Spoon cafe へ

 昨日は、宝塚の中山寺へ腹帯を返しに行ってきました。

 娘の出産から、もうすぐ2年。生まれてすぐ入院したこともあり、すっかり遅くなってしまいました。現在、とても元気に暮らしているので、これも中山寺のおかげ。感謝の気持ち込めて奉納してきました。

 昼時になったので、久し振りに門戸厄神駅前のSpoon cafeへ。

 何年ぶりか覚えていないくらい久し振りです。

 エントランスの扉こそ替わりましたが、ほぼ当時のままで営業しています。

 私が始めて設計した商業建築なのです。

 壁も年輪を感じさる、いい色になっていました。

 子供には、ハンバーグセットを。

 「物凄っい美味しい」と、モリモリ食べました。

 手作りのケーキも300円くらいで、モンブランが素晴らしかったです。

 私は、ずっと一番気に入っているアボガドバーガーを。840円だったと思います。

 とろけるようなアボガドと、手作りのパテがびっくりするくらい美味しいのです。

 普通のハンバーガーとは、全く次元の違う美味しさを保証します。

 私が言うのもどうかとは思うのですが。

 当時、このお店のチーフだった後輩が、改装計画に声を掛けてくれました。私が27歳、彼が25歳でした。
 
 リニューアルオープンが1998年の冬だったので、11年前のことです。

 壁にイスがあたって汚れていたり、洗面の水栓がちょっと痛んでいたりしますが、空間は成熟が進んでいると感じます。

 後輩も居たのですが、仕事中なので少し話しました。「この間、アイルランド人のお客さんが、自分の国の店に似ている。ナイス!って言ってくれましたよ」と。

 店舗の内装はもって5年という中で、ほぼ原型通りで営業を続けていけるのは、皆に愛されている以外に理由はありません。

 お客さんの支持がなければ、すぐに変わってしましますし、お店側にも愛情がなければ、こういう成熟は進まないのです。
 

 費用は本当に無かったので、アプローチには現場用足場板を敷きました。この柔らかい、安い木が、10年を超える足跡を感じさせるのです。

 最後に、今日はクリスマス・イブです。全ての人にとって素晴らしい夜となるよう、メーリー・クリスマス!

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