極意とは‐1185‐

 7月も中旬に入りました。

 今晩、台風が四国に上陸するようですが、これが過ぎれば梅雨明けでしょうか。

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 梅田を通りましたが、阪神百貨店の解体が、ほぼ終ったようです。

 空が大きくなり、なんとも気分がいい。地価の高い梅田で、そのような事は適わないでしょうが。

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 間もなくの夏休みなで、学校で飼うザリガニを引き取って来たようです。

 長男かと思ったら、下の娘とのこと。相談なしに持って帰ってくるところが、下の子らしいと感じます。

 近くを通るだけで威嚇してくるのは、学校でいじられ過ぎたのでしょう。

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 最近、兄妹で良くバトミントンをしています。

 長男は瞬発力があるので、将来テニスはどうだろうと思っていました。バトミントンもいいかなと、ラケットを与えました。

 もしスポーツを難易度順に並べるなら、1番がテニス、次がアルペンスキーと聞きました。かなり前で、出所の裏づけはありませんが、真実味のある話です。

 錦織圭がトップ5に入り、初めて本格的にテニスの試合を見たのですが、テニス程、肉体的、精神的、技術的に難しいスポーツはないかもしれません。

 先日のウィンブルドンを制したのはノバク・ジョコビッチ。1年以上世界一をキープする王者です。

 少し前のNHKで、錦織圭を特集していました。その中で、ジョコビッチは彼をライバルと認めた上で、こう言いました。

 世界のトップでの戦いは、別次元のものだ。

 番組の切り口は、以下のようなものでした。

 新コーチにマイケル・チャンを向かえ、ベースラインでのラリーに活路を見出した錦織は、昨年の全米OPの準決勝、ジョコビッチを退けた。

 決勝で敗れたもの四大大会で初の準優勝。ジョコビッチから、ライバルと認められる。

 その後、プレースタイルを研究したジョコビッチは、錦織が前にでて来た際に打ち難いよう、高い打点から大きく弾むボールを打ち、錦織のミスを誘う。

 また、一般的には俊敏な錦織を、ラリーで振り回したいところだが、できるだけセンターにボールを集め、錦織のやりやすいように誘導。
 
 振り回すと、錦織も角度のあるショットを打てる為だが、油断が出た瞬間にドロップショット。天を仰ぐ錦織。勝利はジョコビッチに。

 まとめるとこの様な内容でした。

 ジョコビッチの身長188cm、錦織178cmと公表されています。並んだ映像を見ると、もう少し差があるかもしれません。縦に回転を与え、弾むボールははやり錦織には不利です。

 しかしそれより、戦術、布石、落とし穴と、まるでチェスか将棋を打っているような試合運びに、幾分ぞっとしたのです。

 極意とは、平常時における非常心。非常時おける平常心。

 武道家、堀辺正史の言葉です。

 「負けるが価値」と書きましたが、大切なのはその後です。どれ程の危機感を持ち、研究、トレーニングに打ち込んだのか。

 極意とまで言わずとも、多少こつのようなものが分ったつもりでいました。

 しかし、目指すならやはり世界のトップです。日常をもっと大切にしなければ。

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