6月に入って2日目。雨は降ったり止んだり。
子供達も家の中で遊ぶ機会が増えます。この時期、特に縁側の有難味を感じます。
我が家は築38年の木造住宅。庭に面して、2.7m×0.9m の縁側があります。
縁側から、雨に濡れる草木を見るのは、この季節ならではの楽しみ。
長男は何故か踊りながら……
どうも学校では「おちょけ」で通っているようで、ふざけたり、踊ったりで人を笑わせるのが好きなのです。
私達にはあまり無い要素で、一体誰に似たのかと思ったり。
縁側には25cm程の隙間があり、子供達はこぞってここに入ります。
お隣の子供も来ると、総勢4人。
障子を閉め、ひしめき合って遊んでいるらしく、その結果は必然です。
誰かがのぞいていると、それを取り合い、更に穴は広がる一方。
長嶋茂雄は国民的スターですから、家は田園調布にある豪邸です。
子供が小さい頃、壁は落書きだらけで、それを叱ったことがないと聞きました。
のびのびと育てるのも大事、躾も大事。どちらかが正しという答えはありません。
確か長嶋家には3人のお子さんがいます。うち2人はテレビ関係の仕事をしているので、私達も知っています。自由な子育ての結果と言えば叱られますが、それを知る事が出来るのは、稀有なケースかもしれません。
お子さん2人を見て、それもふまえ「障子を破らないように!」とは言いますが、あまり叱らないようにしました。
建築に関わるものとして、物を大切に、良い空間を良い状態で保って欲しいといく気持ちはあります。
しかし小さい頃は誰も、すきま、端っこ、秘密基地、そんな所が好きなものです。その楽しみを奪うのはどうかと思いますし、家の中にそんなところは必要だと思っているのです。
eferrer”>アトリエmの現場日記