仕事は好きの近くに

■■■オープンハウス開催■■■

 2月26日(日)午前10時~午後4時 「あちこちでお茶できる家」

 ※詳細は後日お知らせします

 先週金曜日、京都大学も秋入学に前向きというニュースがありました。

 世界基準は秋なので、優秀な人材を集めたいというのが主な理由。東京大学は5年後をめどに実現すると言っています。

 反対意見、理由も色々あります。高校生でも大学生でもない「中ぶらりん」の期間をどうするかというものには異論があります。

 推進派は、インターンシップにあてる、海外を見て回るなどを提案していますが、勿論賛成です。

 裕福な家庭はインターンシップもできるが、機会の少ない地方、余裕のない家庭はどうするのか、というのが反対理由。しかし、それら全て含めて、人生、仕事だったはずです。自分で切り開いていくしかありません。

 何より、仕事を始める前に一旦エスカレーターを下り、自分が何者かを見つめ直す時間は、絶対あったほうが良いと思うのです。

 秋入学を大学だけでなく、小学校から全部変える案もあるかもしれません。サクラサク、春の入学は季節感があり、良いものではありますが。

 アトリエの打合せスペースには模型を展示しています。

 これらは出来の良いもので、いわば一軍です。

 計画当初、模型は1/100くらいのものから創り始めます。

 最終形に至るまで、多く試作があります。

 模型は増える一方で、採用されなかったものは破棄せざる得ません。

 しかし、計画中のもの、手を入れている最中のものは、私の机の上に並んでいます。

 この模型に、人並みなら興味を示しているのが甥っ子です。

 長男と1つ違いで、4月から小学生。

 彼は年始に受験をしていました。両親、祖父母の心配をよそに、見事合格。

 直前にはその勉強もあり、色々と我慢していたようです。試験が終わったら、したい事に「家の模型作り」を上げていました。早速、材料の端材をあげました。

 これは長男作ですが、こんなのを作っては壊ししているのです。

 先日、オープンデスクに来ていた若者がいました。よく話を聞いてみると「本当は音楽の仕事がしたい」と。

 そんな時「そろそろ現実を見ないと」とは言いません。

 本当にやりたいのなら、どんな事情があるにしろ、何らかの行動を起こすべきです。

 一切気遣いは無用なので、オープンデスクを打ち切って、自分のやりたい事をすればいいのではと伝えました。

 打合せ中、背後から目線感じた時。甥っ子がのぞいています。クライアントは驚きますが、説明すると勿論笑って理解してしてくれます。

 長男とも、3年生になったら手伝いに来てと言ってあるのです。しっかり学べ甥っ子よ、という感じです。

 得意は好きの近くにある

 この言葉を聞いたとき、何か力がみなぎる気がします。出来るだけ多くの若者に伝えたいと思ていいます。

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