今日から11月。
一昨日には木枯らし1号も吹き、少しずつ冬へ向かっていると実感します。日曜日の夜、父が太刀魚を釣ったと、持って来てくれました。
鋭い歯に、怪しくギラギラと光る姿はかなり怪しげ。
旬は夏と言われますが、この時期の方が当然大きく、食べごたえもあります。
塩焼きは勿論ですが、オリーブオイルのソテーもなかなかいけました。
現在、事務所は私を含めて3名。加えて、オープンデスクの学生が1人来ています。
実はこの8月、一旦4人体制になったのですが、10月度で入所したスタッフが辞めました。先日、1日でオープンデスクを辞めた、というのとは別の話です。
長男を見て、どんな仕事をするのだろうと思います。
折を見て、自分の仕事へ誘っていますが、彼が夢中なのは虫捕りです。
彼岸の墓参りの際も、アミと虫カゴを放す事はありませんでした。
釣る、潜るなど。私も狩猟することが一番好きだったなと思います。
父は今でも月に2回、岸和田から船で魚を釣りに行きます。
定住を始めたのは1万年前。それ以前は、まぎれもない狩猟民族だった事を考えると、これはごく当たり前の事なのかもしれません。
私達の祖先は、熾烈な生存競争を勝ち抜いて来た優れた人達です。その結果、私にまで命が届いたのです。仮に1世代25年とすれば、1万年は400代です。狩猟を捨てたのは遥か彼方の話ではありません。
その後、農耕が始まり、今度は土地の奪い合いなど、幾多の争いもあったはずです。それらに勝ち残り、働き、かつ、かなりの幸運を併せ持っていた人。その子孫が私達なのです。
農耕は自分に向いていないとか、休日が雨の日では自分の予定が立てられないから辞めます、などと言う人は、生き残っていないはずなのです。
今年で4年目に入った所員は、随分やる気を見せています。初めの1、2年はどうなる事かと思いましたが、やはり石の上にも3年です。
自分が遺伝子によって受け継いだ、何らかの得意を掘り起こす。仕事探しとは、結局そんなものではないかと考えています。
ただしその発掘作業は、最低3年掛かるのです。
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■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』■■■ 7月8日(日)「匠」として出演しました