ライト兄弟 その後

 三寒四温のこの季節。

 20℃近いと思ったら、急に2℃まで下がったり。花粉症かなと思っていると、風邪を引いていました。

 ハナミズキも、日当たりの良いところは、ぽつぽつと咲き始めていました。
 
 初めて飛行機を飛ばしたのは、ウィルバーとオーヴィルのライト兄弟です。

 この100年で建築はどのくらい進化したのだろうと調べていると、飛行機の発明から110年程だと解りました。

 更に調べてみると、彼らの人生は、想像と大きく違うものでした。

 1903年12月17日、ノースカロライナ州のキティホークで人類初の快挙を成し遂げたあと、世界中の喝采を浴びたのかと思いきや、向けられたのは懐疑の眼差しだったようです。

 Wikipediaから抜粋してみます。

 サイエンティフィック・アメリカン、ニューヨークチューンズ、ニューヨーク・ヘラルド、アメリカ合衆国陸軍、ジョン・ホプキンス大学の数学と天文学の教授サイモン・ニューカムなど各大学の教授、その他アメリカの科学者は新聞等でライト兄弟の試みに「機械が飛ぶことは科学的に不可能」という旨の記事やコメントを発表していた。

  逆に後年ヘリコプターの実用性が議論されるようになった時期、オーヴィルは1936年の書簡中で「ヘリコプターには根本的な問題がある」、「ヘリコプターの開発には資金がかかりすぎる上に商用性もおぼつかないので誰もとりかかられないだろう」と書いている。

 快挙を成し遂げた人が、みな聖人君主である必要はありませんが、このあたりは非常に面白くもあります。

 自転車屋を営みながら、一民間人この成功にたどり着いた彼らに対する、妬みは相当に酷いものだったようで、晩年オーヴィルは、飛行機を発明した事を悔いていると言う旨の手紙を、自動車王、ヘンリー・フォードに送っているのです。

 ♪ トランクひとつだけで、浪漫飛行へ In The Sky ♪

 モヤに掛かっていない青空を見ると、どこか遠くへ行ってみたい。そんな気分になります。

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