出物

 家の近くに出物ヤという店があります。今風に言えばリサイクルショップですが、そんな呼び名は似合いません。

 朝の10時半頃に店は開きますが、アバウトな感じです。

 外観は閉鎖的ですが、入ってしまえば魅力的な空間です。

 一輪車、何かの剥製、壷、電動ドリル、スピーカー、釣竿、ミュージックテープと何の規則性もなく、並んでいます。

 たまに入るのですが、もう少しで怪しいギターに手を出すところでした。誘惑も一杯なのです。

 時代はエコロジー(生態学、環境)ですが、何でも大切に使うことならすぐ出来ます。出物ヤは素晴らしいのです。

 現在ならオークション等、需要を感じますが、20年前ならエコノミー(経済)一辺倒。よく生き残っているなと思います。余計なお世話ですが。

 略せば共にエコ。少し調べてみると共通点が出てきました。いくつかのサイトをまとめると、エコロジーとエコノミーはギリシャ語の「oikos(オイコス)」が語源とありました。

 「オイコス」は家、氏族などを意味し、管理を意味する「ノミア」とつけると、暮らしを合理的に営むからエコノミー。論理を表す「ロゴス」をつけると、それらを成立させる論理から
エコロジーとなったのです。

 どちらも家、家族が基本でした。最善は近いところにありそうです。

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