで操船します。

 10月の台風で増水しており、営業を開始したのが金曜日だそうです。

 それもあってか思った以上に流れが速い。

 亀の子岩を過ぎたあたりから、更に流れが加速します。

 船底に岩がゴンゴンとあたり、結構な衝撃があります。

 船べりを越えて、水もかなり入ってきます。

 正直、結構怖いのです。

 10分程下ると流れが緩やかになり、左岸に「秩父赤壁」が見えてきました。

 ブラタモリでは、この断層が長い直線の緩やかな川を生んだと紹介されていました。

 長い瀞(流れの緩やかな場所)エリアにつけば終点です。

 右岸に続く岩畳がみえています。

 下船後、こちらも歩いてみました。

 石畳は「片理」と「節理」が生んだ景観で、この奇岩の景色が続きます。

 子供達は断崖絶壁の上からの景色を楽しんでいました。

 家族で高所が苦手なのは私だけです。

 中学1年の長男が、多くの観光客が訪れると聞いて「なんで川下りだけで、それだけの人がやってくるんだろう」と言っていました。

 しかし、実際に川を下ると納得していました。

 何より天気が良かったのが一番ですが、娯楽の少なかった時代なら、川下りとこの景観は最高のエンターテイメントだったでしょう。

 これで、子供達も埼玉へ行った実感を持ってくれるでしょうか。

 最後にあまり気分のよい話しではありませんが、少し書いてみます。

 行きの名神高速でのことです。

 遅い時間に出ていたとはいえ、連休中で交通量は多め。

 養老ICの少し手前あたりで、渋滞はしないまでも車の密集度が増してきました。

 全体的にスローダウンしたそんな時、私の車のすぐ左に、突然車が現れました。

 私は2車線道路の追い越し車線を走っていました。走行車線にも普通に車が走っています。

 センターラインをまたぐかたちで、その隙間に割り込んできたのです。バイクではなく車が、です。

 高速道路でやや車線が広いとはいえ、僅かでもハンドルをきれば、確実に接触する距離でした。

 その先も、そうやって車の間をすり抜けながら前に進んでいくのです。

 あまりに滅茶苦茶な運転で、一瞬なにが起こったのか分かりませんでしたが、状況が分かると、怒りが爆発しそうになりました。

 しかし、こんな愚か者に怒りを爆発させても意味はないと思い、急いで警察に通報したのです。

 自分達の居る位置、車のタイプくらいは記憶していましたが、それ以上のことは伝えられず、捕まったのかどうかは分かりません。

 そのあと娘が「コナンだったら、絶対ナンバーを覚えてるで」と。

 子供達の普段の楽しみは「名探偵コナン」のDVD。沈着冷静な小学生探偵、江戸川コナンのことです。

 本当にその通りです。

 危険運転が問題視されるなかです。出来る限り冷静になって、ナンバーを先に確認するべきでした。それが唯一社会に役立てる方法だったと思います。

 怒り、不安など、ネガティブな感情を抑え込むには、前向きな行動をとるしかありません。

 何を感じようと、現実はいつもひとつ。

 改善策の手を打ち続けるしかないのです。

<目指せ、家族で47都道府県制覇>
46/47 【】はまだ

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三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山

鳥取 島根 岡山 広島 山口

徳島 香川 愛媛 高知

福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島

沖縄

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○○○とハサミは使いよう‐1410‐

 朝夕に限っていえば、「気持ちいい」という言葉が思わず口からもれます。

 関東は雨の多い夏だったようですが、関西は酷暑の夏でした。ようやく暑さの出口が見え、秋の気配を感じます。

 耐震偽装問題が起ったのは2005年でした。

 建築士の信頼失墜を理由に、2009年から3年に一度の講習が義務付けられています。

 建築士の資格は必要なので取得していますが、正直あまり興味はありません。その説明はさておき、中崎町で講習を受けてきました。

 中崎町は梅田から1駅東。

 立地の良さと、古い長屋が残っていることで、リノベーションした店舗が多く目につきます。

 おしゃれなエリアとしてよく取り上げられるのも分かります。

 躯体を活かせるなら、それらの費用を内装、外装にまわすことができます。

 また、梅田とは賃料も違うはずなので、商品、サービスのほうにもお金を掛けられるでしょう。

 JRの高架下も、多くの店舗が入っていました。

 梅田センタービルまでくれば、茶屋町エリアまでもうすぐです。

 講義の中で、「建築家」の悪い側の印象として「勝手に作品をつくられる」という話がありました。

 そんな職業が、この世の存在していることが不思議です。

 先日、初期相談に見えた方も同じような話をされていました。

 それでも足を運んでくれたのは、「こちら側に立って仕事をして貰えるのかなと感じて」言ってもらいました。

 自分だけが正しいことをしているとは思いませんが、「クライアントと良い関係を築いておられるんだろうなと思って」という感想は、やはり嬉しいものです。

 「建築家○○作品」ということに幸せを感じる人も居るかもしれませんが、圧倒的に少数だと思います。

 それでも建築家という職業が存在するのはなぜか。

 「何とか夢をかなえてくれるのではなか」という人がある割合で存在し、勇気をもってオファーしてくれるからです。

 法的には、ある規模以上の建物は、建築士による設計が必須ですが、建築家に頼む必要はありません。

 バカとハサミは使いようといいます。

 バカとまで卑下しませんが、ある人には役に立ち、ある人には役にたたないのが建築家という職業なのです。

 前出の建築家・出江寛はこういっています。

 「建築屋」とは本屋さんや八百屋さん、あるいは政治屋などのように『物』に携わる人。

 「建築士」とは教師や弁護士あるいは詐欺師などのように『技術』に携わる人。

 「建築家」芸術家とか音楽家など『心』に携わるの人。

 かなり身内びいきで、アイロニックな言葉ではありますが、やはり「心」に携わりたいと思っています。

 どんな職業であれ、道具であれ、目的によって使い方が変わるのは当たりまえのことですが。

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狂気の行くさき‐1406‐

 先日島根をまわった際、出雲大社も訪ねました。

 前回訪れたのが2013年の11月

 拝殿の西に位置する「庁の舎(ちょうのや)」を初めてみました。

 過去に見たことはあったはずですが、初めて菊竹清訓という建築家を意識してみたというほうが正確です。

 神在月に多くの参拝客が訪れる中、夢中でシャッターをきりました。

 子供達にも見せておきたいと思ったのですが、この3月に解体が終わっていました。

 様々な団体から、保存を呼びかける運動があったのですが、叶わなかったようです。

 右奥に拝殿の屋根が見えるので、前回もこの辺りから撮影したことになります。

 今回の島根行きでは、宍道湖湖畔にある県立美術館にも立ち寄ってきました。

 菊竹清訓の設計で、1999年の開館です。

 有機的な平面に大屋根がかかり、展望テラスが穿たれています。

 西に位置する宍道湖に対してガラスの大開口が開き、沈む夕日が見られるのでしょう。

 晴れた日にもう一度訪れてみたいものです。

 屋根の構成は、2014年の夏に訪れた九州国立博物館に似ています。

 上階にいくにしたがって、小さくなる平面を大屋根が一体の空間にまとめているのです。

 初めて菊竹作品を訪ねたのは2009年の3月

 1958年完成の自邸「スカイハウス」。

 軽やかに持ち上げられた上階に、家族の変化にしたがって下階にユニットをつけ加えていくというコンセプトです。

 近代建築におけるエポックメイキングとなりました。

 吉野ヶ里歴史公園センターは2000年の作品。

 2015年の9月に訪れましたがその大屋根の存在感は際立っていました。

 その際に、小倉の北九州メディアドームへも足を運びました。

 1998年の作品です。

 「スカイハウス」、「庁の舎(ちょうのや)」で、菊竹の狂気に魅せられ、菊竹詣でを始めたのです。

 出雲大社では建て替えに至ったの経緯についてのパネルが張りだされていました。

・雨漏りによって銅板で屋根を葺きなおした。
・漏水により地下室は水浸し。
・斜壁に無数の亀裂。
・雨漏りのため柱内に樋をとりつけた。
・斜壁の柱から毎日無数に白い粉が落ちてくる。
・それゆえ、宝物殿を別に建てることになり、多額の経費が必要になった。

 内容は非難一辺倒でした。

 その宝物殿も菊竹の設計です。

 「庁の舎」の雨漏りによるこの惨状は疑いようもありません。

 2013年に訪れた際も、前日に少し降った雨が、まだにじんでいました。

 この建物は第15回日本建築学会賞作品賞を受賞しています。

 建築は人類の幸せの為にあるものなので、クライアントからすればこの建築は失格です。

 この結果に対して、弁解の余地はありません。

 狂気の行く先に、幸せはありませんでした。

 しかし、誤解を恐れずいえば、これを芸術と解釈するなら、違った選択があったかもしれません。

 先日、北大路魯山人を女優・樹木希林が語る番組をみました。

 魯山人は稀代の芸術家でありながら、美に厳しすぎたがゆえ他者との確執も絶えなかったといいます。

 彼女はこんなことをいっています。

 持って生まれたほころびを、修繕しながら生きているという感じがする。

 70歳をすぎ、なおそう思うようになったという彼女は左目を失明し、全身に転移する癌ともたたかっているといいます。彼女にすれば共生しているのかもしれませんが。

 以下は魯山人の言葉です。

 途方もない考えがなくては、途方もない結果はない。

 狂気は諸刃の刃です。しかし、私が菊竹、魯山人に惹かれるところがあるのは事実なのです。

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座辺師友、環境こそが師‐1405‐

  京都へ行く際は、阪急電車にかぎります。

 他の電車より、景色とシートが京都気分を盛り上げてくれるのです。

 どのくらいの人が賛同してくれるでしょうか。

 京都現代美術館で、9月24日まで「北大路魯山人展」が開催されています。

 この美術館は何必館(かひつん)といい、館長が「何ぞ必ずしも」と定説を常に疑う自由な精神を持ち続けたいと名付けたそうです。

 ちらと寄ってきました。

 少し東へ行けば八坂神社。

 すぐ南には祇園、花見小路。

 京都の真ん中に、こんな美術館があったとは知りませんでした。

 朝一番に訪れたのですが、京都の夏は暑い。

 しかし、浴衣姿の女性が多いのは目にも涼やかです。

 北大路魯山人は、1983年、京都上賀茂神社の社家に生れました。

 陶芸家、書家、篆刻家、そして美食家。

 漫画「美味しんぼ」に登場する海原雄山のモデルとされています。その批評は極めて鋭いがゆえ、敵も多かったようです。

 以下は、何必館館長のことばです。

 傲慢、不遜、非常識と、生前の魯山人を知る人々は激しく罵る。彼の美における断罪の激しさは、そこに徹底した純粋さを求めるがゆえの、無邪気とさえいえる優しさの表現だった。

 魯山人の作品を、一度にこれだけ見たのは今回が初めて。

 特に焼き物は、彼の多彩さが一目でみれとれます。

 織部、備前、志野、青磁、楽焼となんでもありに見えますが、いずれも遊び心があり、対象となるものが映えるだろうと思います。

 何と表現すればよいのか、こちらが感情移入する余白を残していると感じます。例えるなら、古典音楽と流行歌の違いのような。

 白洲正子の著書「ものを創る」にはこうありました。

 結局、魯山人の芸術の特徴は、その素人的な所にあったと思います。素人というと、誤解を招くおそれがありますが、技巧におぼれず、物のはじめの姿というものを、大づかみにとらえていた。

 物を見る(うぶ)な眼と、職人の(熟練した)手というものは、中々両立しないものですが、その両方を備えていたといえましょう。

 写真撮影は禁止でしたが、館を出て扉越しに1枚撮ってみました。

 織部と備前の花瓶です。

 織部は鮮やかな緑に大胆な造形、備前は控えめに色つけがなされていました。

 魯山人は、身の回りに優れた美術品を常に置き、自らの眼を鍛え、先人の工夫を必至に学んだといいます。

 身の回りの環境によって人は作られるという考えを、座辺師友(ざへんしゆう)という言葉で表しました。

 魯山人がそうしたように、できれば身の回りの全てのものを自分が納得するものだけに囲まれて暮らしたいものです。

 「城陽の家」のクライアントは、気に入ったテーブルを買えるお金が貯まるまで、地べたの食事もいとわないといいました。

 納得できる机を買ったのは、竣工から2年程経った頃だったでしょうか。

 座辺師友。

 こういった言葉を、特別なことだと思わないようにしたいものです。

 夏の京都。

 路地の影が、人を誘います。

 しかし、館をでるころにはこの人出。

 行くなら朝一番に限ります。

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みんな寝ている松江、まずは自分が頑張れ<行ってはいるが島根編>‐1404‐

 今日、8月14日(月)は杜の都・仙台に。

 居るはずでした。

 あるプロジェクトのスケジュールがよめず、夏季休暇の予定は全てキャンセル。
 
 47都道府県を制覇するつもりだったのですが、目標は持ち越しです。

 それもあって、今朝は早起きして全米プロゴルフ選手権を観ました。

 松山英樹25歳。最終日の後半を単独首位で折り返しました。

 観ているだけでも力がはいります。しかし、最終的には3打差の5位でホールアウト。

 メジャータイトルへは僅かに届きませんでした。

 1日位はどこかへ連れていこうと、11日の山の日は島根へ行ってきました。

 通過はしているが、子供の記憶に残っていない県の1つでした。

 宝塚トンネルの渋滞を避けるため、朝の4時半に出発しましたが、この時間でギリギリ。

 米子道からみる大山は「伯耆富士(ほうきふじ)」にふさわしいたたずまい。

 この日は雨予報で、晴れは早朝まででしたが。

 400km弱走って10時頃に石見銀山(いわみぎんざん)に到着。

 2007年に世界遺産に登録された文化遺産で、江戸情緒を残す街並みも一緒に指定されています。

 車の立ち入りが制限されているので、自転車を借りました。

 豊島に行ったときは娘の身長がたらずで、電動自転車が借りられませんでした。

 へそを曲げてしまい大変だったのですが、今回は雪辱戦です。 身長130cmくらいが分岐点になるよう。

 石見銀山は16世紀半ばから17世紀前半の最盛期には、世界中で産出される銀の3分の1を産出しました。

 日本における銀のかなりの割合を占めたのですが、大変質が高く石見銀山の所在する佐摩村(さまむら)にちなんでソーマ銀と呼ばれました。

 龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)は中に入ることができます。

 こちらは精錬所跡。

 世界遺産に子供は大概興味がないもの。

 花より団子です。

 緑の中、茶店の縁側で一服しました。

 このあたりは、淡路瓦、三州瓦とならぶ瓦の産地です。

 石州瓦は赤茶色が特徴で、同じ色の屋根が続く街並みはとても美しいのです。

 石州は石見の石から来ているのかもしれません。

 昼食は名物、出雲(割子)蕎麦になりました。

 石見銀山から出雲大社まで、東に50kmほど移動します。

 雨が本降りになってきました。

 前回来たのが2013年の11月。

 式年遷宮の年で大しめ縄も新調したてでした。

 中でも「菊竹の狂気‐1011‐」として拝殿西にある「庁の舎(ちょうのや)」を取り上げました。

 子供にも、この建物は見せたいと思っていたのですが……ない。

 保存運動をしていたことは知っていましたが、解体が終わっていたとは全く知りませんでした。

 通りがかりの神官に聞いてみると「この状態になったのは今年の3月頃だったでしょうか」と。

 残念。

 この件については回を改めて書こうと思います。

 なにかすっきりしないまま、更に東へ50km移動。

 松江は、宍道湖の東に広がる城下町です。

 水都といわれるだけあり、水のある景色が美しい街でした。

 宍道湖湖畔に建つ島根県立美術館。

 当の菊竹清訓の設計です。

 松江は雨、曇りが多いことでも知られますが、それを逆手にとって、市はこんなアピールをしています。

 松江に降る雨は、縁雫(えにしずく)といって、あなたのもとへ素敵なご縁を運ぶ雨なのです

 縁雫に打たれながら堀川めぐりの船に、と思っていたのですが、私以外の3人は本気睡眠モードで、全く起きる気配なし。

 ここまでやってきて、1人で街をめぐることになりました。

 まあ、朝の4時起きだったので仕方がありませんが。

 子供とは、夜10時までに妻の実家へ送る約束をしていたので、夕食は車の中で済ませることになってしまいました。

 残念ながらコンビニおにぎり。

 「宍道湖七珍」は、鱸(すずき)、モロゲエビ、うなぎ、アマサギ、白魚、鯉、しじみと7種の魚介類のこと。頭文字をとって「スモウアシコシ」というそう。せめて鱸だけでも食したかった……

 次回は七珍に必ずありつきたいと思います。

 「人を感動させるもの」を芸術の定義とするなら、トッププロの試合はまさにアートです。そして観るものに力を与えます。

 これは建築も同じはず。

 そこを目指して、日々を頑張るしかありません。

 現在の結果は、昨日までの全行動の結果です。

 未来を信じて、また今日を頑張るしかありません。松山頑張れ。でも、まずは自分が頑張れです。

 
<目指せ、家族で47都道府県制覇>
46/47 【】はまだ

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「さかたファミリー歯科クリニック」7月26日 OPEN■
枚方市津田西町1-24-8

「R Grey」9月からの入居募集開始■
7月29日(土)モデルルームオープン予定

大阪市平野区平野西5-6-24

【News】

■3月25日『大改造!!劇的ビフォーアフター』朝日放送(ABC)「住之江の元長屋」再放映■
■10月29日『住人十色』毎日放送(MBS)「松虫の長屋」放映■

『建築家カタログ2016』8月29日発売に「遠里小野の家」掲載

『homify』7月21日「白馬の山小屋」掲載
『homify』6月4日「松虫の長屋」掲載
『homify』5月10日「長田の家」掲載
『homify(タイ)』4月25日「加美の家」掲載
『homify(中国)』4月9日「住之江の元長屋」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

日本一の境地なり‐1402‐

 台風5号は、今日の夕方にも和歌山に上陸するようです。

 今日と打って変わって、昨日は1日よい天気でした。

 夏休みにはいり、退屈そうにしている娘が海遊館へいきたいと。

 夕方から出掛けたのですが、それなりの込み具合でした。

 おきまりのスタンプラリーも完成です。

 天保山界隈にも「大阪港開港150年」のフラッグがあちこちに上がっています。

 そのスタンプラリーもあるようで、回ってきました。

 まずは天保山・築港エリアで3ヵ所。

 うちの1つは築港赤レンガ倉庫です。

 新聞でクラッシックカーミュージアムが人気という記事を読みました。

 各地に赤レンガ倉庫は沢山あります。

 大阪も150年の歴史を誇る港町。当然このような場所もある訳です。

 すぐ近くには名門、井桁マークのついた赤レンガ倉庫。

 この古びた感が、何とも歴史を感じさせるのです。

 天保山エリアをクリアしたら、今度は川口エリア。

 こちらも3ヵ所あり、地下鉄阿波座駅周辺です。

 開港と同時に、外国人居留地として発展したのが川口です。

 大阪の近代化はここから始まりました。

 函館、横浜、神戸、長崎の居留地は訪れましたがここは初めて。意外に知らないものです。

 川口基督教会は1920年の建築。

 居留地時代の面影を残しています。

 最後のポイントは中之島漁港

 大阪中央卸売市場の南にあり、「港と街を直接つなぐ鮮魚取引所」とあります。

 魚介類を買ったり、その場で食べることができる、新しい漁港を目指す民間企業のよう。

 スタンプラリーの最後としては、ややしまらない感もありますが、食事処としては面白そうな施設でした。

 地名としては、 室町時代に石山本願寺を建てた蓮如上人の文章に「大坂」とでてくるのが初めと大阪市のwebサイトにあります。

 当時の文献には「大坂」とも「小坂」ともあり、いずれも「オサカ」と発音されていました。

 現在の大阪城が建つ位置にあった、石山本願寺をどうしても欲しかったのが信長です。

 本願寺法主、顕如と激しく戦いを繰り広げたのですが、あの信長が退けられ続けました。それほどまでに、石山本願寺の立地が素晴らしかったのです。

 信長はこういっています。

 大坂は凡そ日本一の境地なり

 最終的に、秀吉によって大坂城は築かれました。そして、安土桃山時代から、昭和初期までの大大阪へと繁栄は続くのです。

 八百八橋を誇るとおり、水運によって栄えた街なので、海、川とは切っても切り離せません。

 自動車、飛行機の発展で、水運への依存度も変わってきました。それでも、港町ということばに、ある種のノスタルジーを感じます。

 港街大阪。街にも色々な側面があるものです。

 反対に言えば、人にしろ街にしろ、1つのイメージで片付けようとしていないのだろうかとも思うのです。

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弾丸フェリー<行ってなかった宮崎編>‐1398‐

 「家族で47都道府県制覇」が、家族旅行のテーマです。

 最後に宮城県を残すのみとなり、娘の誕生日以降、全県を訪れたかチェックしていると、宮崎を漏らしていたようなのです。

 急遽、船中2泊のいわゆる「弾丸フェリー」で行ってきました。

 土曜日の7:55pmに南港を出港。

 娘も小学4年になりましたが、2段ベッドを今でも十分喜んでいます。

 日曜日の7:45amに別府に到着。

 滞在時間が12時間なので、すぐに東九州自動車道を南下。宮崎へ向かいます。

 ようやく正真正銘46都道府県をまわりました。

 今回の目的地は高千穂峡。別府から車で2時間半ほど。

 このあたり、本当に渓谷が深いことに驚きます。

 この天翔大橋は、コンクリートのアーチ橋としては 日本一長い橋だそうです。

 阿蘇山の4度の噴火によってできた高千穂峡は深さが平均80m。

 7kmほどこのような景色が続きます。

 30分程待って、子供2人を手漕ぎボートに乗せました。

 7月上旬に九州北部を襲った豪雨の影響もあり、残念ながら水は濁り気味。

 それでも、日本の滝百選に選ばれた「真名井の滝」はなかなかの景色でした。

 この日も暑かったので、清水に冷えたラムネを。

 ラムネはやはりビンに限ります。

 溢れてしまう、この非効率さがよいのです。

 宮崎といえはチキン南蛮だそう。

 娘はオムライスに大満足していました。

 旅先で感じのよいカフェが見つかり、食事が美味しければいうことなしです。

 その後、大分まで戻り子供たちは体験型水族館「うみたまご」へ。

 私はカフェで所用を。

 夕方6:45pmに別府にわかれを告げ、今朝6:35amに南港に戻ってきました。

 「47都道府県制覇」を考えはじめたのが2011年5月の九州行きでした。

 普段一緒に食事をする機会もあまりないので、フェリーの旅がいいだろうと思ったのです。

 航路をみていると、九州は制覇できそう。

 東日本への航路も結構あり、全県制覇も可能だと分かりました。

 今年の盆休みに杜の都・仙台へフェリーで行き、完結する予定です。

 しかし、現在進めているプロジェクトの大きな山が8月中旬にきそうなのです。

 フェリーも宿も勿論予約をとっていますが、余談を許さない状況になってきました。

 普段、曜日は関係なく働きますが、盆、正月、ゴールデンウィークで、コツコツとつみあげてきました。

 この夏で完結できるかは、8月上旬までの頑張りに掛かってきました。

 宮崎県といえば、東国原元知事がこういいました。

 「どげんかせんといかん」

 何とかできるか。暑い夏になりそうです。

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3代かけて知るお金の使い方‐1393‐

 梅田新道の北東にある露 天神社(つゆのてんじんしゃ)。

 「お初天神」のほうがわかりよいでしょうか。

 梅雨の晴れ間に映る緑は、都心部において一服の清涼剤です。

 1703年、境内で情死した遊女「お初」の名前をとってお初天神と呼ばれるようになりました。

 この実話を題材に、近松門左衛門がえがいた人形浄瑠璃が「曽根崎心中」です。

 「曽根崎心中」の大ヒットによって広く知られ、多くの人が訪れるようになりました。詳しくは社のwebサイトに。

 南に建つのは梅新第一生命ビル。

 かなりの高さですが、神社の参道に敬意をはらい、建物がくり抜かれています。

 法的には不要だったと思いますが、共生するとはこういうことだと思うのです。

 「埋田」が「梅田」となったと言われるほど、江戸時代までキタエリアは何もなかったといいます。

 時々話題にあがる「うめきたガーデン」ですが、入園料が1000円。

 ニューヨークのセントラルパークは無料。天王寺にある「てんしば」も無料です。

 さらにお初天神が朝の6時から深夜0時まで、開いているのをみると……

 ここは大阪の顔となりえる場所。

 誰に権限があるのか知りませんが、英断を下せば喝采しか起らないと思います。

 大阪市民は、ただケチなだけではありません。どこにお金を掛けるべきかを知っていると思うのです、といっておきましょう。

 近くに広がるお初天神通り商店街は、戦後の闇市から発展していった雰囲気を残しています。

 自然発生した街のほうに、私は魅力を感じるのです。

 御堂筋沿いにある「縄すし」。この店には少し思い出があります。

 27歳の頃だったか、作家の友人が個展を開きました。そして、ある方からお祝いを貰いました。

 「こういったお金は、ひとりで使わないほうがいいから」みたいなことをいい、「寿司でも行こう」となったのです。

 独立して2年目。人におごろうと思える程のお金は勿論ありません。

 かといって、おごって貰うのも苦手で、そういう場面は極力避けていました。

 当時、彼とはたまに会うくらいだったのですが、ご馳走になることにしました。

 彼は私の知る中でも育ちがよく、おごるとかおごってもらうとかにまず執着していません。

 「お金の使い方が分かるまでは3代かかる」と言いますが、まさにその3代目。

 品とでもいえばよいのか、こういったものもそれに近い気がします。

 で、この店に連れられて来たのですが、当時1皿が100円から200円くらいだったと思います。

 この値段で、職人が握った寿司を食べられるのだと驚き、ビールで乾杯したのです。

 ゲソの握りとサンマの握りが本当に美味しかったことを舌が覚えています。

 食やお金には、人柄が顕著に表れます。そういっている時点で、まだまだお金の使い方など分かっていないのでしょう。

 お金の使い方が分かっているか。

 もし孫ができたら、彼が成人した時に、ゆっくり考えてみたいと思うのです。

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