カテゴリー別アーカイブ: 02 ことば・本

楽は楽にならない‐1418‐

 昨日から10月にはいりました。

 暑い暑いといっていたら、朝夕は寒いくらいに。今年も残すところ3ヵ月となりました。

 今日は生憎の雨ですが、昨日は秋晴れの1日に。長女の運動会でした。

 中学になった長男は平日開催で、私が観れるのはこの1回だけ。

 もっと言えば、親として見に行く運動会はあと2回だけということでしょうか。

 2人とも足は速いので、これまで運動会は随分楽しませてもらいました。

 しかし、今年は障害物競走。

 さらに半分は男の子で、ネットくぐりにやや手間取ってしまいました。

 やはり運動会は徒競走に限ります。(我が家的には)

 また、代表委員?をしており、司会進行のアナウンスを担当しました。

 経緯は知らないのですが、何かしらの役割を引き受けたことは偉いなと思っています。

 プラスアルファの充実感があったと思うのです。

 「究極の幸せとは、愛されること、褒められること、人の役に立つこと、人に必要とされること」

 社員の7割に知的障害を持つ人たちを雇用する、日本理化学工業の大山会長が紹介している言葉です。

 面倒や、労苦をさけて、いきなり誰かに必要とされることはありません。

 あまりネガティブな言葉を文字にするのは嫌なのですが、「楽に生きたいは、楽に生きられない」は簡単に証明できます。

楽に生きたい
 ↓
責任を負いたくない、面倒は避ける
 ↓
信用は落ちる、能力は向上しない
 ↓
楽に、楽しく生きていけない

 やはり聖書にある「狭き門をくぐる」ことが、幸せな人生を送るたったひとつの方法なのだと思っています。

 「会社でも常に面倒な方を選ぼうといっている」とある人に話したら、「そんな面倒な生き方辞めたら」と言われました。勿論強要するつもりはありません。

 一度しかない人生です。楽しく、幸せなものにしたいというゴールは誰もが同じはず。いま取る行動がそこに繋がっていれば、全く問題ありません。

 最近つくづく思います。人生って本当に単純にできているんだなあと。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

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『homify』7月21日「白馬の山小屋」掲載
『homify』6月4日「松虫の長屋」掲載
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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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心の庭に水やりを‐1417‐

 今日の明け方は、強い雨音で目が覚めました。

 長男は朝6時過ぎに起きて学校へ行くので、私が目を覚ました時はすでに家をでたあと。

 彼が電車に乗ってすぐに警報が発令され、授業は午後からになったようです。

 遠いから早くにでているのだと思ったら、クラスでも1番か2番に登校しているそう。
 
 高校の時「普段より、1本でも2本でも早い電車で登校してみたら。違った景色が見えるから」と言った先生がいました。

 誰に言われるでなくそうしているのは立派だなあと思っているのです。

 今週の前半は快晴続きでした。

 現在、建て替え計画中の敷地調査に行っていました。

 多くの庭木が育っており、どの木を残すかの打合せも兼ねてです。

 オリーブが大きな実をつけていました。

 こちらは鉢植えなので残すことに。

 愛情をかけて貰っているのが分かります。

 ひときわ鮮やかなオレンジで目を引くノウゼンカズラ。

 近所の公園から少し頂戴し、挿し木をしたとのこと。

 そういえば、周辺を歩いた際に立派なノウゼンカズラがありました。

 勿論このくらいは許される範囲でしょう。

 その公園で、隙間を縫うように生えていたのはエノコログサ。

 通称ネコジャラシは、粟(アワ)の原種で、食用にもなるそうです。

 そういえば、光を受けた様が黄金色に輝く小麦畑を連想させてくれます。

 収穫の秋です。

 先の先生は、最終的には教師を辞め、稼業のお寺を継ぎました。

 担当は数学で「別にこの定義に従う必要はない。自分で新たな定義を発見し、それが正しいことを証明すればいいのだから」と言っていました。

 一風変わった先生だなと思っていましたが、いつも原理原則から説明してくれていたのです。

 春先に種を植えたら、勝手に実がなり秋に収穫できればよいのですが、自然はそうなっていません。

 人間の心は庭のようなものです。それは知的に耕されることもあれば、野放しにされることもありますが、そこからは、どちらの場合も必ず何かが生えてきます。

 もしあなたが自分の庭に、美しい草花の種を蒔かなかったら、そこにはやがて雑草の種が無数に舞い落ち、雑草のみが生い茂ることになります。

 20世紀初頭の作家・哲学者、ジェームス・アレンの言葉です。

 必ず何かが生えてくるという言葉に、ある種の衝撃を覚えました。

 また、こうも書いています。

  植物は種から芽生えます。それは、種なくしてはあらわれることはできません。そして私たちの行いもまた、内側に密かにめぐらされて思いという種から芽生えます。

 これもまた、その種がなければ現れることがありません。意識的に行うことでも、無意識に行うことでも、ひとつとして例外はありません。

 心という庭に種をまき、水をまき、日々手入れしなければ、雑草だらけになってしまう。

 しかも、意識的であれ無意識であれ自分の思いが発芽するので例外はない。

 この原理原則を、何とか子供達に、またスタッフに伝えたいと思います。

 しかし、自分が数学の先生の話しを聞けなかったように、人の考えを受け入れるのは難しいことです。

 なら、聞きたいと思って貰えるような立派な人になるしかありません。

 親として、仕事人として道のりはいつも険しいですが、登る先が見えているのは幸せなことだと思うのです。

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融通=溶けあい和合する‐1416‐

 昨日今日と、大阪は気持ちのよい秋晴れです。

 気温25度、湿度は40%をきり、1年でも最も気持ちのよい季節になりました。

 大阪市平野区で最も大きなお寺はおそらく大念仏寺です。

 歴史も古く、1127年の創建とあります。

 裏手には墓地があり、遠く目に彼岸花がみえました。

 彼岸の中日を過ぎたにもかかわらず、墓参りにいけておらず……

 ひとさまのお墓にまいるわけにはいきませんが、少し立ち入らせてもらいました。

 大念仏寺は融通念佛宗の総本山とあります。

 平安末期に広まった念仏信仰の先駆けとなり、日本最初の念仏道場だとwebサイトに紹介されていました。

 「融通念仏」については以下の説明がありました。

 融通とは溶け合い和合することです。

 砂とセメントと水は、それぞれその形も働きも異なりますが、この三者が溶け合って和合すると強固なコンクリートになるのも融通です。

 融通念仏は、念仏が相互に融通して大きな力となることをいいます。すなわち念仏を称えることによって、人と人、人と物、物と物とのすべての関係の上に融通和合の世界を自覚し、苦脳と迷いのこの世を喜びに満ち溢れ、悟りの智慧かがやく楽土(浄土)にすることをめざした教えです。

 「苦脳と迷いのこの世を」とはっきり言われると、月曜日の朝には多少重いかもしれません。

 不信心を承知でかくなら、喜びに満ち溢れ、悟りの智慧かがやく楽土(浄土)にする方法は、何でもよいと思います。

 「念仏」を唱えることで実現できればもちろんそれでよいのです。

 「融通」は、普段ネガティブ、あるいはグレーな意味でつかわれることが多いでしょうか。私は最も不得手としてきたことばだと思っています。

 「融通のきかない男だな」と人生の中で何度か言われたことがありますし、それでよいと思ってきました。

 しかし、コンクリートの説明はとても分かりやすく、ポジティブに解釈させてくれます。

 融=とけあう + 通=つうじる =  溶け合い和合する

 現時点より、成長したいなら不得手と思ってきたことを改善、克服していくしかありません。

 社員は自分の長所を伸ばせばよい、経営者は欠点を無くさなければならない。

 この言葉が身に染みたのです。

 「融通」ということばと、正面から向かい合う必要がありそうです。

 暦の無い時代、私のような不信心者にも、彼岸を知らせてくれた彼岸花。美しさと実用をかねていた訳です。

 時代を遡ることはできませんが、その意味合いは全く違ったものだったと想像するのです。

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前言撤回大いに結構‐1415‐

 今日は朝から打合せにでていました。

 台風前は涼しくなったと思っていましたが、晴れるとまだまだ夏の日差しです。

 それでも草間に彼岸花をみつけました。

 気が付けば彼岸の入り迎えていました。

 現場での木材加工は、即席作業台での仕事になります。

作業台の脚に、丸を3つ組み合わせた加工がしてありましたが、思わず笑ってしまいました。
 

 ただ丸を3つ重ねるだけで、同じイメージが浮かぶことに、ディズニーの凄みを感じます。夢もロマンもない表現ですが。

 しかし、日々を楽しくするのが遊び心です。

 昨日、安室奈美恵が来年での引退を発表しました。

 40歳にして25年のキャリアということは15歳でのデビューになります。

 間違いなく時代を築いたアーティストで、他の○○ラーとは一線を画すべきでしょう。

 また、先週末には女子ゴルフの宮里藍も引退試合を終えました。

 女子メジャー最終戦で、途中まで優勝を狙える位置にいるという報道もありました。

 引退する人のパフォーマンスとは考えられないレベルです。彼女に至ってはまだ32歳。

 引退発表の会見で「100%復帰はない」と発言したそうです。

 本当の意味での引退の理由が、本人以外に分かるはずもありませんが、「休む」では駄目なのだろうかと思うのです。

 全ては努力の賜物だと思いますが、どれだけ歌、ゴルフに打ち込んだとしても、頂点まで登り詰める人はやはり才能もあるはずです。

 松任谷由実は「才能とは母乳のようなもので、出さなければ毒になる」と言っていました。

 それが、必ずしもプロである必要はないのかもしれませんが、その眩しいばかりの才能をはたしてどこで放出するのか。

 いらぬ心配ばかりしてしまうのです。

 作家・開高健がフランスにはこんな言葉があると紹介していました。

 25歳までの女は自分だけを殺す。

 35歳までの女は自分と相手を殺す。

 35歳以後の女は相手だけを殺す。

 35歳から上の女性を敵に回したくて書いているのではありません。もう少し決断を先にすれば違う景色が見えてくると思うのです。

 「スポーツ」の語源は「deportare」。ラテン語で「portare」とは運ぶという意味から仕事を指します。「de」は否定で「仕事をではない」。つまり「遊び」という意味です。

 また、音楽は文字通り音を楽しむです。

 仕事だからこそ、「楽しむ」と決めることが大切なのだと思います。

 プロレスなら60歳での復帰もありです。前言撤回大いに結構と応援したいと思うのです。

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結果は最初に決まっている‐1411‐

 地下鉄御堂筋線、西田辺駅のすぐ東。

 シャープの本社がありました。

 駅から歩いて2分くらいで便利な場所です。

 堺工場の敷地内へ本社を移転したあと、春先から解体が始まりました。

 今日通ると、建物が完全に無くなりました。

 ここまで追い込まなければ、移転、統合が出来なかったことに、名門企業の憂鬱を感じます。

 しかし、他人事だとも思えません。規模は別にしても、後手に回ると、よい結果を生むことはありません。

 こころしなければと思います。

更に西へ行くと、万代池があります。

住宅街の中に突然現れるこの景色。

まさに都会の中のオアシスです。

 現場へ行く前に寄り道していたのですが、何故か車のあたりに多くの警官が。

 何事かと戻ると「痴漢がでて、走って逃げたんです」と。

 何も悪い事はしていませんが警察をみると、何故かドキッとするものです。(停車のつもりですが、駐車違反とも言えますが)

 今年読んだ本の中で、最も印象に残っているのが、「嫌われる勇気」です。

 アドラー心理学を書いたものですが、「今という刹那を、精一杯生きないことこそが、人生最大の罪」という結論に至るまで、哲人と若者の議論で物語りは進行していきます。

 その中で、こんな行があります。

 ある日、妻に「あなたイビキがうるさいから寝られないじゃない」といわれ喧嘩になったとします。

 しかし、イビキをかいたのは、この日だけではありません。

 「喧嘩する」と先に決めているというのです。

 こんな例えもあありました。

 レストランでウェイトレスが飲み物をこぼし、私の服にかかったとします。

 「何をしてくれているんだ!」と怒鳴る人がいれば、「いいよ、いいよ。拭くものだけ持ってきてくれる」という反応もあります。

 虫の居所が悪かったという言い方もありますが、ようするにどう行動するかは、自分が先に決めているのです。怒鳴る理由をいつも探していたから怒鳴った、という考え方です。

 この話を聞いてから、なるほどと思います。

 ある現場で一緒に解決策を模索してくれない職人がいました.

 彼に「初めから出来ないと言うゴールだけ決めて、その理由を探しているだけじゃないか」と色をなしてしまいました。

 若い職人に、そこまで言ってはならないと思うのですが、その姿勢に我慢ができなかったのです。

 反対の言い方をすれば、常にプロとしての仕事をしない彼を(私の思うプロですが)、私がいつか怒ると決めていたともいえます。

 このルールに基づけば、 個人においては自分の決めた通りの結果になります。

 では企業はどうか。

 強烈なリーダーシップをもつ、創業者がいる間はおそらくこのルール通りでしょう。

 永続的発展が企業の宿命なら、いつか代替わりがおこります。その時に、皆の考え方が最も重要になってきます。

 昨年末にマルコが辞めてから、何人もの面接、入社試験をしましたが、ことごとく採用できませんでした。もしくは短期間で辞めていきました。

 昨日、来春からですが1人採用を決めました。

 リーダーができることは、面白いと思える環境をつくることです。社員が遣り甲斐をもち、大変ながらも夢をもって働ける場。

 それが私の目指すところです。

 私は創業者なので、結果は初めから決まっています。必ずそうすると決めるだけなのです。

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104歳の最終講義‐1409‐

 最近の小学校は、8月下旬からから学校が始まります。

 エアコンが導入されたことが理由だそうです。

 私達が小学校の頃は土曜日も学校がありましたが、夏休みはとびきり長かったわけです。

 8月31日は、1年で最も憂鬱な日だったかもしれません。

 永住したい打ち放しのマンション「R GREY」ですが、明日から入居開始です。

 外構工事が若干残っており、工事も追い込み。

 最終日ギリギリですが、何とか間に合った感じです。

 完成前に2部屋が契約にいたりました。まだ4室空きがあるので、完成後、多くの人に見て貰いたいところです。

 『ニーマイヤー 104歳の最終講義』という本を読みました。

 オスカー・ニーマイヤーは2012年の12月に104歳で亡くなります。

 この本は、その年の1月から2月にかけてのインタビューで構成されています。

 彼は1956年から、新たな首都となるブラジリアの主要な建築物の多くを設計します。

 そのブラジリアは、1987年、近代都市ではじめて世界遺産に登録されました。

 その建築群の中から、ブラジル国立美術館が作品集の表紙になっていました。

 1988年に建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞も受賞しています。

 「私は『建築は重要ではない』と生涯繰り返し言い続けてきた。建築はきっかけである。重要なのは人々の日常の暮らしであり、人間である。建築は政治的な機能を持ち得るものだ。なぜならそれは、人と人の暮らし方に、大きく関わるものだから」

 建築は重要ではないのです。

 リオの裕福な過程に生れた彼は、若者へは以下のようなメッセージを残しました。

 格差社会の底辺に押しやられている、現代の若者たちよ。

 「自分たちで世の中は変えられる」という希望を決して捨ててはならない。

 大阪の片隅で、建築に関わるものとして、104歳の言葉は深く、鋭く突き刺さります。

 世界がいつまでも平和なのか、訝るような事件が次々とおこります。

 それらの首謀者に、ニーマイヤーの言葉は届かないのか。

 空想とはなにか。

 そう問われたら、私はこう答える。

  「空想とは、よりよい社会を探求する力である」と。

物創りにおける偉大な先人の言葉に、若者のように勇気をもらうのです。

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おもしろおかしく‐1407‐

 私のジョギングコースに、細長い公園があります。

 大阪市平野区には、以前チンチン電車が走っていました。

 西成区の今池と平野を結ぶ南海平野線です。

 1980年に開通した地下鉄谷町線が、ほぼ真下を走ることになり、廃線となりました。

 公園は終点の平野停留所跡です。

 平野は中世から綿の貿易で栄えた、環濠都市でした。

 神社仏閣も多く残りますが、今朝は地蔵盆の準備がなされていました。

 地蔵盆は街角にあるお地蔵さんにお供えをするもの。

 主に関西の風習のようですが、子供の安全を祈念します。

 平野も決して上品な街ではありませんが、辻地蔵があり、線香の香りの立つ風景は、やはりよいものです。

 暑い暑いといっているうちに8月24日。

 学生たちの夏休みも間もなく終わりです。

 現在、オープンデスクに3名の学生が参加しています。

 朝のミーティングでは、1日のスケジュール確認、そしてフィロソフィー勉強会にも参加してもらいます。

 勉強会といっても、皆のモチベーションを上げる時間なので、できるだけ分かりやすく、元気のでる話をするようにしているつもりです。

 社是が「おもしろおかしく」の堀場製作所。2015年になくなった創業者・堀場雅夫さんはこういいました。

「成功の道は、おもしろい仕事をするか、おもしろく仕事をするか」

 まさに至言です。

 「おもしろい」は心で感じることなので、多分に本人の意思に影響をうけます。しかしこう続きます。

 「人間は好きな仕事なら2、3日寝なくとも平気だが、イヤな仕事なら1、2時間でダメになる。どちらが効率が上がるかは自明の理。そういう状態に労働者を置くのが経営者の役割」

 「おもしろおかしく」社員が働いていないなら、それは経営者の責任だということなのです。

 30歳の時なら「そんな殺生な」といったと思いますが、やはりその通りなのだと思います。

 まずは、どんなことでもリーダーが楽しもう、面白がろうとすることだ大切なのだと思います。親が楽しそうに掃除をしていたら、子供は掃除機を奪い合うかもしれません。

 仕事も同じです。

 最後は、ビートたけしも敬愛した、指パッチンで知られたあのひとの言葉で締めたいと思います。

 ドーランの 下に涙の 喜劇人 
 - ポール 牧 - コメディアン

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くものすくぐって‐1399‐

 先週土曜日、3つの現場をまわりました。

 朝一番は「中庭のある無垢な珪藻土の家」

 タイル工事に手直しがあり、私も立ち会ってきました。

 次は「KISHIWADA HOUSE」の1年点検。

 1階の玄関を入ったところが涼しいらしく、彼はここがお気に入りとのこと。

 9カ月振りの訪問でしたが、全てモノトーンでビシッときまっています。

 四季を過ごし、暑さ寒さの問題もないとのことでした。

 普段はテレビをみるのに、この席が一番人気だそうです。

 パウダールームは、奥さんがリラックスできる空間を目指しました。

 この日は残念ながら不在で、感想は聞けずでしたが。

 バスルームにレインシャワーがあるのですが、うまく雨になっていないようです。

 すぐに手直しの手配をしてもらいました。

 最後は「さかたファミリー歯科クリニック」の内覧会。

 ユニフォーム姿がとても凛々しく感じます。

 廊下と待合を兼ねた空間には、ところせましと花が並びます。

 受付の奥にあるのがカウンセリングルーム。

 早速何組かの方が相談されていました。

 妻と娘を連れていきましたが、院内をゆっくり見て回る機会はなかなかありません。

 娘も興味をもってみてくれたようです。

 治療体験もさせてもらいました。

 私たちが居るあいだは、絶え間なく訪問がありました。

 設計者としては嬉しいかぎりです。

 クリニックのイメージカラー、紫の濃淡でアレンジして欲しいと、近くのフラワーショップにリクエストしました。

 このあと、長男をピックアップし、バタバタと南港へ向かったのです。

 無垢にこだわった木造住宅、ミニマルな2世帯住宅、ランドマークを目指したクリニックと、本当に色々な仕事をさせてもらっています。

 10年程前、ある経営者に「あなたの強みは?」と質問されました。

 少し考えて「必ずクライアントの夢を実現することです」と答えました。

 すると「もっと何かに特化しないといけないね。差別化をはからないと」と。

 私のことを思いアドバイスしてくれたので、もちろん理解できます。特化することが、ビジネス上よいこともわかります。

 しかし、いくら沢山の仕事があったとしても、同じ道をたどることはさけたいし、クライアントも望んでいないと思うのです。

 一度も歩いたことのない道を行くから、大変ではあるけれど楽しいのです。

 「さんぽ」の歌詞にもあります。

 さかみち トンネル くさっぱら

 いっぽんばしに でこぼこじゃりみち

 くものすくぐって くだりみち

 歩きやすい道は、もっと優秀な誰かが先に歩いていきます。

 デコボコ道だけが残っているし、そこに物語りの種が落ちているのだと思うのです。

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運命は勇者に微笑む‐1394‐

 昨日は、1年ぶりに「松虫の長屋」へ。

 施工会社の担当者の引継ぎがうまくいっていなかったようで、私も立ち会ってきました。

 天王寺からチンチン電車で2駅。

 ローカル感たっぷりのホームと日本一高いあべのハルカス。

 便利と暮らしやすさが、阿倍野区の魅力でしょう。

 こちらに伺うのは、昨夏「住人十色」の撮影打合せにきて以来です。

 普段使いの風景と、テレビ撮影時がまったく同じではありませんが、それほど大差はないとも言えます。

 そんな写真をあげると「ウチは無理だわ」という声が聞こえてきそうですが、日々の暮らしを楽しくするのが、空間の力だと思っているのです。

 施工会社の引継ぎが終わり、ご主人、お母様と世間話をしていました。

 そうしていると、習い事から奥さんと子供さんが帰宅し……

 いつもの定位置に。

 2人がいつも元気に迎えてくれるので、私はとても訪れやすいです。

 最近、休職、退職という言葉を本当によく聞きます。

 1年休んだことがある私がいうのも何ですが、どこで働いても、いくら休んでも、自分の生き方、考え方を変えなければ、結局何も変わらないと思います。

 その覚悟を決めるために時間が必要なら、それはそれでよいかもしれません。

 しかし、本当に困り、そして成長していくのは、残された側なのです。

 もし自分が特別な存在でないなら、同じような課題、問題は、ほぼ平等に起こっています。

 それから逃げなかった人が、少しよい結果をだしているにすぎないと思うのです。

 運命は勇者に微笑む

 ジェフリー・アーチャーの「ケインとアベル」の中にある一節です。

 人は誰しも弱いもの。だからこんな言葉をよりどころに、今日も勇気をだして働くのです。

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【Events】

■「さかたファミリー歯科クリニック」内覧会
7月21日(金)~23日(日) 11:00~17:00
枚方市津田西町1-24-8


「R Grey」9月からの入居募集開始■
7月29日(土)モデルルームオープン予定

大阪市平野区平野西5-6-24

【News】

■3月25日『大改造!!劇的ビフォーアフター』朝日放送(ABC)「住之江の元長屋」再放映■
■10月29日『住人十色』毎日放送(MBS)「松虫の長屋」放映■

『建築家カタログ2016』8月29日発売に「遠里小野の家」掲載

『homify』6月4日「松虫の長屋」掲載
『homify』5月10日「長田の家」掲載
『homify(タイ)』4月25日「加美の家」掲載
『homify(中国)』4月9日「住之江の元長屋」掲載

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

けがれとはらい‐1391‐

 昨日、食卓にさくらんぼが並んでいました。

 このあいだ田植えが終わったと思ったら、いつの間にか夏至も過ぎ。

 2017年もあっという間に上半期が終わります。

 お札やお守りをゴミ箱に捨てるのは気が引けるもので、近所の神社へ奉納してきました。

 杭全神社は平安時代に創建され、府社の社格をもちます。

 門の脇に、六月三十日夕刻に大祓式(夏越祓)とあります。

 横には「茅の輪神事」とも。

 門の手前に、「茅の輪(ちのわ)」が設置されていました。

 初めて見たのですが、以下はその案内文です。

 昔から六月と十二月の晦日に大祓いといって今まで半年間の罪祓いを人形に託して流し祓い清め(雛祭りの起源)生々きした生命力の復活を祈願しました。

 (中略)

 とくに病気にかかりやすい真夏を迎える六月の大祓(夏越の祓)には、疫病神を追い払う霊力をもつ「茅の輪(ちのわ)」をくぐって心身を祓い清めるのが昔からの古い伝承であります。

 水無月の夏越の祓する人は 千年の命延というなり(古歌)

 神道は、自然崇拝を基本としたものですが、穢れと祓いの概念が中心にあるといえそうです。

 生きるということは穢れるということであり、祓いによってそれらは取り除かれる。

 非常に寛容な精神文化ともいえるのです。

 織田信長が、今川義元を討った桶狭間への出陣の朝。「敦盛」を舞った話は有名です。

 敦盛は「人間五十年、化天の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり」で始まる能の演目。

 ある番組で、この舞によって信長は呼吸を整え、冷静になっていったのではないか、という説が紹介されていました。

 「穢れ」をネガティブな感情、考え方とするなら、「祓い」を儀式と置き換えてもよいかもしれません。

 信長を例にとるまでもなく、成功者は例外なくこの儀式を持っている気がします。

 瞑想、座禅、ジョギングなど方法は様々ですが、いずれもそれは時々でなく習慣となっています。

 脳科学的にも、人の感情は、意思で制御するより、行動で導く方が簡単だそうです。

 「茅の輪(ちのわ)」をくぐってきたので、半年の穢れが全て祓われました。

 6月の晦日を過ぎれば、清い体で勝負の下半期へ突入です。

 穢れは儀式で祓う。

 当たり前ですが、誰もが舞う必要はありません。

 入浴でも、読書でも、ヨガでも、自分がそう思いこむことが何より大事なはずなのです。

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