クリスマスは別世界へ

 12月24日のクリスマス・イブはあるお宅におじゃましていました。住宅を設計中のクライアントが、家族3人をホームパーティーに招いて下さったのです。お家のほうは来夏の竣工を目指しているので、設計はそろそろ最終段階に入りました。

 

 

 

 

 

 こちらのクライアントの女性、実はタレントさんなのです。ご主人は東京で働いておられるので、大阪には月に一、二度でしょうか。

 ご夫妻は、忙しい中たくさんのキャンドルと飾りつけで私達を迎えてくれました。その演出で私達は一気に別世界へ。

 料理研究家でもある奥様が料理をつくり、ご主人がサーブしてくれます。合間を見ては子供をあやしてくれ、オーディオからはクリスマス用にセレクトされた音楽が流れてきます。そしてそのCDは私達にプレゼントされ・・・・・・。

 もう至れり尽せりで、妻もその心遣いに、いたく感動していました。

 

 

 

 

 テーブルの上には鳥肉、セロリ、チンゲンサイ、レンコン、生麩、湯葉と様々な食材を使った料理が次々と。

 皮も手作りの水餃子に最後はデザートのケーキまで。全てがとびきり美味しいのです。一切お世辞なしで。

 キャンドルのあかりの元で頂く食事は、まさにファンタジーの世界でした。

 

 

 

 

 最後には、私、妻、子供のそれぞれに、クリスマスプレゼントまで頂きました。またそれが、本当によく吟味されているのが伝わってくる品なのです。

 この日の夢のような出来事。普段、家族へのサービスが足りていない私にとっては、ご夫妻からの最高のプレゼントでした。

 楽しい時間は瞬く間に過ぎ、0時になったあたりでおいとましました。帰りのタクシーで「やっぱり、心を動かすのは心だけだな」とか言いながら私たちは感動に浸っていました。

 そうタクシーと言えば、この奥様の声。タクシーの運転手さんはもしかしたらよく耳にしているかも・・・・・・。

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