六月の楽しみ

 

 

 

 

 政府は「クール・ビズ」という標語を作りネクタイ無しの軽装を推進しているようで、定着すれば、かなりの経済効果が上がると試算しています。

 政府の作った標語としてはかなりカッコイイと思いますが、日本にはもともと、陰暦六月は酷暑につき、少々服装が乱れても構わないという意味で、「六月無礼」という言葉があるんだから、合わせてアピールすればもっと良いんじゃないかとも思います。

 

 

 

 

 丁度、スタートは六月一日のようですし、ときには、温故知新で。
現在の暦の六月の楽しみはといえば、ささやかなもので、まずはアジサイでしょうか。もう咲き始めていました。

 

 

 

 

 私は、もうひとつに、ビワを入れようかなと思います。昨年亡くなった岡山の祖父は、この時期になると、裏山で採れたビワを大量に送ってくれました。

 洋果物より、甘さ、実の大きさとも、断然控えめで、なんとも奥ゆかしい日本的な果物と言えるでしょう。むき難い皮をむき、手をベトベトにしながら、あの小さい実を食べるのですから、種と果肉の比率にいたっては文句の一つも言いたくなります。本当はよっぽど好きなのかもしれません。

 日本人は、食べ難いものを、手間を掛けて食べることに、価値を感じる所が有るような気がします。それとも私だけでしょうか?食べ難いものやグロテスクなものが美味しいというのは、自然界の鉄則でもありますが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA