カテゴリー別アーカイブ: 06 スポーツ

金の卵‐1560‐

 今日は昼前から会社で打合せでした。

 初期相談の方が見えたのですが、家族の幸せを願い、「家」と言うものを大切に考えている人と話しをしていると、あっと言う間に時間が過ぎます。

 気が付くと6時間程が経っていました。

 大概は「よく、そんなに話すことがあるね」と言われますが、こと建築においては、いくらでも聞きたいことがあるのです。

 長男が中学で卓球を始めるのと同時に、小学5年生の娘も卓球スクールに通い始めました。

 1年半続けたことになりますが、コーチから「いい試合があるので、出場してみない?」と言われたそうです。

 学年は関係なし。ただ、入賞経験がある人はエントリーできないらしく、初試合には丁度よいとのこと。

 その試合が今日でした。

 打合せが終わり、結果がどうだったかなと妻にメールすると、「まだ残ってる。ベスト4まで来た!」と返ってきました。

 それを見て、とるものもとりあえず、長居公園の試合会場へと向かったのです。

 到着すると、準決勝の第2セットの終盤でした。

 2セット先取で勝ち抜けですが、マッチポイントまでもう少しという状況です。

 強烈なバックスマッシュを決め、あれよあれよという間に、決勝進出を決めたのです。

 聞くと、午前中に組み分けの試合があり、3位グループというカテゴリーだそうで、上位クラスがまだ2つもあります。

 入賞経験者がでていないこともありますが、それでも決勝です。

 妻はもう上気して喜んでいました。

 決勝が始まりました。

 相手選手の女の子が小柄だったので、横で観戦していたお母さんにお聞きすると小学3年生とのこと。

 しかし強豪チームの名前が入っており、準決勝をみていると、スマッシュ、バックが正確で実力的には彼女のほうが上という感じ。

 しかし娘が2学年上ということもあり、力強さでは上。

 カットが切れており、また相手のミスもあり第1セットを先取したのです。

 もう1セットとれば初試合初優勝。

 ですが、徐々に押し込まれだし、2セットを連取されたのです。

 それでも、準優勝となりました。

 試合が終わると私は会社に戻ったのですが、賞状とメダルを貰った写真が妻から届きました。

 娘は運動神経は良いので、私は絶対上手くなると思っていました。それでも上出来過ぎる結果です。

 書状には「金の卵カップ」とありました。

 入賞経験者がでれないのでそういう名前なのだと思いますが、良いネーミングです。

 このような試合でなければ娘が初試合でこのような結果を出すことはなかったでしょう。

 おそらく、今後の人生において大きな励みとなるはずです。

 子供は皆、金の卵です。その金の卵に、どれだけ輝かせてやれる場を提供できるかが、親、大人、社会の役割なのでしょう。

 実は、塾のクラスも上がったばかりで、娘からのリクエストで寿司を予約していました。

 しかし勝ち上がったことで、直前で予約はキャンセル。申し訳ないことをしました。

 日々の仕事、生活の中での賞状は、おそらく「褒める」ということです。

 乱発せず、ここぞという場面で、的確にその賞状を届けたいと思うのです。

■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました

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『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売「阿倍野の長家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載
『homify』6月2日「イタウバハウス」掲載
『houzz』5月28日の特集記事「あちこちでお茶できる家」掲載

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

サブシックス‐1556‐

 先週は寒い日が多く、冬らしい気温でした。

 朝の気温が1℃くらいだと、なかなか布団を出るのが辛いものです。

 そんな時は、朝のジョギングもついさぼりがちに。

 年始の駅伝だったか、厚底シューズがタイムを短縮したという話も聞きました。

 私のシューズはそれ程高価なものではありませんが、最近のものは履きやすく、軽く、そして走りやすい。

 近頃は、「走ってるんです」というクライアントが増えました。

 ある方はマラソンのベストタイムが3時間を切っています。これを「サブスリー」といい、アマチュアランナーの目標だそう。

 こちらの方、昨日の「大阪国際女子マラソン」のハーフに出場されると聞き、少しのぞいてきました。

 会社から500mくらいの所を通過するとわかりました。

 「今川2」の交差点は、見通しが効くので見応えがあります。

 また、後半の37km付近で、選手は後続を確認するために一瞬振り返ります。

 こちらは5位となった阿部有香里選手。

 選手が通過する前に、まずは時計を掲げた車が通過。

 2時間5分を指していました。

 続いて中継車。

 先頭グループがやってきました。

 小原怜選手、エチオピアのファツマ・サド選手。

 少し遅れて、ケニアのボルネス・ジェプキルイ選手の3名です。

 ゴールはここから4km先の長居競技場。

 後のニュースでみると、サド選手が2:25:39で優勝。

 7秒おくれて小笠原選手となっていました。

 3人の先頭集団のすぐ後ろにいた中野円花選手は4位。

 東京オリンピックの選考レース、「グランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を獲得しました。

 反対に、振り返っていた5位の安部選手は、2秒届かずで、出場権を逃したそう。

 懸命にトレーニングを積み、2時間28分走っての2秒なので、昨晩は寝られなかっだろうと想像するのです。

 スポーツで言えば、全豪オープンで優勝した大坂なおみ選手の記事が新聞をにぎわします。

 「世界一」ですから凄いの一言。

 加えて、そのパーソナリティの評判がすこぶるよいことにも驚きます。体重を尋ねてきた記者とのやりとりは、いくつかの新聞コラムでもみかけました。

 私は実際に話しているところをまだ見たことがないので、是非そのチャーミングな姿を見てみたいものです。

 しかし、身長が180cmとなっており、それはそうだろうなとも納得するのです。

 彼女はまだ21歳。若い才能をみると、いつも「1万時間の法則」を思い出します。

 色々なところで聞きますが、私は「ひとつの事に1万時間打ち込み続ければ、必ず突出した結果がでる」と解釈しています。

 小学4年生、10歳の女の子が放課後の午後5時から午後8時までの3時間、何かに打ち込んだとします。

 1ヶ月で90時間。1年で約1000時間。10年続けて1万時間です。

 10歳から始めれば20歳。彼女達はこの法則を証明していると言えるのです。

 司法試験の世界でも「必死の3年」と言う言葉があるそうです。

 毎日9時間働けば3年で達成できますが、この法則のポイントは「続けて」ということと「プラスアルファ」だと私は思っています。

 中国には「陰徳ある者は必ず陽報あり」という言葉があります。

 陰ながらだったり、放課後なのだろうと思うのです。

 私も26歳の時に一度だけマラソンを走ったことがあります。6時間近く掛かかり、1週間ほどは歩くのもままならず……

 「サブシックス」とは笑い話しにもなりません。

 大した練習もしていなかったので、当然の結果です。

 「気合で何とかなる」

 これは、普段努力していな人の常套句。仕事だけはそうならないよう、プラスアルファの3時間を頑張りたいと思います。

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憧れのウェーデルン‐1549‐

 新年、明けましておめでとうございます。

 年末年始は、弟家族と木曽福島で過ごしていました。

 白樺、青空。

 歌ではありませんが、天気もよく気分爽快です。

 義妹の親族でもっている山荘に来たのは2年振り。

 元旦の朝、お年玉を家に忘れてきたことが発覚しました。

 子供達にとっては、従兄弟同士5人でいることが何よりのお年玉ですが。

 一番上が中学2年生、一番下が小学3年生。

 子供というものは、いつも遊ぶことにかけては天才です。

 今年は雪が少なめで、少し遠出して開田高原MIAスキー場まできました。

 マイナス13℃まで下がりかなり寒いですが、その分コンディションは良好です。

 上の2人はボード。

 下の3人はスキー。

 特に女の子2人はビュンビュン飛ばしたい派です。

 大人はレストハウスでの休憩が長くなり、子供たちは上達中で積極的。

 ついに、放っておいても子供たちだけで滑るようになりました。

 ソリ遊びも欠かしませんが。

 娘は今回でかなり上達しました。

 ショートターンを完全にマスターするまで、そう時間はかからないでしょう。

 昔はショートターンのことをウェーデルンと言っていたのですが何語だったのでしょう。しかし、憧れのウェーデルンだったのです。

 私は小学校3、4年の頃、志賀高原のジャイアントという急斜面で、ショートターンのきっかけをつかんだことを覚えています。

 急斜面では、谷方向へ体を投げ出すような動きができると、ターン弧の深さもスピードも自在にコントロールできるようになります。

 しかし、この動きが心情的に怖いので、大きなハードルとなるのです。

 上級者を目指すなら、ここが箱根の関所かもしれません。

 娘もきっかけをつかんだのは、急斜面でした。

 努力は必ず報われます。しかし、なにごとにも必ずその前に谷のようなものがあるのは面白いところです。

 初日の出は御嶽山の麓から望みました。

 霊峰といわれる威容には神々しさを感じます。

 麓でみつけた「白川氷柱群」。

 岩から流れ落ちる水が凍ったものですが、ニッと笑っているようにも見えます。

 仕事というものは、面倒で大変だからお代を頂ける訳です。

 「大変を楽しく」はいつも変わらぬモットー。

 今年も無限の可能性を信じ、一年間頑張って行きたいと思います。

■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm「回遊できる家」放映

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ハッとして!Good‐1547‐

 小さい頃は野球少年でした。

 小学4年のときに少年野球のチームに入りました。

 小学5年からポジションはサード。守備には自信がありました。

 打順は3番を任せて貰いましたが、守備に比べるといつも手探り。

 小5の大会での写真ですが、この黄色のスポルディングというメーカーのバットはよく覚えています。

 グリップが太く、バットコントロールがとてもしやすいのです。

 確かこの日は左中間に三塁打を打ったはず。この写真はチップですが(笑)

 中学も野球部で、私は後列の右から6番目。

 ショートを任せて貰い、打順は2番でした。

 グローブはミズノの青カップで、来年監督に復帰する「原モデル」でした。

 手になじみがよく、先端のフォルムがとても気に入っていました。アマニ油で、ピカピカになるまで手入れしていました。

 しかし、坊主頭がどうしても嫌で、私の野球人生は中学まで。

 出来れば長男にも野球をして欲しく、父が手作りのバットをつくってくれました。

 2歳頃のことで、引きずって遊んでいるだけでしたが。

 その甲斐あってか、小6の時から父と私の3人で朝キャッチボールとバッティング練習をすることになりました。

 塾もあり、チームに入りたいとは言いませんでしたが、左打ちで足も早く、左中間に強い打球を打てます。

 結構才能があるのではと思い、時々バッティングセンターにも連れて行きました。

 バットもミズノのビヨンドマックスという、結構な値段のものを与えたのです。

 しかし中学では卓球部に。

 クラブが休みの日も練習に行くぐらい好きなスポーツが見つかり、とても嬉しいのですが。

 ミズノは大阪本社のスポーツ用具メーカーです。

 本社は南港のATCのすぐそば。

 頂部はMのフォルムをイメージしたデザインなのでしょう。

 「商品は人が手にして喜ぶもの。道具は人が手にして使うもの。遊びはいっさい不要」

 元ミズノのバット職人、久保田五十一さんが落合博満選手からこのことを学んだことだそうです。

 久保田五十一はシアトル・マリナーズのイチロー選手、元ヤンキースの松井秀喜選手のバットづくりを担当し「現代の名工」にも選ばれています。

 ご自身は硬式野球をしたことがないので、疑問に感じたことを素直に聞くことができたのが良かったといいます。

 中でも落合選手は師匠のような存在だったそうです。

 彼が養老の工場に来たとき、素材選びから外していた木を拾い、なぜこんないい顔した木がだめなのと問われたそうです。

 その木は木目が乱れており、社内規定によって外していたもの。

 落合選手は「バットは棒のようにではなく、ムチのように使うんだ。それには見た目よりも、しなりや粘りがある木がいいんだ」といいました。

 その時にハッと気づいたそうです。バットは「商品」ではなく「道具」なんだと。

 以前から建築を商品だと言われると、違和感を持っていました。

 建築は人生を楽しむための、幸せになるための道具なのです。

 また、一流の人は「ハッした」という表現を、皆口にするような気がします。

 真理というものは、どこにでも埋もれているはずです。しかし、何かのきっかけでそれが顔をのぞかせます。

 そのことに気付くためには、素直であることや、常に興味や向上心を持っていることが大切なのだと思います。

 かなり懐かしいですが、トシちゃん(田原俊彦)の歌に「ハッとして!Good」というタイトルがありました。

 まさにその通り。ハッとできることがGoodなのだと思うのです。

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相手がいなければ、勝利も敗北もない‐1536‐

 日曜日は雨予報だったのが一転して快晴に。

 長男が卓球の試合で、奈良の橿原公苑まで行ってきました。

 橿原神宮は大和三山のひとつ、畝傍山の麓にあります。

 こちらは同じく橿原市にある耳成山。

 大和三山は、耳成山を北の頂点として、南西の畝傍山、南東の天香久山と正三角形のような配置で並んでいます。

 橿原神宮のすぐそばにあるジェイテクトアリーナは立派な建物でした。

 誰の作品かまではたどり着けませんでしたが、よくデザインされています。

 外壁とも屋根ともいえるファサードは、プレキャストコンクリートでしょうか。

 洗出しの表情になっており、オリジナリティを感じるのです。

 観客席は生徒、その保護者で一杯。

 アリーナには所狭しと卓球台が並びます。

 プロリーグが開幕し、男女とも世界のトップレベルで戦う選手の存在が、このスポーツを盛り上げるのでしょう。

 会場からは熱気が溢れています。

 長男は中学に入って卓球を始めたのですが、試合を観に来たのは初めて。

 「観てるほうが緊張するわ!」と言い出したら大阪のオッチャン、オバチャンの仲間入り。

 なので言いません。ですが、多少緊張するのは事実です。

 つい最近、ラケットのラバーを変えたばかりで、「まだ慣れてないから自信がない」と言っていました。

 「裏ソフト」とか「ツブ高」とかいう言葉で表現されるのですが、攻撃型、守備型、カットマンなど、それぞれの特徴で組み合わせるそうです。

 試合が始まりました。

 サーブで何ポイントか取っていたので、これは武器になりそうです。親の目ですが、かなり回転がかかっている感じ。

 サーブは2本ずつ交代。11点とれば勝ちで、3セット取れば勝利です。

 出だしはバタバタしたものの、3セット連取で勝利を納めてくれました。

 卓球はセット毎に、ベンチコーチからアドバイスを貰えます。

 彼のチームメイトにトップレベルの選手が居り、アドバイスを貰うと、勝率がぐっと上がるそうです。

 この日も、2セット目からは危なげない試合展開でした。

 後で彼に聞いてみたのですが、相手選手の弱点が見えたのでそれをアドバイスしたとのこと。

 トップに居るだけあって、流石にその観察眼は確かです。

 昼から用事があったので、1試合だけのつもりでしたが、彼の試合まで残って観てみました。

 無用にスマッシュで勝負するのでなく、粘り強く的確に台の奥深い、打ちにくいところへ返していきます。

 これは安定して強いだろうなと、納得したのです。

 先日、入社試験に参加していた学生から、「辞退させて頂きます」とメールが送られてきました。

 3日目が終わったあと、続けるかどうかを尋ねるからと言っていたのですが、1日目が終了し、2日目が始まる前でした。

 「目が泳ぐ」という表現がありますが、これは自分のことを最優先している状態です。

 何かに興味があれば、そちらを見ますから。

 よく見る。そして相手のことを知ろうとする。

 これは仕事でもスポーツでも全く同じです。相手をやっつけることと、興味を持つことはそう違わないかもしれません。

 スポーツに打ち込み、勝つ。これは最高の成功体験です。

 しかし上を目指すなら、全身全霊をかけて練習に打ち込んでも負けます。そして、上には上が居ると知るのです。

 自分が選んだスポーツなので、あまり口出しするつもりはありません。

 しかし、長男に「試合が終わったあとの礼や握手は、もうちょっと丁寧にした方がいいな」とアドバイスしました。

 勝利の喜びも、敗北の悔しさも、相手がいなければ味わうことはありません。これは、スポーツというくくりを外しても全く同じです。

 あまりにも、自分にしか興味のない人が増えていると感じるのは私の思い過ごしでしょうか。

 チームメイトの彼は、帰ろうとする選手を追いかけて行き、握手をしていました。

 そんな小さなことの積み重ねが、人生を好転させるのだと思っているのです。

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一流は柔らかい‐1529‐

 「女心と秋の空」とはよく言ったものです。

 雲の形も目まぐるしく変化していきます。

 一瞬とて、同じ形にはとどまりません。見ていて飽きることがないのです。

 「リベンジ」という言葉が、一般的に知られたのは松坂大輔投手がインタビューで使ってからだと思います。

 現在は中日ドラゴンズに所属しますが、当時は西武ライオンズで、文字通り日本の頂点に君臨する投手でした。

 「リベンジ」は復讐すること、報復、仇討ち等を意味しますが、スポーツ等では、一度負けた相手に借りを返すという使い書い方が主流です。

 私の記憶が正しければ、この使い方を初めにしたのは、格闘技業界だったと思います。

 若い頃はプロレス、K-1、総合格闘技が大好きで、専門誌を毎週買う程だったので、おそらく間違いないと思います。

 更に「アベンジ」という言葉も見つけ、調べてみると以下のような説明がありました。

 リベンジが個人的な理由による復讐であるのに対し、アベンジは正義感による悪への報復という意味合いをもつ。

 なるほど、だから「アベンジャーズ」だったのです。

 「アベンジャーズ」は、アメリカの『MARVEL』(マーベルコミックス)から出版されたコミックです。

 長男が大好きで、最新作も映画館へ観に行っていました。

 これは長男が部屋に貼っているポスターです。

 それで、筆箱も『MARVEL』。

 それに影響を受けた娘も『MARVEL』。

 この重石のようなものも『MARVEL』。

 用途が何かは知らないのですが、確かに格好いいのです。

 「マーベル」も調べてみるとは驚く、驚嘆するという意味でした。だから「マーベラス」は驚く程素晴らしいという意味だったのかと納得しました。

 知っているようで知らないことばかりです。

 松坂投手が「リベンジ」をインタビューで使った時、メディアは一斉に取り上げましたが、私は多少違和感を持っていました。

 力と技がぶつかり合うスポーツの世界で、何となく私闘を連想させる「リベンジ」は合っていない気がしました。

 例えば、当社が設計コンペで負けたとして、「次はリベンジだ」は、合っていない気がします。力不足で負けたので、復讐する必要などありませんから。

 また、相手が「悪」な訳でもないので「アベンジ」もマッチしませんが、どちらかと言えば仕事は「アベンジ」よりでやりたいと思うのです。

 リベンジよりアベンジよりで、マーベラスな仕事を、という感じでしょうか。

 1980年生まれの松坂投手は現在38歳。

 今シーズンの終盤、日本球界では「松坂世代」の引退が話題になっていました。

 今年の活躍までは、何度も引退の声を耳にしました。それでもスタイルを変えながら、ここまで現役を続け、また、ファンから支持されてきたのです。

 松坂投手の魅力は、この春にも一度書きました

 加えて言うなら、一流で居続ける人は「柔らかい」気がします。

 上り詰めるまでは、死にもの狂いで頑張るしかないのだと思いますが、「居続ける」ということは変化し続けるということです。

 雲が変化を望んでいる訳でなく、風や大気の状態が、そうさせるのです。

 人は雲と違って意思があるので、全てが風任せとはならないでしょう。

 しかし、抗うだけでなく変化することを意識しなければ、ただ疲弊するだけで、人生が終わってしまうかもしれません。
 
 およそ私が不得手だった「柔らかい」。しかし、それは確実に、極めて大切なことのような気がしています。

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サッカーとワールドカップの魅力‐1497‐ 

 火曜日は多くの人と同様に、早朝3:00に起きました。

 前日は21:00に寝たので睡眠は6時間。準備万端です。長男は定期考査中にも関わらず、4:00起きで後半から一緒に応援しました。

 結果と内容は私が書くまでもありませんが、本当に惜しい、悔しい試合でした。

 優勝候補の一角で、FIFAランキング3位。フランスとオランダ、ドイツに挟まれた人口1100万人のベルギー。チョコレートとビールで知られ、東京都民より少ない国民の代表は、史上最強の呼び声通り本当に強かった。

 多くの選手がプレミアリーグ等のトップチームで主力を張り、それが控え選手までに及んでいるというチームです。

 日本も、控えに本田圭佑がいるという時代になりましたが、層の厚みは明らかに違いました。

 4年掛けて準備し、成熟してきた、史上最強の代表チームに、2ヵ月前に監督が交代し、戦術が変更された日本が、ここまでやれたことは、奇跡に近いのではと思います。

 もしこのワールドカップを戦った主力メンバーが、より多くの時間を共有し、その関係をより成熟させていたなら……

 「たら」「れば」を積み重ねても仕方がありませんが、和を尊ぶがゆえ、決断が遅くなるという傾向を、日本サッカー協会と私たちは理解しておく必要がありそうです。

 香川、柴崎、吉田、昌子と多くの功労者が居る中でも、乾のインタビューを聞いていると、本当に真面目なんだろうなと感じます。

 そして、やはり努力は報われるんだと思えます。

 本気の本田圭佑の言葉が聞けなくなると思うと、寂しい限りですが、中田英寿が引退した時とはまた違う印象もあるのです。

 それぞれが、4年先を見据えてまた高みを目指して頑張って欲しいし、私たちも日々頑張らなければと思えます。

 サッカーというスポーツが、なぜこれだけ多くの人たちを魅了するのか。またワールドカップに熱狂するのか。

 裸足でもボール1つあれば出来るこのスポーツは、多くの人に平等に機会を与え、また差も与えます。

 極めて単純なルールの中でも、人類の進化にとって最も重要だった手の使用を禁じたことが、最大の要因でしょう。

 元日本代表監督だった、イビチャ・オシムはこう言っていました。

 例えば日本人はバスケットボールでは、アメリカのレベルに達するのは難しいだろう。

 それは現時点で日本人が体格的に劣るからだ。

 しかしサッカーは違う。

  サッカーなら日本人にも不利なく戦える。

 また、日本が目指すべきところについてはこう語っていました。

 いつも自分の家に帰りなさい。

  必ず他の場所へ行けばいいというものではない。

 自分の家に帰って、もっと自分のこと、つまり日本のことをもっと考えるべきなのだ。

  欧米でのテレビやドラマをみて海外に憧れをいだくかもしれないがそれはよくない。

 模倣すれば模倣以上のものは生まれないからだ。

 極めてシンプルであるからこそ、工夫と哲学を必要とするスポーツが、オシムという思想家を育くむのでしょう。

 この哲学は、前回書いた明治、大正の思想家、岡倉天心の言葉とほぼ同じです。

 「4年後も目指す」と宣言した、岡崎のパーソナルトレーナーは、同じ番組内でこう語っていました。

 彼は、オリンピックの400mリレーで、6位入賞の経験がある生粋のアスリートです。

 サッカーでなければ、通用しない。

 それ程、元々の身体能力が高かった訳ではなかったという意味です。

 しかし、地道なトレーニングによって、2年前にプレミアリーグでの優勝に大きく貢献する選手となりました。

 それが起こり得るのがサッカーです。

 人は生きるために闘争本能を持っています。武器を使わない戦争の言葉通り、国と国の威信をかけた真剣勝負に人は魅了されます。

 選手はリスペクトしあえる仲間と、頂点を目指して戦うこと以上に達成感のあることはないでしょう。

・元々の能力より日々のトレーニング。

・個の能力だけでなく、チームとしての総合力。

・同じ目的を共有できたとき、最高のパフォーマンスが発揮される。

 こう並べると、日々の仕事と全く同じです。サッカー=仕事と置き換えても何ら問題ありません。

 更に、その目的を最も高い位置に設定すれば、ワールドカップを目指す、ナショナルチームと同じになります。

 仕事も、サッカーも、プライベートも、どこにも境界などありません。

 それをつくっているのは、いつも自分の小さな都合だと思うのです。

 先日訪れた、京都国立近代美術館にはピカソがありました。

 折角やるなら世界一。

 折角見るなら、本物を見るべきです。

 本当に良いものを見せて貰いました。

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サッカーも、人生も、実に単純だ‐1493‐ 

 サッカーのワールドカップ、ロシア大会が始まりました。

 日本代表は19日(火)のコロンビア戦を「歴史的勝利」で飾るという最高のスタートを切りました。

 海外メディアも大番狂わせという報道です。

 1人少ないとは言え、強豪相手に引き分けで終わらなかったことが、日本のサッカー文化をまた一歩前進させることになるのでしょう。

 後半25分に出てきて、すぐに大迫の勝ち越しゴールをコーナーキックで演出した本田圭佑。

 「プロフェッショナルとはケイスケ・ホンダ」

 そう言うだけの迫力はみせてくれます。

 随分前の新聞ですが、名選手3人の言葉が載っていました。

 サッカーは実に単純だ。俺がシュートを全て止めればチームが負けることはない。

  ジャンルイジ・ブッフォン

 イタリア代表のゴールを20年間守ってきた大ベテランは、ロシア大会を最後に引退を表明していました。

 しかし、優勝4回を誇るイタリアは今大会の出場を逃しています。

 ボールをキープしていれば、相手は得点できない。

  ヨハン・クライフ

 近代サッカーの開拓者で、トータルフットボールを体現した名選手であり、名監督。強豪オランダも今回は予選で敗退しています。

 サッカーは単純だ。22人がボールを奪いあい 最後はドイツが勝つ。

 ゲーリー・リネカー

 1986年のメキシコ大会で得点王となり、選手としてのキャリアを名古屋グランパスで終えたイングランドのストライカー。

 ワールドカップになると、滅法の強さを発揮するドイツを指したアイロニックジョークですが、2014年ブラジル大会は、リネカーの言葉通りとなりました。

 ヨーロッパ人独特の言い回しなのかもしれませんが、どことなくネガティブな印象も持ってしまうのです。

 話のスケールが、ワールドから急に半径3mになります。

 前回、友人の店で朝方まで飲んでいたと書きました。

 滅多にないことが続くもので、翌日の夕方からOhanaでのBBQに呼んで貰っていました。

 近畿の駅100選に選ばれた京阪萱島駅。

 その近くにある写真スタジオで、竣工は2009年です。

 人の身長ほどしかなかったオリーブが、ここまで成長しました。

 年1回、ここに訪れる機会を楽しみにしているのです。

 買い出しも準備も、すべてカメラマンの石井さんが済ませてくれていました。

 親族がドイツから直接持ち帰ってくれたというビールまで。

 本当に幸せな時間でした。

 設計終盤は、何とか金額を合わせるのに精一杯でしたが、粘り強く打合せをして良かったと思います。

 石井さんはとにかく明るく、めげない人で、そのパーソナリティに随分救われたと思います。

 勝負事において「もし」は禁句ですが、日本代表の監督交代がなければ、本田選手のアシストの場面はやってこなかったかもしれません。

 やはり、幸運はどこまで行っても前向きな人の所にやってくるし、自力で引き寄せるしかないのだと思います。ネガティブな言葉を発すれば、少なくとも良い側へ転ぶことはありません。

 多くの成功者がそうするのを見て、ネガティブな言葉は限界まで使わないよう、私も心掛けているつもりです。

 昨日寝てない、頭がちょっと重い……そんなことは、周りの人からすれば、知ったことではありません。

 大体遊びなので、嫌なら行かなければ良いのですから。

 そんなことを書いている時点で、私のスケールが知れてしまいますが、そう心掛けるだけで、この日も素晴らしく楽しかったのです。

 誰からも、どんな事からも学ぶことはできます。

 やはり、サッカーも人生も、実に単純だと思うのです。

■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm
「回遊できる家」放映

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数字と心の微妙な関係‐1471‐

 誰もがふれたくなる、大谷翔平選手の活躍です。

 高校をでて5年間、日本のプロ野球では前人未踏の2桁勝利、20本塁打という結果をだし、昨冬アメリカへ。

 高校時代よりメジャー挑戦を表明していましたが、二刀流を容認、支持した日本ハムファイターズに入団しました。

 その際は、甘いルックスもあってか、才能は溢れるが意思の弱い若者なのかなと思っていました。

 メジャー初打席で初球を安打。初登板初勝利。2試合目でホームラン、3安打も驚きましたが、2戦連発とは。

 「お見それしました」としか言いようがありません。

 流石はイチローをして、世界一の才能と言わしめた選手です。

 野球少年だった私にとって、伝記で読んだ名選手、ベーブ・ルースを超える選手を、実際みれるかもしれないことに心躍るのです。

 3月に立ち寄った南禅寺には国宝「方丈」があります。

 妻面にある入口をくぐり、左へ曲がると方丈庭園が見えてきます。

 江戸時代前期に活躍した茶人、小堀遠州作と言われています。

 最小の素材で表現をする枯山水の庭園ですが、中でも彼の作風は「きれい寂び」と言われます。

 庭に「空間」という概念を持ち込んでいるのがよく分かります。

 廊下を進むとこちらも国宝の小方丈があります。

 その前に広がる小方丈庭園は、別名「如心庭」。字の如く「心」字型に庭石が配置されています。

 柴山全慶老子が、「心を表現せよ」と熱心に指導したそうです。

 裏へ回ると、更に庭園が続きます。

 竹と荻で構成された垣は「南禅寺垣」と呼ぶそう。

 人の心を動かすため、足を運んで貰うために、常に創意工夫を重ね続けてきた手跡が見えるのです。

 先のピョンチャンオリンピックでは、スノーボードとアルペンスキーで2つの金メダルを獲得した選手が現れました。

 チェコのエステル・レデツカ選手ですが、アルペンスキーをしていた私としては、両種目オリンピック出場だけでも想像を超えているのに、2つの金メダルとは……絶句したのです。

 大谷選手のファイターズ入団時、日本球界で名選手だった多くのご意見番が、二刀流に対して懐疑的な見解をだしました。

 伝説的な名選手ばかりですからアドバイスは聞くべきだと思いますし、プロの世界は甘くないという論調も十分理解できます。

 その中に、「どっちつかずになるのでは」というものがありました。

 1日24時間、1年365日はみな平等です。その限られた時間の中で、投手の練習も、打者の練習も精一杯やれば、どっちつかずという表現は合っていないかもしれません。

 投手に打ち込めば、200勝以上できるかもしれません。

 打者に絞れば、700本以上のホームランを打てるかもしれません。

 しかし、それは「数字」というものに重きを置いた視点だと言えます。

 人生において最も大切な、幸せや充実は心が決めます。

 自身の充実や、観客の感激にフォーカスするなら、大谷選手の選択は、極めて当たり前のものとも言えます。

 ピッチャーだけしか、打者だけしかやってはいけないと言われたら、多くの少年は野球を辞めるでしょう。

 その選択を100年もの間、トップアスリートたちがしていなかったことになります。

 いくら仕事が充実しているからといって、給料を払えない会社に入ってくれる社員は居ません。

 よって、普遍的価値を生む数字もとても大切です。

 それでも、数字を越えたところへ行ききってしまった、大谷選手をみると、新たな勇気が湧いてきます。

 体は大変でしょうが、少しでも長く頑張って欲しいと思います。

 100年に一度のスーパースターを観ることで、やはり心に従いたいと思えるのです。

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球春にみる。惚れてまうやろ~‐1466‐

 今日は曇り空でしたが、気温は一気に春めいてきました。

 街路樹のハナミズキが満開です。

 ハナミズキはアメリカ原産だけあり、花がやや大ぶり。近い種でいえば、ヤマボウシのほうが好みではあります。

 しかし、クライアントにハナミズキファンは結構多いのです。

 そんなこともあって、まじまじと見ていると、花弁の付け根が薄桃色なのを知りました。

 よく見れば、なかなかに可愛らしいものだなあと。

 3ヵ月点検で伺ったお家の花壇です。

 また現場日記で触れるのですが、草木は一気に春の装いです。

 元野球少年の私にとって、「球春」は春に現実味を持たせてくれる言葉です。

 大人になり、野球中継を観ることはなくなりましたが、今年気になるのは松坂大輔投手です。

 メジャーリーグから日本に戻って3年間。ソフトバンクホークスで結果が出せなかった彼は、中日ドラゴンズに移籍しました。

 スポーツ情報番組で、彼のインタビューをみる機会がありました。

 プロ入り1年目。イチローとの初対決は3打席連続三振。記憶に残る場面です。

 そして

 今日で「自信」から「確信」に変わりました。

 という言葉を残しました。

 イチロー渡米の6年後、追うように松坂大輔もメジャーへ。2007年のことです。

 生涯最高のバッターは「イチロー」と断言しました。

 他のバッターは自分の投球をすれば抑えられるが、イチローさんだけは、あらゆる手を使って抑えに行かなければ「切られる」感じと言いました。

 そのイチロー選手は、古巣マリナーズに復帰が決まりました。

 2人は、互いを認め合う仲とききます。

 50歳まで現役を公言するイチロー。

 コーチ兼任を断り、あくまで現役一本に拘った松坂大輔。

 もしかすると見納めになってしまうのではということもあり、更に気になるのでしょう。

 2006年、松坂大輔投手の座右の銘を知った時、心の中で何か大きな歯車が動いた感じがしました。

 「目標がその日その日を支配する」

 後藤静香の詩「第一歩」にある言葉です。

 目標は明確だったのか。1日、1日を支配できていたのか。

 12年間もの時間を、懸命に生きてきたのか……

 縁もゆかりもなく、いち野球ファンでしかありませんが、こういう気持ちにさせて貰えるだけで有り難いと思えます。

 最後に。

 松坂選手のインタビューを見て感じたのは、あれだけの実績を持ちながら、あの柔和な笑顔と人懐っこさ。大人の男でも「惚れてまうやろ~」という感じではないでしょうか。

 頑張れ大輔、そして自分。

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