「城の崎にて」は、志賀直哉。
「暗夜行路」と共に 読んだのは中学生の頃だったか。残念ながら、内容は忘れてしまいました。
久しぶりに温泉でもと、城崎を訪ねました。
昨日は雨でしたが、出来れば雪景色を見たかったものです。
やはり、古湯には古湯の情緒があります。
温泉目的では子供が喜ばず、メインは城崎マリンワールド。
人出が少なかったこともありますが、距離の近い水族館でした。
海岸沿いに建ち、ロケーションは最高です。ショーの行われるプールの後ろに、何もなければ尚良いと思うのは職業柄か。
他にも、なかなか好感のもてる水族館でした。
魚のエサやりも、距離が近い。
というか、手をかまれています。
ペンギンの散歩も一緒に散歩。
一番喜んでいたのが、アジの釣り堀。
いつも自然の中へ連れて行っているのに、ここで釣らなくてもいいだろうと主張したのですが、結局やるはめに。
1竿650円で、糸が切れるまで。徐々に糸が溶けていくようです。
で、釣ったすぐそばで、1匹50円で揚げてくれるのです。
魚が苦手の長男も、喜んで食べたので、それはそれで良かったのか。
イケスの中には、もの凄い数のアジが泳いでおり、誰が釣っても釣れます。
私からすると面白くないが、子供にとっては面白い。この違いはどこから来るのか。
安楽は充実を生まないという鉄則があります。
子供は、あれだけ居ても釣れるという確信が無いのかもしれません。そう考えると成功体験が、充実のハードルを上げていくのでしょう。
長男が「サンタは母さんなのか」と言い出しました。また、この日記を学校のパソコンクラブとやらで読んでいる時もあります。
成長するにつれ、夢を簡単に与えることが出来なくなって行きます。そもそも夢など与えて来たのか……
「お金では買えない価値がある」というCMがありました。夢だけは、買い与えたり、他人が押しつけることが出来ません。
自らが夢と希望をもち、子供に、社員に夢を持って貰えるような大人でありたい。
そんな事を思い、願う、クリスマスイブの夜。