カテゴリー別アーカイブ: 02 ことば・本

『建築家と家を建てる、という決断』amazon 1位‐1439‐

 「一般の方と建築家が近くなる本の執筆を依頼したく……」というメールが届いたのが2015年の12月。

 あっという間に、2年が経ってしまいました。

 初めての著書、『建築家と家を建てる、という決断』がようやく出版されました。

 2017年11月27日が1版となっていますが、実際に購入できるようになったのは一昨日の12月12(火)。

 amazonのページにいくと、「なか見!検索」とあり、約20ページを見ることができます。

 これだけ先に読めるようになっているとは知りませんでした。

 昨日の午後1時に見に行くと「民家・住宅論」のカテゴリーで「1位」となっていました。

  ‹ 本 ‹ アート・建築・デザイン ‹ 民家・住宅論

 周知の通り、上記のようにカテゴリーは細分化され、1時間ごとに更新されるようですが、それでも驚きました。

 著書をだすと、これらの1位を狙うためにキャンペーンをはると聞いたこともあります。

 「そんな嘘っぽいのは嫌だな」と思っていたのです。

 ひとつ上の「建築」まで階層を上げても、昨日の2時頃は27位でした。

 この時間帯のランキングは以下のようなもの。

1位 次の「震度7」はどこか!
 角田 史雄  (著)

7位 Casa BRUTUS(カ-サブル-タス) 2017年12月号

8位 安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言
 安藤 忠雄 (著)

21位 Casa BRUTUS(カ-サブル-タス) 2017年11月号

27位 建築家と家を建てる、という決断
 守谷 昌紀 (著)

28位 安藤忠雄 仕事をつくる―私の履歴書
 安藤 忠雄 (著)

 妻が言うには、1時間前までは24位だったとのこと。小細工は嫌だと書きましたが、気にならないといえば嘘になります。

 28位の安藤の著書は、日本経済新聞の人気コラム「私の履歴書」で、しかも5年前の出版です。

 私は人気作家でもないので、本当に1番だとか、安藤より支持を得たと思っている訳ではありません。

 これまでのクライアント、知人に送ったメールだけで、これだけ購入してくれたということに、ただ感謝するだけです。

 表紙は縦長が条件で、「松虫の長屋」から選びました。

 兄弟がボルダリングで遊んでいる姿をお母さんが見守っているものです。

 裏表紙は「高台の家」の擁壁下からのカットにしました。

 「家族の物語を空間に織り込みたい」そして「モノは美しくあってほしい」という、2つの思いから選んだものです。

 文章を書くことを職業としている人に、昔から敬意をもっていました。

 webサイトのプロフィールにあげた、好きな作家は以下の通り。

 開高健、沢木耕太郎、志水辰夫、司馬遼太郎、阿佐田哲也、半村良、水上勉、白石一郎、松本清張、宮本輝、池波正太郎 

 いずれも文章が美しく、リズムがよい一流の作家ばかりです。

 しかし、ある人にとっては、この名前にもさほど興味がないかもしれません。

 建築家との家づくりを少しでも意識している人になら、価値のある本を書くことできるのではと思い、筆をとってみたのです。

 広げた風呂敷ほどの内容があったのか、全く期待外れなのか、興味のあるかたはご一読下さい。

■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから11月27日出版■■■
<民家・住宅論>amazonランキング1位

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【News】
『mybest』11月27日に「仕事を楽しく快適にしてくれるアイテム11選」が掲載
『ESSE』11月7日発売に「松虫の長屋」掲載
『大改造!!劇的ビフォーアフター』朝日放送(ABC)3月25日に「住之江の元長屋」再放映
『建築家カタログ2016』8月29日発売に「遠里小野の家」掲載

『homify』(スペイン語) 9月26日「松虫の長屋」掲載
『homify』7月21日「白馬の山小屋」掲載
『homify』6月4日「松虫の長屋」掲載
『homify』5月10日「長田の家」掲載

【Events】
「R Grey」9月からの入居募集開始■
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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

苦渋はなめつくす‐1437‐

 12月に入って、よい天気が続いています。

 昨日は、大阪ビジネスパーク(OBP)へ行っていました。

 ビジネスパークなのでビル建築ばかりですが、それを背景にした紅葉も美しいもの。

 奥にのぞいている濃いグレーの建物は「大阪東京海上日動ビルディング」。

 OBP側からはちらとしか見えませんが、1990年完成の名建築といってよいと思います。

 構造のフレームを外部に追いやり、自由な平面を実現しています。

 鹿島建設の設計施工。

 振り返って西をみると、左に1990年完成の松下IMPビル。

 そして中央も同じく1990年完成のクリスタルタワー。

 竹中工務店の設計施工ですが、高層ビルのひとつの到達点ではないかと思っています。

 2011年1月、『住まいの設計3・4月号』に「地元建築家がガイドする名建築 大阪編」というコラムを寄稿しました。

 その際も、このビルを取り上げました。

 OBP行きの目的は、ニューオータニで開催された盛和塾の勉強会でした。

 盛和塾は、京セラの名誉会長であり、KDDIの創設者、経営破綻したJALを、2年で世界最高収益航空会社へと回復させた稲盛和夫さんから経営を学ぶ場です。

 昨日も1400名以上の参加者があり、ロビーは熱気であふれていました。

 「経営を学ぶ」と書きましたが、この日の講和は西郷隆盛(南洲)の遺訓から学ぶという内容でした。

  命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、仕末に困るもの也。この仕末に困る人ならでは、艱難(かんなん)を共にして国家の大業は成し得られぬなり。

 そういう人しか、リーダーはつとまらないし、リーダーになってはならない、というものでした。

 命も、名も、名誉も、お金も全く要らないとまではいえませんが、気持ちとしてはそのつもりです。

 幾たびか辛酸を歴(へ)て志始めて堅し

 これは多くの人がうなずいていたと思います。

 仕事をしていると、本当に色々なことが起ります。

 幾度も辛酸をなめ、それを越えていかなければ、志は固まらないのです。

 ミスタープロ野球、長嶋茂雄はこういっていました。

 「日々を丁寧に生きる。そして苦渋はなめつくす」

 華やかに見える成功者は、これらの過程を経てその立場にいます。

 成長したい、成功したい。しかしその覚悟があるのかという問いに、改めて身を引き締めざるをえないのです。

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チャーミング‐1431‐

 ここのところ、週の半分は現場を回っている感じです。

 竣工間際の現場が3つと、着工したばかりの保育園があり、3、4ヶ所回るならやはり車が便利。

 秋から冬にかけては、景色が変化するときでもあり、移動時の楽しみでもあります。

 大阪、北摂、京都と回っていると、あっという間に夕暮れ。

 本当に日が短くなりました。

 家事動線がコンパクトな「白のコートハウス」は、外壁を左官で仕上げます。

 最近の住宅は、サイディングというパネルがほとんどですが、継ぎ目のない大きな壁はやはり美しいもの。

 現場前にあるのは、言ってみれば小さなプラントです。

 ここから、2階、中庭へと、練りあがったモルタルがホースで供給されるのです。

 それを職人がコテで塗り付けていくのですが、やはりこういった手仕事は見ていて楽しいもの。

 また、好き嫌いだけでなく、工場生産のパネルには大きさの限界があります。

 現場の手仕事だからこそ、継ぎ目の少ない大きな壁をつくることができるのです。

 「ねるねる」は駄菓子の商標だったか。

 親方がここで「ねるねる」する姿をチャーミングと言えば怒られるでしょうか。

 しかし、こういったチャーミングな職人が減ったと思うのは私だけでしょうか。

 もう少し具体的に言えば、50代中頃以上の人は「媚び」を持っている人が多い気がします。

 「媚びる」と言えば、悪い印象が先に立ちますが、ある部分に媚びが含まれていないと、コミュニケーションは成り立ちません。

 そこには、良く思われたい、良い関係を築きたいという気持ちが含まれているからです。

 九鬼周造の書いた『「いき」の構造』は芸術論の名著といわれます。

 日本独特の美意識を表す「いき」という言葉を紐解いていくのですが、こう定義されています。

 垢抜して(諦)、張のある(意気地)、色っぽさ(媚態)

 さらに、その媚態をこう説明しています。

 媚態とは、一元的の自己が自己に対して異性を措定し、自己と異性との間に可能的関係を構成する二元的態度である。

 簡単に言えば、男女関係においてもベタッと一緒になってしまうのではなく、相手があり、緊張感とある距離感を保っているから媚態があると。

 男女関係だけでなく、仕事においても全く同じだと思います。

 絶対服従する訳でなく、ただ反発する訳でなく、よい関係を築き、よい結果をだしたい。そこには、媚びや、サービス精神が含まれているはずです。

 先日、独立した時から世話になっている建設会社の社長が挨拶にみえました。

 今年で82歳になるといいます。

 この年の先輩に、チャーミングと言えば失礼になるかもしれませんが、ぶつかり合いもしましたが、やはり魅力的な人だと思います。

 チャーミングといって貰ったことはありませんが、「飲んだら笑顔がすてき」といってもらったことが1回だけあります。

 飲んでなくても、すてきと言われる人間を目指して頑張るのみなのです。

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それでもやまない雨はない‐1426‐

 先週の台風21号に続いて、22号が発生。

 2週続けて、大雨の週末になりました。

 土曜日は「中庭のある無垢な珪藻土の家」の撮影の予定でしたが、延期せざるをえず。

 緑を囲む京都のオフィス「(仮称)山本合同事務所」

 家事動線がコンパクトな「白のコートハウス」

 築80年、住吉の長屋を「碧の家 」に〈リノベーション〉

 木、金、土の現場回りはずっと快晴で、1日ずれていればと、歯噛みしたくなります。

 昨日はJRでの移動でしたが、昼頃はかなり強い雨脚でした。

 淀川も増水していましたが、直撃ではなく先週ほどの被害はなかったようです。

 昼には大阪に戻り、ショールームでの打合せに。

 グランフロントにあるリクシルで2時間半みっちり打合せをしました。

 夕方頃には雨もあがり、神戸方向から夕日も差してきたのです。

 梅田にも人足がもどり、どことなくホッとした気分になります。

 例えに出して申し訳ないのですが、「やまない雨はないというけど、本当だろうかと思っていた」と元プロ野球選手・清原和博が話していた場面をみたことがあります。

 FAで、西武から念願の巨人に移籍したが、思うような成績をなかなか出せず。

 また、松井秀喜との主砲争いに敗れ、夜遊びばかりとメディアからバッシングを受けていた頃を指してのコメントでした。

 やまない雨がないのは間違いありません。しかし、晴れがやってきたとしても、またいつか台風はやってきます。

 数限りない栄光を手にしてきた彼が、本当に超えられなかったのだろうかとも思いますし、早熟の天才だったからこそ超えられなかったのかもしれません。

 先週、ある計画のプレゼンテーションをした後、断りの連絡を貰いました。

 私も設計したいと思っていたにも関わらず、断りがはいったのは久し振りです。

 負け惜しみもありここで書いているのかもしれませんが、この経験を少しでもプラスにしなければ、同じところを行ったり来たりするだけです。

 今回は良かったですが、またいつか大型の台風が直撃する機会はあります。

 ならばそれを想定し、準備し、危険も含めて、生きることを楽しむしかありません。

 それでもやまない雨はないのですから。

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白の上の白‐1423‐

 先週、当社のwebサイトをリニューアルしました。

 webサイトの第一弾は2003年に製作しました。

 こだわりの家を建てたい人、違いのある空間を持ちたい人が知りたいと思う情報を、できる限り発信してきたつもりです。

 そのかいあって、多くの人に訪れてもらいました。

 しかし時代の変化は早く、1年程前だったか「ボタンが近すぎて使い難い」と検索サイトから忠告をうけました。

 スマホからスライドショーが見れないなどの課題もようやく解消できました。まだまだ改善点はありますが、ひとまず一段落です。

 ファーストモデルのデータはもうありませんが、マレーヴィチの「白の上の白」という絵をモチーフにしました。

 この白をグレーの表現に変え、正方形をひし形にデザインし、トップページとしました。

 当時、ロシア構成主義の画家が1918年に発表したこの絵がとても気になっていたのです。
 
 私にとって洋画のスタートはミレーだったように思います。

 母に連れられ、展覧会をまわりましたが、小学生ながら、ミレーの絵には他を圧倒する、静けさ、敬虔のようなものを感じました。

 初めて観たのは「種をまく人」だったと思います。

 その後、ゴッホ、モネ等の印象派などを知り、シャガール、クリムト、ムンクなどが気になり始めます。

 徐々に興味が抽象画に傾きはじめ、モンドリアン、そしてマレーヴィチを知るのです。

 さらに近代へ。

 アンディー・ウォーホール、リキテンシュタインとポップアートに触れます。

 これは 1960年、イブ・クラインの作品。

 この青一色の絵画は純粋精神としての非物質=空虚をしめしているとされます。

 書家、陶芸家、そして画家でもある北大路魯山人はこういっています。

 傑作と凡作との間は紙一重の相違である。

 しかし、この紙一重がなかなか破れない。

 人物の値打ちだけしか字は書けるものではない。

 字というものは、人物価値以上に光らないものである。

 60年代のパリで、クラインが描いた青だから意味があるのです。

 初めにあげたマレーヴィチは、幾何学の中で正方形を最も純粋なものと考えていました。

 彼も徐々に抽象画へと移行していった画家ですが「白の上の白」を描いたあと、この道をこれ以上進むことはできないと自覚し、1920年代には具象画へと回帰しました。

 そこまで突き詰め、終着点となった絵だったのです。

 紙一重をつき破りたい。

 その紙がどこにあるのかは分かりませんが、いつも思っていないと見つけられないはずです。

 もう一度、魯山人の言葉を引きます。

 途方もない考えがなくては、途方もない結果はない。

 必ず実現したいと思うのです。

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楽は楽にならない‐1418‐

 昨日から10月にはいりました。

 暑い暑いといっていたら、朝夕は寒いくらいに。今年も残すところ3ヵ月となりました。

 今日は生憎の雨ですが、昨日は秋晴れの1日に。長女の運動会でした。

 中学になった長男は平日開催で、私が観れるのはこの1回だけ。

 もっと言えば、親として見に行く運動会はあと2回だけということでしょうか。

 2人とも足は速いので、これまで運動会は随分楽しませてもらいました。

 しかし、今年は障害物競走。

 さらに半分は男の子で、ネットくぐりにやや手間取ってしまいました。

 やはり運動会は徒競走に限ります。(我が家的には)

 また、代表委員?をしており、司会進行のアナウンスを担当しました。

 経緯は知らないのですが、何かしらの役割を引き受けたことは偉いなと思っています。

 プラスアルファの充実感があったと思うのです。

 「究極の幸せとは、愛されること、褒められること、人の役に立つこと、人に必要とされること」

 社員の7割に知的障害を持つ人たちを雇用する、日本理化学工業の大山会長が紹介している言葉です。

 面倒や、労苦をさけて、いきなり誰かに必要とされることはありません。

 あまりネガティブな言葉を文字にするのは嫌なのですが、「楽に生きたいは、楽に生きられない」は簡単に証明できます。

楽に生きたい
 ↓
責任を負いたくない、面倒は避ける
 ↓
信用は落ちる、能力は向上しない
 ↓
楽に、楽しく生きていけない

 やはり聖書にある「狭き門をくぐる」ことが、幸せな人生を送るたったひとつの方法なのだと思っています。

 「会社でも常に面倒な方を選ぼうといっている」とある人に話したら、「そんな面倒な生き方辞めたら」と言われました。勿論強要するつもりはありません。

 一度しかない人生です。楽しく、幸せなものにしたいというゴールは誰もが同じはず。いま取る行動がそこに繋がっていれば、全く問題ありません。

 最近つくづく思います。人生って本当に単純にできているんだなあと。

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心の庭に水やりを‐1417‐

 今日の明け方は、強い雨音で目が覚めました。

 長男は朝6時過ぎに起きて学校へ行くので、私が目を覚ました時はすでに家をでたあと。

 彼が電車に乗ってすぐに警報が発令され、授業は午後からになったようです。

 遠いから早くにでているのだと思ったら、クラスでも1番か2番に登校しているそう。
 
 高校の時「普段より、1本でも2本でも早い電車で登校してみたら。違った景色が見えるから」と言った先生がいました。

 誰に言われるでなくそうしているのは立派だなあと思っているのです。

 今週の前半は快晴続きでした。

 現在、建て替え計画中の敷地調査に行っていました。

 多くの庭木が育っており、どの木を残すかの打合せも兼ねてです。

 オリーブが大きな実をつけていました。

 こちらは鉢植えなので残すことに。

 愛情をかけて貰っているのが分かります。

 ひときわ鮮やかなオレンジで目を引くノウゼンカズラ。

 近所の公園から少し頂戴し、挿し木をしたとのこと。

 そういえば、周辺を歩いた際に立派なノウゼンカズラがありました。

 勿論このくらいは許される範囲でしょう。

 その公園で、隙間を縫うように生えていたのはエノコログサ。

 通称ネコジャラシは、粟(アワ)の原種で、食用にもなるそうです。

 そういえば、光を受けた様が黄金色に輝く小麦畑を連想させてくれます。

 収穫の秋です。

 先の先生は、最終的には教師を辞め、稼業のお寺を継ぎました。

 担当は数学で「別にこの定義に従う必要はない。自分で新たな定義を発見し、それが正しいことを証明すればいいのだから」と言っていました。

 一風変わった先生だなと思っていましたが、いつも原理原則から説明してくれていたのです。

 春先に種を植えたら、勝手に実がなり秋に収穫できればよいのですが、自然はそうなっていません。

 人間の心は庭のようなものです。それは知的に耕されることもあれば、野放しにされることもありますが、そこからは、どちらの場合も必ず何かが生えてきます。

 もしあなたが自分の庭に、美しい草花の種を蒔かなかったら、そこにはやがて雑草の種が無数に舞い落ち、雑草のみが生い茂ることになります。

 20世紀初頭の作家・哲学者、ジェームス・アレンの言葉です。

 必ず何かが生えてくるという言葉に、ある種の衝撃を覚えました。

 また、こうも書いています。

  植物は種から芽生えます。それは、種なくしてはあらわれることはできません。そして私たちの行いもまた、内側に密かにめぐらされて思いという種から芽生えます。

 これもまた、その種がなければ現れることがありません。意識的に行うことでも、無意識に行うことでも、ひとつとして例外はありません。

 心という庭に種をまき、水をまき、日々手入れしなければ、雑草だらけになってしまう。

 しかも、意識的であれ無意識であれ自分の思いが発芽するので例外はない。

 この原理原則を、何とか子供達に、またスタッフに伝えたいと思います。

 しかし、自分が数学の先生の話しを聞けなかったように、人の考えを受け入れるのは難しいことです。

 なら、聞きたいと思って貰えるような立派な人になるしかありません。

 親として、仕事人として道のりはいつも険しいですが、登る先が見えているのは幸せなことだと思うのです。

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融通=溶けあい和合する‐1416‐

 昨日今日と、大阪は気持ちのよい秋晴れです。

 気温25度、湿度は40%をきり、1年でも最も気持ちのよい季節になりました。

 大阪市平野区で最も大きなお寺はおそらく大念仏寺です。

 歴史も古く、1127年の創建とあります。

 裏手には墓地があり、遠く目に彼岸花がみえました。

 彼岸の中日を過ぎたにもかかわらず、墓参りにいけておらず……

 ひとさまのお墓にまいるわけにはいきませんが、少し立ち入らせてもらいました。

 大念仏寺は融通念佛宗の総本山とあります。

 平安末期に広まった念仏信仰の先駆けとなり、日本最初の念仏道場だとwebサイトに紹介されていました。

 「融通念仏」については以下の説明がありました。

 融通とは溶け合い和合することです。

 砂とセメントと水は、それぞれその形も働きも異なりますが、この三者が溶け合って和合すると強固なコンクリートになるのも融通です。

 融通念仏は、念仏が相互に融通して大きな力となることをいいます。すなわち念仏を称えることによって、人と人、人と物、物と物とのすべての関係の上に融通和合の世界を自覚し、苦脳と迷いのこの世を喜びに満ち溢れ、悟りの智慧かがやく楽土(浄土)にすることをめざした教えです。

 「苦脳と迷いのこの世を」とはっきり言われると、月曜日の朝には多少重いかもしれません。

 不信心を承知でかくなら、喜びに満ち溢れ、悟りの智慧かがやく楽土(浄土)にする方法は、何でもよいと思います。

 「念仏」を唱えることで実現できればもちろんそれでよいのです。

 「融通」は、普段ネガティブ、あるいはグレーな意味でつかわれることが多いでしょうか。私は最も不得手としてきたことばだと思っています。

 「融通のきかない男だな」と人生の中で何度か言われたことがありますし、それでよいと思ってきました。

 しかし、コンクリートの説明はとても分かりやすく、ポジティブに解釈させてくれます。

 融=とけあう + 通=つうじる =  溶け合い和合する

 現時点より、成長したいなら不得手と思ってきたことを改善、克服していくしかありません。

 社員は自分の長所を伸ばせばよい、経営者は欠点を無くさなければならない。

 この言葉が身に染みたのです。

 「融通」ということばと、正面から向かい合う必要がありそうです。

 暦の無い時代、私のような不信心者にも、彼岸を知らせてくれた彼岸花。美しさと実用をかねていた訳です。

 時代を遡ることはできませんが、その意味合いは全く違ったものだったと想像するのです。

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

前言撤回大いに結構‐1415‐

 今日は朝から打合せにでていました。

 台風前は涼しくなったと思っていましたが、晴れるとまだまだ夏の日差しです。

 それでも草間に彼岸花をみつけました。

 気が付けば彼岸の入り迎えていました。

 現場での木材加工は、即席作業台での仕事になります。

作業台の脚に、丸を3つ組み合わせた加工がしてありましたが、思わず笑ってしまいました。
 

 ただ丸を3つ重ねるだけで、同じイメージが浮かぶことに、ディズニーの凄みを感じます。夢もロマンもない表現ですが。

 しかし、日々を楽しくするのが遊び心です。

 昨日、安室奈美恵が来年での引退を発表しました。

 40歳にして25年のキャリアということは15歳でのデビューになります。

 間違いなく時代を築いたアーティストで、他の○○ラーとは一線を画すべきでしょう。

 また、先週末には女子ゴルフの宮里藍も引退試合を終えました。

 女子メジャー最終戦で、途中まで優勝を狙える位置にいるという報道もありました。

 引退する人のパフォーマンスとは考えられないレベルです。彼女に至ってはまだ32歳。

 引退発表の会見で「100%復帰はない」と発言したそうです。

 本当の意味での引退の理由が、本人以外に分かるはずもありませんが、「休む」では駄目なのだろうかと思うのです。

 全ては努力の賜物だと思いますが、どれだけ歌、ゴルフに打ち込んだとしても、頂点まで登り詰める人はやはり才能もあるはずです。

 松任谷由実は「才能とは母乳のようなもので、出さなければ毒になる」と言っていました。

 それが、必ずしもプロである必要はないのかもしれませんが、その眩しいばかりの才能をはたしてどこで放出するのか。

 いらぬ心配ばかりしてしまうのです。

 作家・開高健がフランスにはこんな言葉があると紹介していました。

 25歳までの女は自分だけを殺す。

 35歳までの女は自分と相手を殺す。

 35歳以後の女は相手だけを殺す。

 35歳から上の女性を敵に回したくて書いているのではありません。もう少し決断を先にすれば違う景色が見えてくると思うのです。

 「スポーツ」の語源は「deportare」。ラテン語で「portare」とは運ぶという意味から仕事を指します。「de」は否定で「仕事をではない」。つまり「遊び」という意味です。

 また、音楽は文字通り音を楽しむです。

 仕事だからこそ、「楽しむ」と決めることが大切なのだと思います。

 プロレスなら60歳での復帰もありです。前言撤回大いに結構と応援したいと思うのです。

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【Events】

「R Grey」9月からの入居募集開始■
大阪市平野区平野西5-6-24

モデルルームオープン中

「さかたファミリー歯科クリニック」7月26日 OPEN■
枚方市津田西町1-24-8

【News】

■3月25日『大改造!!劇的ビフォーアフター』朝日放送(ABC)「住之江の元長屋」再放映■
■10月29日『住人十色』毎日放送(MBS)「松虫の長屋」放映■

『建築家カタログ2016』8月29日発売に「遠里小野の家」掲載

『homify』7月21日「白馬の山小屋」掲載
『homify』6月4日「松虫の長屋」掲載
『homify』5月10日「長田の家」掲載
『homify(タイ)』4月25日「加美の家」掲載
『homify(中国)』4月9日「住之江の元長屋」掲載

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結果は最初に決まっている‐1411‐

 地下鉄御堂筋線、西田辺駅のすぐ東。

 シャープの本社がありました。

 駅から歩いて2分くらいで便利な場所です。

 堺工場の敷地内へ本社を移転したあと、春先から解体が始まりました。

 今日通ると、建物が完全に無くなりました。

 ここまで追い込まなければ、移転、統合が出来なかったことに、名門企業の憂鬱を感じます。

 しかし、他人事だとも思えません。規模は別にしても、後手に回ると、よい結果を生むことはありません。

 こころしなければと思います。

更に西へ行くと、万代池があります。

住宅街の中に突然現れるこの景色。

まさに都会の中のオアシスです。

 現場へ行く前に寄り道していたのですが、何故か車のあたりに多くの警官が。

 何事かと戻ると「痴漢がでて、走って逃げたんです」と。

 何も悪い事はしていませんが警察をみると、何故かドキッとするものです。(停車のつもりですが、駐車違反とも言えますが)

 今年読んだ本の中で、最も印象に残っているのが、「嫌われる勇気」です。

 アドラー心理学を書いたものですが、「今という刹那を、精一杯生きないことこそが、人生最大の罪」という結論に至るまで、哲人と若者の議論で物語りは進行していきます。

 その中で、こんな行があります。

 ある日、妻に「あなたイビキがうるさいから寝られないじゃない」といわれ喧嘩になったとします。

 しかし、イビキをかいたのは、この日だけではありません。

 「喧嘩する」と先に決めているというのです。

 こんな例えもあありました。

 レストランでウェイトレスが飲み物をこぼし、私の服にかかったとします。

 「何をしてくれているんだ!」と怒鳴る人がいれば、「いいよ、いいよ。拭くものだけ持ってきてくれる」という反応もあります。

 虫の居所が悪かったという言い方もありますが、ようするにどう行動するかは、自分が先に決めているのです。怒鳴る理由をいつも探していたから怒鳴った、という考え方です。

 この話を聞いてから、なるほどと思います。

 ある現場で一緒に解決策を模索してくれない職人がいました.

 彼に「初めから出来ないと言うゴールだけ決めて、その理由を探しているだけじゃないか」と色をなしてしまいました。

 若い職人に、そこまで言ってはならないと思うのですが、その姿勢に我慢ができなかったのです。

 反対の言い方をすれば、常にプロとしての仕事をしない彼を(私の思うプロですが)、私がいつか怒ると決めていたともいえます。

 このルールに基づけば、 個人においては自分の決めた通りの結果になります。

 では企業はどうか。

 強烈なリーダーシップをもつ、創業者がいる間はおそらくこのルール通りでしょう。

 永続的発展が企業の宿命なら、いつか代替わりがおこります。その時に、皆の考え方が最も重要になってきます。

 昨年末にマルコが辞めてから、何人もの面接、入社試験をしましたが、ことごとく採用できませんでした。もしくは短期間で辞めていきました。

 昨日、来春からですが1人採用を決めました。

 リーダーができることは、面白いと思える環境をつくることです。社員が遣り甲斐をもち、大変ながらも夢をもって働ける場。

 それが私の目指すところです。

 私は創業者なので、結果は初めから決まっています。必ずそうすると決めるだけなのです。

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