日本代表、ワールドカップ出場決定!

 昨晩、北朝鮮代表に勝って、日本が2006年サッカーワールドカップ、ドイツ大会への出場権を得ました。世界で1番早い決定です。
 
 前半は、やや重苦しいムードで、0対0で終了。後半開始と同時に前回の北朝鮮戦で、ゴールを決めた、ガンバ大阪の大黒選手が投入されてから、試合に動きが出てきました。後半28分に皆が待ち望んでいた先取点を柳沢選手が決めてくれました。終了間際には大黒選手がキーパーを振り切って駄目押しの1点。
 
 日本代表選、おめでとう!そして、ありがとう!

 本来は、この試合は北朝鮮の平壌で、アウェイの一戦となる予定でした。しかし、北朝鮮の前試合の平壌での対イラン戦の敗戦の後、観客が暴徒化したため、国際サッカー連盟は、ペナルティーとして第三国のタイでの無観客試合を命じました。日本は敵地で戦わなくて良いので、もちろんマイナス要素は無いと思いますが、結果的に、北朝鮮にとっても良かったのでは無いかなと思います。
 
 思想や言論に制限のある北朝鮮で、本当の意味でのスポーツ観戦は難しいと思います。国際試合の真剣勝負ですから、自国を無心に応援するのは当たり前ですが、やはり根本には、どこかの部分で(往々にして試合後)、対戦相手に対するリスペクトは必要だと思うのです。そんな話は理想論すぎるでしょうか?

 しかし、でなければ、スポーツの形を借りた戦争になってしまいます。 (以前のフォークランド紛争後のイギリス対アルゼンチンのように、そういう側面が無いとは言えませんが)

 平壌で日本が勝って、暴動がおきて北朝鮮が国際舞台から締め出されるというシナリオは十分あったと思えるのです。今までの、かの国の行動を見ていると、やむなしという所ですが、
せめてスポーツは、政治とは無関係な純粋な戦いであって欲しいと願います。

 買った喜びが一番だったのですが、試合終了間際に、ラフプレイで一発退場になった北朝鮮の選手の、いろんな重石を背負っているであろう、翳りのある表情を見ていると、少しだけ寂しい気持ちになり、そんな事を思いました。

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