ハイラックスサーフ

 1991年の春、20歳の時に車の免許をとりました。初めて乗った車は、父からのお下がりで、トヨタ・カムリでした。

 世はバブル景気真っ只中。実家のガラス屋も順調で、新車を買って貰うことに。甘えに甘えきっていたのです。

 「どんな車を」となった時、海、スキーを考え、四駆が良いなと。三菱パジェロと悩み、決めたのがトヨタ・ハイラックスサーフ。1991年12月の事でした。私にとっての初代サーフです。

 すぐスキー部の合宿地、北海道へフェリーで行きました。

 冬はスキー板、春夏秋はボートを載せ、山、海、湖、どこへでも。

 2003年の5月。友人と釣りに行こうと家をでると、ボンネットの前部から「ボンッ!」という大きな音。

 白煙が上がり、止まってしまったのです。11年で11万キロを走っていました。

 ディーラーに連絡すると、5千円で引き取られて行ったのです。

 すぐに車を探し、考えた末再びサーフに。

 改めて、この車が好きだと分かったのです。

 2代目サーフがやってきたのがその年の6月。今度はシルバーにしました。

 早速キャリアーを付けて海へ。

 33歳を目の前にして、恥ずかしながら初めて車を買ったのです。

 雪道の時も。

 思わぬ場面に出くわした時も。

 甥っ子を連れた時も。

 若干切れ上がっているフロントライトも、大きなタイヤも。全てが好きだったことに今気づきます。

 しかし、乗り換えることにしました。

 走行距離は12万5千キロ。それでも30万円で引き取られて行きました。

 次にやってくるのはサーフではありません。北米での販売は続くもの、日本では一昨年に終了したのです。

 先週の旅行は、最後の時間という気持ちでした。

 今は新しくやって来た車のことより、20年を一緒に過ごしたサーフとの思い出に浸りたい気分です。

 私のサーフは、今はどこを走っているのか。

 北国なのか、ロシアなのか、中東なのか。

 さらば、愛しのハイラックスサーフよ。

ハイラックスサーフ(Hilux Surf)は、トヨタ自動車のSUV型の自動車である。設計は日野自動車主導で、開発と生産は日野とトヨタの共同となる。北米などへは「4Runner」(フォーランナー)という名称で輸出されている。
初代 1983年10月米国にて販売開始。フロントキャブ屋根上にはチルト式のサンルーフが付き、ハードトップとサンルーフを外すと、オープン・エアを楽しめるオープンカーにもなる、多用途レジャー仕様だった。
1984年5月、日本国内で販売開始。日本国内では、屋根を取り外しての公道走行は運輸省の認可が降りなかったが、着脱は可能な構造になっている。全車4ナンバーのライトバン扱いとなった。
2代目 (1989年-1995年) 1989年5月 フルモデルチェンジ。 日本国内向けのエンジンは、5ナンバーのワゴンが従来型と同じ3Y-E型ガソリン2.0L・97馬力と2L-T型ディーゼルターボ2.4L・94馬力、4ナンバーのバンは3L型ディーゼル2.8L・91馬力を設定。
1990年8月 一部変更。性能でテラノに一歩遅れをとっていたことで、輸出用と同じ、V型6気筒ガソリン3.0Lの3VZ-E型を追加設定。ハイラックスサーフ初の3ナンバーとなる。
3代目 N180系(1995年-2002年)
2.7 スポーツランナー1995年12月登場。パワーウインドウとドロップゲートの組み合わせで使い勝手が悪く、日本国内からは改善要求の多かったバックドアは、窓部も一体の跳ね上げ式に変更されたが、ウインドウガラスが電動で上下できる機能は残された。1998年8月 マイナーチェンジ。
4代目ハイラックスサーフ (前期型、2002年10月 – 2005年7月)2005年7月マイナーチェンジ。
 2009年8月7日公式サイトからの記載がなくなり、国内販売が終了した。この結果日本国内でハイラックスの名は完全に消え、41年の歴史に幕を閉じた。
Wikipediaより

「ハイラックスサーフ」への4件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    1992年12月、北大雪スキー場にて初代サーフの運転席から寺尾聡専用と見受けられるサングラスを装着された守谷さんのお姿を今も時々思い出しては楽しませて頂いております。ありがとうございます、

  2. SECRET: 0
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    > モンリーオンリー君 

    これはfromハワイだな。92年の北大雪は一番楽しかった合宿の一つ。本当に懐かしいね。

    ただ、あのサングラスは、寺尾聡専用でなくマッカーサー元帥モデルなのです。

  3. SECRET: 1
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    ダンナ、初代・二代目のサーフにはお世話になりっぱなしでした!スキーに釣りにキャンプに、本当に大活躍でしたね。ゆるゆるのお手製キャリアーにLOWのでっかいアルミボートを積んで七色ダムに毎週末遠征していたころを思い出します。次はどんなタフガイをお求めになられましたか?

  4. SECRET: 0
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    >ボルト・ナッツ1号さん このネーミング今でもとても気に入っているので機会があれば是非使いたいとおもってるんです。日記の写真も、北大雪の関学タケハラを交えたトリプルサングラスでいこうと思っていたのですが、見つかりませんでした。残念です。これからヘビーユーズさせて頂くのは、深緑の発見3。彼がとてつもない大飯喰らいで……とても愛しいんです。

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