自然の中で

 先週末の、6/6も奈良県の池原ダムに行っていました。

 休日、湖に浮かんでいると、いろいろなことを考えます。

 ダム湖は、全くの手付かずの自然と言うわけではありません。路ができ、人が住み、治水の必要性、、電気の需要が出来て、水源、発電の資源として、人の手によってダム湖ができます。現在は水力発電の持つ意味も大きく変わりつつありますが、そこから、我々は恩恵を受けていることは間違いないと思います。

 僕が小学生のころ、夢中で読んだ漫画に、矢口高雄さんの「釣りキチ三平」がありました。

 釣り好きの少年「三平」が、いろいろな釣りを通して、人と知り合ったり、自然を通して成長してゆく話でした。

 作者、矢口高雄さんの生まれ故郷の秋田がモチーフだったのだと思いますが、滝のある渓流や、朝もやのかかる神秘的な湖に、わくわくしながらページをめくったものでした。

 今でも、朝もやの中にボートを出す時は、「釣りキチ三平」を読んでいた頃と、全く同じ気持ちになります。

 私の感じていることは、自分も自然の一部なんだな、ということ。大きな意味では、建築もそうだと考えています。そういう気持ちで建築を設計して行きたいと思っています。

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