明石の太刀魚

 独身の時は、休みの8割方は海か湖へ行っていました。

 最近は随分減りましたが、日曜日は父と釣りへ。

 早朝に岸和田の港を出て、大阪湾を横切り明石大橋を目指します。

 「淡路島夢舞台」が左手に見えて来ました。

 関西国際空港の為に土砂を採取した跡地に木々を植え、作られた施設です。

 安藤忠雄の設計で、大きな花壇の連続する「百段苑」は海から見ても美しいもの。

 明石大橋の柱脚で、挨拶代わりにガシラを一匹。

 この日の本命は太刀魚。この時期になると、大阪湾の奥深くまで廻りだします。

 餌はスーパーで買ったイワシ。

 私は三匹だけ釣れました。一番大きいのは90cmくらいで納得のサイズです。

 他の魚と比べても、釣れてすぐの太刀魚は、特別キラキラと美しいものです。

 まさに怪しい太刀の輝き。

 その歯は鋭く尖っています。太刀魚の生態はまだ未知の部分があります。水中で立って泳ぐのでタチウオと呼ばれたとも。

 その泳ぐ姿をテレビで見たのですが、何千という太刀魚が垂直に立っている姿は、なんとも怪しいものでした。

 イワシが太刀魚に代わりました。塩焼きにしてレモンを絞れば最高のオツマミ。

 この時期は刺身も絶品です。

 身が柔らかめなので、一日置いた今日が食べ頃。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA