2月に入ってからも寒さの厳しい日が続きます。しかし、冬の快晴はとっても気持ちがいいのです。
建築確認申請のため、淀屋橋の大阪市役所へ行ってきました。
市役所の前は土佐堀川。このあたりは、今も水の都の面影が残っています。
建築確認申請を提出する際はいろいろな関係省庁をまわります。
今回は文化財の関係で担当の教育委員会へ。入り口脇のガラスケースに奈良時代の瓦がおいてありました。
貴重なものではないんでしょうか。
これは土佐堀川の上に建っている?浮いている?かきの土手鍋で有名な「かき広」。いつか、と思いながら入ったことはありません。
確かコースで¥8,000-くらいだったと思います。
中之島図書館を挟んで東にある中央公会堂は1918年(大正7年)に竣工。岡田信一郎の設計による名建築です。
中央公会堂は、岩本栄之助という株式仲買人が莫大な資金を寄付して、建設されました。商人の町大阪には元々”官に頼らず”という風土があったのです。
このあたりに来ると、設計事務所に勤めて1年目を思い出します。ある建築家を紹介してもらい、弟子入りしました。
建築法規もまだ勉強中の頃、確認申請の仕事を任されました。
役所へ確認申請の相談に行くと担当者には「もっと勉強してこい!」と、事務所にかえれば所長に「そんなことくらい自分で調べろ!!」と。
誰に相談することも出来ないので、まっすぐ事務所に帰る気になれず、あたりのベンチで缶コーヒーを飲みながらグダグダしていたことを思い出します。コートが必要な寒い季節でした・・・・・・
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守谷さんの日記は大阪の町の写真がよく出てくるので、とっても懐かしいです。
何を隠そう、ここの川沿いのベンチは私も思い出があります。
尚美さんと同じ会社に勤めていた頃、私は寝坊し、会議に遅刻確定の電車に乗ってしまいました。私がなかなか現れないので、尚美さんが心配し、電話をくれました。「あんた、今どこなん?」「土佐堀側沿いのベンチに座ってんねん。…どうせ遅刻やし、…もう行かへん。」
結構だだをこねたのですが、「いいから、おいで!うまく言ってあげるから」と尚美さんに説得され、重い腰を上げてしぶしぶ本社へ。結局、尚美さんが本部長に上手く言い訳してくれて、お咎め無しでした。
しっかり者の友に大感謝した思い出です。
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記憶を蘇らせるスイッチのようなものってありますよね。
音楽だったり、薫りだったり、街の風景だったり。
五感に直接うったえるものが多いような気がします。
それがたまたま、淀屋橋のベンチ・・・・・・。不思議なものですね。
そうですか、尚美が上手に言い訳してくれましたか。
そういえば私も彼女が、言葉を詰まらせたり、話しを止めて
表現を探しているようなところを見たことがありません。
そういうのが結構得意なのかもしれませんね。
家では食後のデザートの分け方が、いかに公正か
力説してたりしますので(笑)。