ナツのおわり

 今年はじめて、私の一番すきなトコロに行ってきました。
 
敦賀半島にある小さな漁村なのですが、水は深く澄んだブルーで、小さな浜には細やかな白い砂、両脇の岬は濃い緑で覆われています。小さなころからずっと行っているのですが、本当に自然が美しいのです。

 夏休みにはいった頃から、お盆の次の週くらいまでは、海水浴の人たちで賑わいますが、そのあとはもとの静かな漁村に戻ります。海水の温度は気温の1ヶ月おくれでピークを迎えるので、9月の快晴の日は泳ぐのにも最適で大きな海を独り占めしている気分になれるのです。

 早起きして船で沖へでて釣りをする。暑くなってくると少し磯で泳いで、昼前には浜に帰り料理を始める。今日の釣果をアテに、ゆっくり魚を食べながら仲間とお酒を飲む。少し昼寝をしていると涼しい風が吹き出してきて目が覚める。そろそろという感じで片付けを始める。

 それが終わると、水浴びをして一息つく。海を見ながら夕涼みをしていると、沖には漁火が灯りだす。「イカ釣りの船かな?」なんて会話をしていると、突然「やっぱり海っていいなア~」なんて感嘆のことばを口にするのです。

 帰りは、暮れて行く海を眺めながら、お気に入りの音楽を聴きながらの運転。今年は「ケツメイシ」かな。

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