日曜日は、東京で打合せがありました。
行きの新幹線からは、富士山のが完全な姿が。
2世帯住宅の設計は、最終段階に入りました。昼からの打合せを終え、その日の夜はホテル泊。
今日は朝から所轄の官庁廻り。それが終わると、街を見て廻ります。
最後が上野付近だったので、今回は西郷隆盛像からスタートです。
小さい頃、パンダを見に来て以来だと思います。
西郷さんは以外に小さいんだな、という印象でした。
夕方にさしかかっていたので、前川國男の東京文化会館はフォルムのみ。
それでも前川らしいと分かります。
月曜日だったので、安藤忠雄が保存、再生した国際子供図書館は休館日でした。
その他、コルビュジエの西洋美術館も休館。
一番楽しみにしていた、谷口吉生の国立博物館の法隆寺宝物館にも入れず。
入れないとなると余計に見たくるもので、塀によじ登って1枚だけ。
しかし残念です。
本郷は東京大学のある街。中に入って来ました。
一番感激したのが、安田講堂。内田祥三の設計でした。
学生運動によってよって占拠され、機動隊が強制排除している場面は、何度も映像で見ました。
すぐそばには、槇文彦の法学系教育棟、安藤忠雄の福武ホールがありました。
2人の作品が並んでいるのは、東大構内だからこそでしょう。
2つの建物を行き過ぎると、赤門がありました。
東大と言えば赤門です。門の前で高1くらいの女の子が、自分を入れて一人で写真を撮っていました。
高校生の頃、先生が「自分の行きたい大学を実際に見に行って来なさい」と言っていました。
明確な目標がなかった私は「なぜわざわざ」と思っていましたが、今なら理解できます。
本当にそこに行きたいなら、その姿を明確にイメージできるほうが、圧倒的に良いからです。彼女は数年先、ここに来るのでしょうか。
人事ではありません。受験勉強では大した結果が残せなかった私ですかから、今は明確な夢を持って、日々精進です。