一瞬の夏‐1079‐

 ワールドカップが幕を閉じました。

 1ヶ月に及ぶ戦いの末、200を超える国と地域の頂点に立ったのはドイツ。ネイマール負傷、ゲルマン魂、勝てなかった日本。キワードはいくつもあります。

 強いものが勝つのではない、勝ったものが強いのだ

 1974年大会で西ドイツを優勝に導いた、ベッケンバウワーのこの言葉。

 ドイツが大舞台でこれ程結果を出してきたのには、ゲルマン魂と言われる強い精神性抜きには、説明がつかない気がします。結果論でしかありませんが。

 事務所のある平野には、だんじり祭りがあります。

 岸和田が有名ですが、府下2番目と言われる規模。多くの若者が、夏の入り口に、その若さを爆発させます。

 沢木耕太郎が、プロボクサー・カシアス内藤を描いたノンフィクションが「一瞬の夏」。

 混血の天才ボクサーのカムバックに、沢木自身もプロモーターとして関わります。しかし目標の東洋タイイトル獲得はなりませんでした。

 ワールドカップなら、4年間の積み上げて来たものを、3試合、最大でも7試合で出し切らなければなりません。まさに一瞬の夏。

 今を人生における夏とするなら、後悔の無いよう生きなければと思います。

 夏は、いつも短く、儚いものですから。

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