連休明けの月曜日、大阪はしっかり雨が降りました。
そのぶん、ゴールデンウィーク後半は天気に恵まれ、絶好の行楽日和でした。
私たちは、奈良の池原ダム近くのバンガローを取っていました。
いつもは夜に走る東熊野街道(169号線)も、昼に走ると新緑が目に痛いほどです。
少し余裕があると全く違う景色が見えてきます。
前回に続いて釣りですが、今回は多少趣きが違います。
家族の反対を押し切って、船を乗り換えた結果を出さなければなりません。
結果とは「楽しませる」と「釣らせる」です。
子供たちはスピード大好きなので、湖面を滑走するだけで喜んでいました。
むしろ、そっちの方が楽しいようですが。
長男と同船するのはいつ以来か。
受験、中学に入ってのクラブ活動と忙しく、3年振りくらいでしょうか。
今回は幸先よく、1尾を手にしてくれました。
「魚はお父さんの大事な友達なので」とずっと言ってきたので、リリースは丁寧です。
今回は家族に楽しんで貰う釣行です。
昼は早めに上がって、ぱぱっとパスタを作りました。ソースはレトルトですが。
夕方の部は、妻と長男。
妻と釣りをするのも、2005年に長男の生まれる前以来です。
ということは13、14年振り。
それまでは結構一緒に行っていたものです。
僅かの時間でしたが手早く2尾をキャッチ。
母親の面目躍如です。
夜は、家族3人を温泉に行かせ、本気モードで、最速、最善を尽くして食事の準備をしました。
たかが炭火焼、されど炭火焼です。
渾身の焼き鳥とステーキを、3人とも喜んで食べてくれました。
2日目の朝の部も、長男、娘と早起きして湖上にでました。
以前はそこまで熱心でなかった長男ですが、中学生になって色々なことの呑み込みが早くなった感じ。
今回の最大のサイズをキャッチ。全て自力で釣りあげました。
こうなってくると娘に釣らせなければ、ヘソを曲げてしまうパターンです。
多少裏技を使ってまずは1尾。
そしてもう1尾は、正真正銘、全て自分で釣りあげました。
これで最低限の任務は完了です。
船上で湯を沸かし、インスタントラーメンと、お父さん特性のチーズレタスサンドの昼食です。
娘はカップラーメンが辛すぎて嫌いなのですが、何とか食べられると分かったのがチキンラーメン。
安藤百福さんに感謝です。
反対に、長男はカレーヌードル大好き。これも日清とは、やっぱりすごいメーカーです。
バックウォーター(最上流部)での冒険アトラクションも忘れてはなりません。
オールを使っての急流下りも必須なのです。
サルなどが出てきてくれると、更に雰囲気は盛り上がります。
この時期は子ザルが多いので、出会える確率がぐっと上がるのです。
私は自然の中に居るのが好きだし、この大自然を子供に見せてやりたいと思っています。
また、深く自然と関われる釣りの楽しさも伝えたいとも思っています。
現地で話した、同年代の子供を持つ男性が「釣らせたいから、もっとこうしなさい、ああしなさいというと、最終的には一緒に来てくれなくなった」と言っていました。
よく分かります。
親とはそういうものです。
ビートたけしは、こんなことを言っていました。
子供ってのは、預かりものだと思わないと。
出来ているかどうかは別にして、この感覚もよく理解できます。子は自分の所有物ではないのです。
神様なのか、天からなのか、お預かりし、何とか世の役に立てる人にしてお返しする。
それが親としての究極の理想だと私も思います。
長男の身長が160cmになり、足のサイズは私を超えました。
中学2年生と言えば14歳になる歳です。大学で家をでるなら、一緒に暮らすのはあと5年弱。
預からせて貰う時間も、終盤に入りました。
力みすぎるでなく、達観するでなく、自分にできることをしたいと思うのです。
■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm
「回遊できる家」放映
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■『homify』6月29日に「回遊できる家」掲載
■『homify』6月2日に「イタウバハウス」掲載
■『houzz』5月28日の特集記事に「あちこちでお茶できる家」掲載