カテゴリー別アーカイブ: 09 家族・私

マイベストはマイベスト‐1435‐

 先日、杵で餅つきをするのを見かけました。

 今日で11月も終わり。

 明日からいよいよ師走に入ります。

 10月の初めのことですが、以下のようなメールが届きました。

 あらゆるジャンルのモノやサービスに関して、その選び方やおすすめ商品の紹介などをメインコンテンツとしており、今では月間約700万人ほどが訪れるサイトとなっております。

 弊社サイトでは、これまで基本的に編集部で調査・執筆していたのですが、今後、その道のプロフェッショナルの方々に取材をさせて頂き、ご意見やご見解を紹介することで、より一層の価値ある情報を提供していきたいと考えております。

 そこで、取材をさせて頂けるプロフェッショナルの方を探しており、守谷昌紀様へ是非ともお願いしたく、ご連絡させていただきました。

mybestというサイトで、今週月曜日に私の記事がUPされていました。

 ページビューをみると64viewsとなっています。

 トップページにある化粧品などは、4万、6千となっているので、それと比べれば、私のベストアイテムは大して参考にならなかったのかもしれません。

 「建築家が愛用する仕事を楽しく快適にしてくれるアイテム」ですから、参考になる対象人数が少なすぎるのでしょう。

 以下の3つは、竣工間際の現場にある造作ものです。

 「山本合同事務所」のムービングキャビネット。

 デスクの横で書類を立てておくものですが、 既製品はスチールやプラスティック等で製作されます。

 緑を囲むオフィスなので、木製のオリジナルをデザインしました。

 家事動線がコンパクトな「白のコートハウス」の階段は、壁に小窓が見えます。

 この後ろに洗濯室があるのです。

 写真の右が主動線。左は身長158cmの奥さんがキッチンから抜ける通る動線です。

 それが可能になるよう、階段を設計しています。

 「碧の家 」のハシゴは、3~7段目にディスプレイできるように考えました。

 これらは、クライアントの要望を何とか叶えるために設計したものなので、誰にも役立つものではありません。

 1点ものばかり設計し、創ってきた私にできるアドバイスがあるのかは、かなり怪しくなってきますがよければ一度のぞいてみて下さい。

 一番最後にあげたのが、レーザーポインター。

 手元に1つ、打合せスペースに1つ、現場行きカバンに1つ入れてあります。

 現場に行った際、これがなければ慌ててしまうほど重宝しています。

 本当に便利なので、施工会社の監督には結構勧めましたが、誰も使っているのをみたことがありません。

 マイベストはマイベスト。

 結局勧めても誰も使わないじゃないと、ちょっと思っているのですが。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

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■3月25日『大改造!!劇的ビフォーアフター』朝日放送(ABC)「住之江の元長屋」再放映■
■10月29日『住人十色』毎日放送(MBS)「松虫の長屋」放映■

『建築家カタログ2016』8月29日発売に「遠里小野の家」掲載

『homify』7月21日「白馬の山小屋」掲載
『homify』6月4日「松虫の長屋」掲載
『homify』5月10日「長田の家」掲載
『homify(タイ)』4月25日「加美の家」掲載
『homify(中国)』4月9日「住之江の元長屋」掲載

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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楽は楽にならない‐1418‐

 昨日から10月にはいりました。

 暑い暑いといっていたら、朝夕は寒いくらいに。今年も残すところ3ヵ月となりました。

 今日は生憎の雨ですが、昨日は秋晴れの1日に。長女の運動会でした。

 中学になった長男は平日開催で、私が観れるのはこの1回だけ。

 もっと言えば、親として見に行く運動会はあと2回だけということでしょうか。

 2人とも足は速いので、これまで運動会は随分楽しませてもらいました。

 しかし、今年は障害物競走。

 さらに半分は男の子で、ネットくぐりにやや手間取ってしまいました。

 やはり運動会は徒競走に限ります。(我が家的には)

 また、代表委員?をしており、司会進行のアナウンスを担当しました。

 経緯は知らないのですが、何かしらの役割を引き受けたことは偉いなと思っています。

 プラスアルファの充実感があったと思うのです。

 「究極の幸せとは、愛されること、褒められること、人の役に立つこと、人に必要とされること」

 社員の7割に知的障害を持つ人たちを雇用する、日本理化学工業の大山会長が紹介している言葉です。

 面倒や、労苦をさけて、いきなり誰かに必要とされることはありません。

 あまりネガティブな言葉を文字にするのは嫌なのですが、「楽に生きたいは、楽に生きられない」は簡単に証明できます。

楽に生きたい
 ↓
責任を負いたくない、面倒は避ける
 ↓
信用は落ちる、能力は向上しない
 ↓
楽に、楽しく生きていけない

 やはり聖書にある「狭き門をくぐる」ことが、幸せな人生を送るたったひとつの方法なのだと思っています。

 「会社でも常に面倒な方を選ぼうといっている」とある人に話したら、「そんな面倒な生き方辞めたら」と言われました。勿論強要するつもりはありません。

 一度しかない人生です。楽しく、幸せなものにしたいというゴールは誰もが同じはず。いま取る行動がそこに繋がっていれば、全く問題ありません。

 最近つくづく思います。人生って本当に単純にできているんだなあと。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

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子供との一場面を見逃さないために‐1413‐

 前回、夏にサヨナラしました。

 しつこい人は嫌われるのですが、もう少しだけ海での話しを。

 父に連れられ、小さい頃から来ているこの海ですが、山あいにある小さな浜です。

 山の斜面がそのまま海に落ち込み、少し沖にでるとすぐ深くなっています。

 遠浅の海水浴場ではありませんが、漁港としては好立地なのです。

 その港を守る堤防が、私達の遊び場でした。

 2段になっており、これが結構高いのです。

 写真では分かり難いですが、大人でも頭から飛び込むにはちょっと勇気がいるくらい。

 中学1年生の長男は、高い方から飛び込んだことがなく、今回は雪辱戦でした。

 しかし、午前中は干潮で浅く、高い方はやめておくよう伝えていました。

 それで、低い方から繰り返し飛び込んでいました。

 ただ飛び込むという単純な遊びが、スマホのゲームより面白いと思って貰えれば嬉しいのですが。

 小学4年生の娘も、飛び込もうかやめようか、結構な時間悩んでいました。

 しかし、勇気をだして初ダイブ。

 1回だけでしたが、これも成長です。

 2010年の8月末、何家族かを誘ってここに遊びにきました。

 7年前なので娘は2歳。最高の砂場をみつけたと、1日中砂遊びに夢中でした。

 一緒にきていた友人の次男君は当時9歳。

 今の娘と同じ年齢です。

 高い方の堤防から、飛び込もうか、飛び込むまいか、かなりの時間逡巡していました。

 が、見事に飛び込んだのです。

 下で待っていた、お父さんの表情が全て。

 すがすがしい風景でした。

 長男はもう12歳なので、潮が満ちたあと、高い方から何度も何度も、飽きることなく飛び込んでいました。

 私は片づけをしながらだったので、遠目には見えていましたが、写真は撮ってやれませんでした。

 親として、どのくらい子供見ているのかを考えるとき、いつもイチローの父親の話を思い出します。

 イチローの父親は、小学3年から6年までは毎日一緒に練習をしました。また、高校卒業までは毎日欠かさず学校まで練習を見に行ったそうです。

 中学生の時、監督からバッティングフォームを矯正するよう指導を受けます。

 ずっと2人でフォームを創り上げてきたイチローの父親は「バッティングフォームだけは変えないように指導して頂けませんか」と願い出ました。

 プロに行ってからも、同じ場面はやってきます。コーチから矯正を求められるも、今度は自らそれを拒否。その結果2軍に落とされます。

 女子テニスの、杉山愛選手だったか、 沢松奈生子選手だっか忘れてしまったのですが、母親がコーチでもありました。

 玄関先でなかなか靴の紐を結べない我が子を、怒ることなく、急かすことなく、1人で結べるまでひたすら待ったといいます。

 親なり、コーチなりにできることは、これらの話しに集約されているような気がします。

 8歳から18歳まで、毎日練習を見に行くことは誰にも出来ることではありませんが、反対にいえばこれしかできないのです。

 ただただ見る。そして、必ず守るという覚悟を示す。

 リーダー業を21年、父親業を12年やってみて、私が感じたことも最終的には全く同じでした。

 イチローの父親と比べると、何10分の1しか時間を割いていないかもしれませんが、思いは全く同じです。

 ある夏の一日。

 小さな成長の場面を目にすることができました。

 私がどれだけ一緒に居たいといっても、子供に拒否されればそれまでです。

 「お父さんと過ごす休日は楽しい」と思ってもらえるよう、休日用の引き出しを開け続けるのです。

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ほんとに脱稿‐1386‐

 2015年の12月から執筆をはじめ、昨年の9月に脱稿したと書きました。

 その間に、初めの担当者が体調をくずしてしまいました。

 後任の担当者とやりとりしながら、何とか脱稿にこぎつけたのが9月末だったのです。

 その頃、表紙はこの案でいこうと決まりました。

 表は「松虫の長屋」で、裏は「高台の家」

 もちろんですが、本編でそれぞれのストーリーを紹介しています。

 そこから編集部の校正が入り、最終確認を終え、春先の発売を目指していました。

 しかし、2人目の担当者も体調を崩してしまったのです。

 偶然なのかもしれませんが、2度あったということは、現代社会の現実と考えるほうが普通かもしれません。

 若い2人だったので、体調が戻ったら復帰して、バリバリ働いて欲しいと願います。

 いや、「バリバリ」を付ける、私達世代こそが、その原因なのかもしれません。

 いずれにしても、3人目の担当者とやりとりしながら、最終チェックがようやく終わったのは先月末。

 遅れついでに、「高台の家」は先日撮影した写真に3枚程差し替えてもらいました。

 1階のダイニング・キッチンで奥さんとお子さんが食事の準備をしている風景。

 2階のテレビに支配されない空間「P室」。

 ここで、ご主人が外を眺めているシーン。

 そして、庭木越しの夕景です。

 賞罰教育には必ず限界がきます。

 褒めて貰えるからする。叱られるのが嫌だからする。これらが持続する理由はありません。

 いつの間にか歳を取り、そんなことさえも考えなくなり、惰性で仕事をする……

 それと比べれば、一旦仕事を休むことなど、大した問題ではありません。

 若者の特権は、時間があることと悩みがあることです。

 人生は、挫折、敗北、困難の繰り返し。しかし、諦めなければそれらは間違いなく全て糧になります。

 「建築家と家を建てるという決断」ですが、建築だけでなく、クライアントの人生、私の人生も織り込んだつもりです。

 発売は夏の終わりになりそうですが、彼ら2人にもこの本を届けたいと思っています。

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子供は小さな大人じゃない‐1385‐ 

 いよいよ近畿地方も梅雨入りしました。

 田植えが始まったなと思っていたら、あっという間の梅雨入り。

 いっとき、娘が小学校で飼っているカエルを連れて帰ってきました。

 彼らも喜びの声を上げているでしょう。

 春から長男が中学校に通っていますが、クラブに属することが必須だそうです。

 「テニスなんかいいんじゃないの」と勧めてみましたが、卓球部に入ることになったようです。

 それもあって娘も卓球を習いたいと言い出し、スクールに通う事になりました。

 いとこも交えて、時々実家の仕事場にある、お手製卓球台で練習をしているのです。

 作業台の上に父が板を敷いたもので、少し小ぶりですが練習にはなるはずです。

 さらに、壁打ちキットまで作って貰っていました。

 月曜までドイツで開催されていた卓球の世界選手権ですが、日本選手のメダルラッシュに沸きました。

 そのテレビ中継を、子供達は歓声をあげながら観戦していたのです。

 日本のエース水谷を下し、トーナメントを勝ち上がった張本智和選手はまだ13歳。史上最年少のベスト8だそうです。

 また、あの羽生善治三冠をも下し、連勝を続ける藤井聡太四段は14歳。

 こんなウルトラ中学生を同時期にみることなど滅多にないでしょう。誰もが無限の可能性を感じ、応援したくなるものです。

 一方「子役大成せず」とならないよう、メディアも含め、まわりが気を付けてあげなければとも感じます。

 友人の医師が、小児科がある理由について「子供は小さな大人じゃないからね」と言っていました。

 それを痛感するのが子育てです。

 自分がこれまでの人生で感じたこと、心が動いた話を、私なりに子供に伝えてきました。

 それによって、子供がどんどん成長するんじゃないかと楽しみにしていたのですが、伝わっていると感じるのは全体の20%くらいでしょうか。

 先日、あるクライアントが子育てのことで、少し意見を聞かせてもらいたいと足を運んでくれました。

 「守谷さんならうまく伝えているんじゃないかと思って」と言って貰ったのは光栄ですが、実は2割バッターで……

 正直、子供のセンサーと大人のセンサーの違いがこれ程大きいとは思ってもいませんでした。

 しかし、ある種納得もします。

 聞きかじった立派なことを1、2回話したとしても、そんなものは馬耳東風。

 どうしても言いたいから、繰り返し話していること以外は心に残らないのでしょう。

 子供は小さな大人じゃないんだなとつくづく思うのです。

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2度目の人生‐1368‐

 今日の朝、神社の桜も満開でした。

 その下を歩くのは1年生か2年生か。

 今日から新学期という学校がほとんどでしょうか。

 土曜日はあいにくの天気でしたが、長男の入学式でした。

 中学校の制服姿を見ると、まずは大きくなったなという感慨があります。

 そして期待と不安。これは本人も同じでしょう。

 子を育てるというのは、人生を復習、追体験することに近い気がします。

 もう30年以上前のことですが、確実に自らの記憶がよみがえってくるものです。

 私は小さい頃、初めての環境が特に苦手でした。

 自分から声をかけることができず、なかなか友達が出来ないタイプだったのです。

 中学に入ってすぐも、なかなか遊びの輪の中に入っていけなかったことを覚えていま。

 そんなこともあり、長男にこう伝えてみました。

 「まずは自分から声をかけてみたらどうかな。みな緊張しているから、ちょっと勇気を出したら相手は喜んでくれると思うよ」

 この歳になって分かるのですが、初めての環境が得意な人などいません。
 
 ところが、視野が狭く、自分のことばかり見ているので、簡単に「苦手」とか「得意じゃない」とか言ってしまうのです。

 中学1年のときから、積極的に声を掛けられる生徒がいたとします。

 彼は元からそういう性格だったのではなく、過去に自ら行動を起こして良かったという経験を持っているのだとしたら……

 個性尊重の時代で、人はそれぞれといいます。

 しかし本当の意味での個性とは、厳しい現実に削られて、削られて、ようやくにじみ出してくるものだと思います。

 いずれにしても新たな門出です。

 楽しいことは問題ありません。厳しいこと、難しいことが起ったら、それらが自分を磨く砥石だと思えれば、少しは我慢強くなれるでしょうか。

 それが成長への1本道です。

 2度目の人生。私も成長できるよう、その砥石を積極的に拾いにいかなければなりません。

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『homify(韓国)』1月18日「柏の家」掲載
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穏やかでいると決めること‐1349‐

 年始のことですが、「スポッチャ」という施設で、ビリヤードをしました。

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 かなり久し振りでしたが、そこは「ハスラー2」のプールバー世代。

 娘と行っていたので、ああだこうだとアドバイスしてみました。

 キューが長いので、先の半分だけを使っていますが、時々ですがポケットにボールを落とすのです。

07

 それが楽しかったらしく、ビー玉を穴に入れるゲームを作ると言いだしました。

 お菓子の空箱を使うアイデアを持っていたので、底板を少しカットし、裏返すというアドバイスをしました。

 これがなかなかの出来で、おもわず「上手いねえ」と言ってしまいました。

 また、日曜日の子守がいない際は、時々会社へ連れていきます。

 すると娘が「この絵、凄いねえ」と感心しているのです。

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 昨春完成した「SEIUNDO」に納めた本棚の、高さを検討したいというリクエストがありました。

 その図面が、机の上に置いてあったのです。

 断面図に少し線を描くだけで、それらが立体的に見えます。これはスタッフの田辺が描いたもの。

15

 それをみて、ものを立体的に描くことに目覚めたようです。

 最近スケッチが上手くなったなと思っていたのですが、更に腕を上げた感じがあります。

 嬉しいことだったので、田辺さんにそのことを伝えました。

 すると「小さい時に、36色入りの色鉛筆を買ってもらい、描くのが好きになりました」と。

 ちょっと自慢の色鉛筆を使い。それが彼女の絵を上達させたようです。

 そしてほめられてさらに上達。成長のスパイラルはいつの時代も同じです。

 娘の誕生日には、いい色鉛筆を買おうと決めました。

 やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。

 -山本五十六-連合艦隊指令長官

 子供も社員も、褒めて育てるのが一番という時代です。

 動かすためにほめるのは小賢しい気がしますし、心がこもっていなければ意味もないだろうとも思います。

 しかし、思わず褒められるような、平穏な状態であることが大切なのだろうかと考えています。

 朝から晩までトップギアに入れっぱなしの日は、カリカリしたまま家に帰ることもあります。

そんな日は、ギスギスした雰囲気になりやすいもので、到底「ほめるベース」で見ることなどできません。

 娘が起きている時は、玄関まで飛んできて私のカバンを運んでくれます。

 これより幸せなことは他にありませんし、そんなことが多少なりとも私の心を穏やかにしてくれるのです。

 ほめるというのは、相手の行動もそうですが、自分の心の持ちようが大きく影響しているのかもしれません。

 心が穏やかである。それは、そういう状況をつくれたときに成立すると考えていました。

 しかし本当は「穏やかでいると決めること」に他ならないのかもと、最近思っているのです。

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『homify(韓国)』1月18日「柏の家」掲載
http://www.atelier-m.com/w/kashiwa/w.html
『homify(韓国)』1月17日「細工谷の家」掲載
『homify(インドネシア)』11月12日「イタウバハウス」掲載
『homify(韓国)』11月2日「紫竹の家」掲載
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この道は滑走路‐1344‐

 2年前、「長男が北海道の中学を目指している」と書きました。
 
 何人かに、「寂しくなりますね」と声を掛けてもらいました。そう思う反面、それもいいかなと思っていました。

 しかし最終的には関西の学校を受験することになりました。理由は聞いていませんが、自分が響いたらならそれが一番です。

 結論で言うと、昨日何とか希望校に合格してくれました。

01 - コピーのコピー

 大晦日も元旦も塾があり、年始の休みは1月3日だけ。最近の小学生は大変だなと思います。

 合格祈願に行きたいというので、3日は早朝から京都の北野天満宮へ連れて行きました。

 学問の神様、菅原道真公をまつる北野天満宮。朝の7時前からご祈祷を待つ列ができていました。

03 - コピー

 ご祈祷のあと、合格祈願の絵馬を奉納。

 絵馬は朝日があたる場所がよいだろうと、東の端におさめてきました。

05 - コピーのコピー

 その日以来ですが、長男はお札に向かって毎日「2拝、2拍、1拝」していました。

 頭を下げるというのはとてもよいことだと思います。純粋に思わなければ、深々と頭は下げれないものです。

 しかし、いつから本気で行きたいと思うようになったかは、最終的には全く分かりませんでした。

 どこの家庭でもある問題だと思いますが、学ぶ意味を伝えるのは簡単ではありません。

 我が家でも、何度も口論になりました。

 私は一所懸命に働いているつもりですが、子供が見る姿は、帰って一杯飲んでいるか、本を読んでいる姿だけ。

 たまの休みは、頑張ってどこかに連れて行くのですが、要するに働いている姿は目にしません。

 同じように、長男が主に勉強しているのは塾でです。夜の10時半を過ぎることもあり、私より遅い日も多々ありました。

 互いに過程は全く見えず、結果でしか話ができないのです。

 なかなか結果がでない。さらに帰ってから、グズグズ、ダラダラと、言い訳をしている姿をみると頭にくるのです。

 そしてこう言ってしまいます。

 「本当に行きたいところがあるなら、お父さんは精一杯応援する。そうでないなら、今すぐ受験勉強を辞めろ」

 自分の子供とはいえ、私とは性格も全く違います。父子というものは、基本歯車がかみ合わないものです。

 しかし、素直に言ったとおり勉強し、成績が上がり、合格すれば正解と言うことでもない気がします。

 「今頑張っておけば将来が楽」というはっぱの掛け方はしませんでした。それは嘘だからです。

 一難去ってまた一難。トラブルにつぐトラブル、そしてまたトラブル。仕事も、人生もそれが本質です。志望校に通ったとしても、楽を求めるなら何の意味もありません。

 ではなぜ、少しでも上を目指して欲しいのだろうと考えました。今はこうなのかなと思っています。

 「大変なことをできるだけ楽しく。それをいい仲間と」

 前回、中高の友人の奥さんの治療について、広く情報を求めたいという記事を書きました。

 それをシェアしてくれる人もいて、大変嬉しかったのですが、改めて旧友というものの力を感じました。

 自分の体験を赤裸々に伝える者、その道のエキスパートの情報をかき集めようとする者、現役の医師からと、本当に沢山の情報が彼に直接届いていました。私経由ではありません。

 会社、仲間を意味するcompanyは、共にパンを食べたという意味から出来た言葉だと書きました。同じ場所で、同じ空気を6年間一緒に吸った意味を、今頃になってひしひしと感じます。

 自分の仕事も、母校も1つだけで、それしか子供に伝えられる経験はありません。私としては自分の母校を子供に薦めたのですが、結局受験もせずでした。

 それはそれで、とても良かったのだと思います。誰も知らない経験のほうが、刺激も、充実も大きいと思いますし、何より自分できめたという事実が大きいはず。

 中学高校の6年間、心も体も、本当に大きく変わる時期です。

 しかしそれは、未来へ続く滑走路。ここを走るのが目的ではありません。その先を自分で飛べなければ、何の意味もありません。

 悔いのない、悔いの少ない人生を歩んでもらいたい。そして、世の中に求められる人になってもらいたい。私が願うのはその2つです。

 最後につまらない話を。ここまで買わないと通してきたスマホをついに与えることになりそうです。ちなみに私は未だにガラケー。

 学校のクラスで持っていないのは2、3人だけだそうで、それについてはよく我慢したと思います。

 しかし、実際の体験は、そんなものとは比べものにならないくらい、楽しく、大変だと思える、学校生活をおくってほしいと思います。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

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『homify』8月13日「光庭の家」掲載
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さらば、緑のディスカバリー‐1327‐ 

 2011年5月に、20年乗り継いだハイラックスサーフを乗り換えました。

 2代目サーフにも10年乗り、そろそろ故障が発生しだした頃でした。その時、日本での生産終了を知りました。

00_2011_0502

 ゴールデンウィークの九州行きは、サーフへの感謝の旅のつもりでした。

 阿蘇の草千里の中で、写真を撮りたかったのです。

 サーフ以外で私が乗りたいと思っていた車は、この時点で1車種しかありませんでした。

01_2011_0508

 ランドローバー社の最上級モデル、レンジローバーは、英国王室ご用達のオフロードカーです。

 1989年に発表されたディスカバリーは、その次のモデルにあたります。

 ランドローバー社は、1948年に創設された世界唯一の4WD専門のメーカーで、オフロード性能世界一を追求しているとアナウンスしています。

 垂直に切り立ったボディーは、大きな内部空間を生みます。

 その走破性能と、四角いボディーを見事にデザインしていると思っていました。

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 この車の魅力は、なんと言ってもラゲージスペースの大きさ。

 海、湖、山へ出かけた時の積載量は圧倒的です。

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 また、私に貰われてきた以上、船も積まれます。

 普段はガレージに眠り、たまの休みに叩き起こされ、重い荷を積んで遠出するのです。

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 2011年8月の鹿児島。

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 2012年1月の蓼科。

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 2013年5月の伊勢。

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 2015年1月の富士山。

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 2015年5月の北海道。

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 2011年、娘は3歳でした。

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 現在は8歳。子供の成長に5年の月日を感じます。

 先日、ディーラーへ行くと「ディスカバリーがフルモデルチェンジするんですよ」と。

 2017年から販売されるニューディスカバリーは、私が思うには、全く違う車種です。四半世紀に渡るデザインポリシーを全く引き継いでいません。

 ディーラーの人が「今までのディスカバリーが好きな人の駆け込み需要で、現行モデルが品薄なんですよ」と。

 ちなみにと、私の欲しい色のを聞いてみると、すでに日本に1台しかなく、現在商談中だとも。

 これが嘘の営業トークならもう誰も信じられませんが、何とかならないかと頼み、おさえて貰ったのです。

 緑のディスカバリーには、40歳から46歳までので5年半乗りました。

 色々ありましたが、総じて言えば良い5年だったと思っています。とてもゲンの良い車でした。

 出来れば、最後にもう一度遠出したかったのですが。

 今度くる車にもう代わりはないので、50代半ばくらいまでは乗るだろうと思います。

 discovery=発見

 本当に好きだと思える車を、2台も見つけることができて良かったと思っています。

 建築も車も物ですが、機能という血管に、愛情という血液が流れだした瞬間、心が通い始めるのです。

 さらば、緑のディスカバリー。

 いい人に貰われろよ。

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【Events】

■11月1日~11月29日天六・住まい情報センターにて「松虫の長屋」パネル展示

【News】

■■10月29日『住人十色』毎日放送(MBS)「松虫の長屋」放映■■

『建築家カタログ2016』8月29日発売に「遠里小野の家」掲載■
『住まいの設計07・08月号』5月21日発売に「松虫の長屋」掲載■
『住まいの設計05・06月号』3月19日発売に「野洲の家」掲載■

『homify』10月27日「紫竹の家」掲載
『homify』9月1日「池を望む家」掲載
『homify』8月13日「光庭の家」掲載
『homify(スペイン語)』8月6日「野洲の家」掲載
『homify(ポルトガル語)』8月4日「柏の家」掲載
『homify(中国)』8月2日「加美の家」掲載掲載

■3月23日フジテレビ『みんなのニュース』「灘の高台の家」紹介
■2月23日フジテレビ『みんなのニュース』「松虫の長屋」紹介

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

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優秀さとは、行為ではなく習慣‐1313‐

 最近の日照は、例年の1/4だそう。今年は雨の多い秋になりました。

 北海道への台風被害も重なり、野菜が高いと妻がぼやいていました。

 しかしデフレの世の中、食べ物を大切にするには良い機会かもしれません。

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 昨日は何とか降らずで、無事運動会が開催されました。

 長男にとっては小学校最後の運動会です。

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 まずは娘の徒競走から。

 スタートは少し出遅れたか。

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 保育園の最後はアンカーで、私達に夢を見させてくれました。

 しかし今回は男の子の次で2番。

 男女別なら……と思いますが、きまりはきまり。仕方ありません。また来年です。

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 長男はリレーの一番手。

 彼も短距離走は得意にしています。

 大外からのスタートも苦にせず、第一コーナーで先頭に立ちました。

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 第4コーナーまで危なげなくトップ。

 最近は運動量が少ないせいもあり、やや疲れた感もありましたが、1番でバトンを繋ぎました。

 どんなことでも、結果がでて周りが喜んでくれるのは素晴らしいことです。

 しかし、この結果は小学校まで。ここからは、最も打ち込み続けた人が結果を出して行きます。

 好きなスポーツを見つけて、心身ともに鍛えて貰いたいと思うのです。

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 この運動会ですが、紅組、白組に分かれて勝敗を競うのが目的です。

 NHKの紅白歌合戦なら、紅白の意味があると言えばあります。

 しかし、小学校の紅白は、理由なく分けられたもの。それでも、子供達、周囲は一喜一憂します。

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 棒引きというのか、勝負が長引いたこともあり、結構な声援が沸き起こっていました。

 人には本能として闘争心があり、競うことが好きなのだと分かります。

 最も大切なのは、本能をむき出しに戦っていいよ、という場の雰囲気でしょうか。真剣勝負の勝利にこそ喜びがあるのです。

 成功とは、ある程度の苦しみが伴うものと置き換えて良いと思います。そうでないものは、誰もが喜んで出来るので、他者と差がつきません。

 では、何故苦しくても出来るかと言うと、その先に「喜び」があると知っているから。

 大人の視野で見れば、小学校、中学、高校、大学と、エリアが広くなって行くので、小さい時のほうが間違いなく一番になりやすいと分かります。

 小さい時のほうが成功体験を得やすいのです。

 では、小学生の時に成功体験がなければもう駄目かと言えば、そうでもないようです。

 人は繰り返し行うことの集大成である。

 だから優秀さとは、行為ではなく習慣なのだ。

 - アリストテレスー

 歳を重ねるにつれ、一番は遠くなって行きますが、打ち込み続けていれば、また世界が小さくなってくる。

 仕事、人生が面白いのは、勝負が一回きりではないからなのでしょう。

 「喜び」とは感情なので、教えることは不可能。自分で体感するしかありません。

 ただ、同じ結果でも喜びを大きくすることは出来ます。家に帰って一緒に思い出し、一緒に喜ぶ。追体験で2倍にも3倍にもなる気がします。

 親、周囲が、子供に出来ることはその程度のことなのかもしれません。

 あとは、早起きしてちょっといい観覧席を確保するくらい。父親稼業も、そこそこに大変なのです。

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【News】

■■『住人十色』10月29日(土)17:00~「松虫の長屋」放映予定■■

『建築家カタログ2016』8月29日発売に「遠里小野の家」掲載■
『住まいの設計07・08月号』5月21日発売に「松虫の長屋」掲載■
『住まいの設計05・06月号』3月19日発売に「野洲の家」掲載■

『homify』9月1日「池を望む家」掲載
『homify』8月13日「光庭の家」掲載
『homify(スペイン語)』8月6日「野洲の家」掲載
『homify(ポルトガル語)』8月4日「柏の家」掲載
『homify(中国)』8月2日「加美の家」掲載掲載

■3月23日フジテレビ『みんなのニュース』「灘の高台の家」紹介
■2月23日フジテレビ『みんなのニュース』「松虫の長屋」紹介

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