餅屋は餅屋‐1173‐

 九州が梅雨入りかと思っていたら、西日本も梅雨入り。今日は良い天気でしたが、明日からは雨のようです。

 4月末に撮影した「滋賀の家」の竣工写真が届きました。

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 元、山城だった大きな敷地に母屋を残し新居は建っています。

 母屋の縁側は南西を向いていました。

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 南西向きの開口は、これからの季節、西日が辛いのです。

 そこで、新居は真南に向き、かつ母屋と同じ角度の壁も作りました。

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 南西面には出来るだけ開口を設けず、設けた場合は窓位置を壁の中に沈めました。

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 夕景でみると、窓が奥まっているのが分りやすいのですが、ここにテレビが埋めこまれているのです。

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 そうすることで、ほぼ西からの直射は防ぐことができます。

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 エントランスを右に曲がるとLDK。

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 キッチンは真南に向きますが、リビングエリアはヘの字に曲がっています。

 この部分も、西日を遮ってくれるのです。

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 キッチンから南の庭を望みます。

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 見返すと、吹き抜けを介してつながる寝室の小窓が見えます。

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 吹抜けの上にはセカンドリビング。

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 北向きの開口は光の入りすぎがありません。

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 庭にはドッグランがあります。

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 同じく犬を飼う友人が集った際、自由に遊べる需要なスペースです。

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 犬好きにとって、外と中の区別はそれほど無いようですが。

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 庭に張り出したサンルームは、庭に開放しお茶をするエリアですが、奥には、ブラッシングスペースもあります。

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 1階にある仏間。床柱は、旧宅から転用しました。

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 寝室は中央にあるウォークインクローゼットを介してつながります。


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 2階の子供部屋は、淡いグレーの壁に、白っぽいフローリング。

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 こちらは濃いフローリングにブラックの壁。


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 撮影には、奥さん、お子さん、そして愛犬にも協力して貰いました。

 ご主人にも参加して貰ったカットもあったのですが、皆さんの顔がしっかり映りすぎてNG。

 これだけが少し残念でしたが、奥さんからメールが届きました。

昨日、竣工写真が届きました。とても良い写真で感激しております。
さすが、プロの写真家の撮ってくださった写真はちがいますね!
とてもいい記念にもなり喜んでおります。

お天気にも恵まれて夕景のショットもとても美しいですね。
また、ホームページのWORKS楽しみにしています。

 撮影当日も本当に良い天気に恵まれました。

 私もプロ仕様のカメラを持っていますが、はやりプロの仕事はプロの仕事です。

 高度情報化社会になり、知識や、経験が、尊重されない時代に見えます。しかし、本当に大切なことは教えられないと思っています。

 その一歩手前までは教えられても、最後の壁は、自分が失敗したり、成功したりしながら越えるものだと思います。

 これにはかなりの時間が掛り、仕事として経験する以外に方法がないのです。

 写真家の平井さんは、飄々とした人ですが、今回も結果を出してくれました。餅屋は餅屋です。

 餅屋がほぼない中、このことわざが死語にならないよう、全ての職業人は、プロの仕事をしなければなりません。

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