「欧風カレー工房 チロル」 のその後

 一昨日に、5/16の日記に書いた、”チロル”店主の近山氏から電話がありました。写真撮影をしたいので、落ち着いたら連絡下さいと、頼んでおいたからです。

 「やっと落ち着いて来たンで、撮影いいよ」

 「じゃあ、近いうちに寄せてもらうワ」

 「お客さんからの評判も、いいヨ。入り易くなったとか、かわいいとか、言ってくれる」

 こんな言葉を聞くとが出来た時は、建築家冥利に尽きます。

 「昼食との夕食の間の中間の時間帯に活気が出て来たンで、昨年の同じ時期より、 大分 お客さんも増えたと思う」

 「じゃあ、まずは目標達成やね。良かった、よかった!何より、なにより!」

 店舗の設計は、“結果が全て”で“長く愛される”ことが最重要と考えているので、本当の答えはずっと先に出ます。しかし、まずはクライアントの真剣な思いに、何とか応えることができたかな、と一安心です。

 多くの人が利用する空間を設計するのは、スリルがあります。支持されるのか、支持されないのか、答えはハッキリ出ます。自分が思い悩んで考えた空間に、様々な人が入ってくれる訳ですから、そのダイナミズムこそが建築設計の最大の魅力だと言えるかもしれません。

 いずれは、美術館のひとつでも設計してみて、より多くの人々に判断を仰いでみたい・・・・・・。

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