細く、狭い

 昨日は京都に行っていました。

 四条河原町界隈でも、路地をのぞくと静かなものです。

 料亭の軒下に有るあの細工物。前から気になっていたので調べました。

 犬矢来(いぬやらい)とか犬防ぎと呼ばれるようです。雨だれの跳ねや、犬猫の糞尿から建物を守るものでした。

 奥にある馬のから守る、駒寄せから発展したという説や、壁際での盗み聞きを防ぐ為という記述もありました。

 小走りで行く芸妓さん。

 街並み、人。誰に拘束される訳でないものが、街の風情をかもし出します。

 それらは細く、狭いほどよいのです。

 朝、庭先を見ると梅の花が咲いていました。

 今日は立春です。

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