岸和田だんじり祭り

 昨日の台風17号は、日本列島を縦断。午前中に三陸沖へ抜けたようです。

 土曜、日曜はイベントがあり、ASJの岸和田スタジオに行っていました。その前を、だんじりの試験曳きが通りました。

 台風が最も近畿へ接近した昨日の昼過ぎ。

 雨であれ、風であれ、祭りの男たちには関係ありません。

 交差点をかなりのスピードで曲がる「やりまわし」。

 岸和田だんじりならではのハイライトです。

 屋根の上で舞っている人は、大工方と言います。彼らが踊る間は、直進。曲がるときに合図を送るのがその役割だそうです。いわば、指揮者なのです。

 考えてみれば数トンもあるだんじりに、ハンドルがついる訳ではなく、曳き綱をだけでコントロールするのが、簡単なはずがありません。方角は「山、海。大阪、和歌山」で表現するそうです。

 山→東、海→西。北→大阪、南→和歌山。

 なるほど、この街と限定すれば、そので暮らす人が聞けば、最も間違いがなさそうです。曲がり角手前で一旦待機。合図と共にスタートし、見事成功させました。

 時にはけが人が出る程で、緊張感が漂っていました。方角の表現も、間違えば大事故となりかねないからこそ、伝統が息づいているのでしょう。一度本番を観てみたいものです。

 常に危険と隣り合わせ。そんな緊迫感が、より生を強く感じ、人を熱狂させるのではないかと思います。

 経営コンサルタントの石原明氏は「一生懸命仕事をすれば成長し、より多くのお金が貰える。成果を出さないとお金を貰えなくなるのが資本主義社会の良い所」と発言していました。

 実社会では「わりまわし」のような場面はなかなか無いとも言えます。反対に、いつもそうだとも言えそうです。

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■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』■■■ 7月8日(日)「匠」として出演しました

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